オーディション結果の不満が顧問への疑惑に変わり、
そしてとうとう吹奏楽部に黄巾の乱が起きちゃいました。
黄巾の乱の首謀者吉川っちが麗奈に襲いかかりますが、
夏紀様がそれを止めようとします。しかし見事返り討ちに。
ソロパートをだれがやろうと心底どうでもいいとおっしゃるはるか嬢。
しかし、大会の高みを目指す彼女にとって、部の状況は芳しくありません。
吉川が求めているのは香織がソロパートを担当すること。
しかし、肝心の香織自身は昨年のようなごたごたは御免と、
自らの気持ちを正直に表わさずフォアザ吹奏楽部に徹しようと
しています。
それを慮って吉川が黄巾の乱を起こし、結果的に部内が
メチャメチャになっているにも関わらずです。
香織さんは、ちょっと頭が悪いのかもしれません。
そこで、副部長のあすかは香織に対し、
納得のいく理由を得るべきだと焚きつけたのだと思います。
時を同じくして部長の晴香も動き出します。
和を以て貴しとなすという十七条憲法の遵守を規範としているような
晴香は、オーディション結果に不満がある者の意思表示を求めます。
それを滝先生に伝えるという、ちょっとそれずれてない?といった
策ですが、揉め事を好まず強権の発動も出来ない部長にとっては、
精一杯の対策なのでしょう。
その場面に偶然滝が出くわしたのがラッキーでした。
音楽指導以外は無能な指導者滝に対して、
異論の出ない評価方法を採るべきだと示唆します。
そして、彼は希望者に対し公開での再オーディション実施を告知します。
ここで、重要なのは、黄巾の乱の対象がトランペットのソロパートの人選
についてであり、その他のオーディション結果に関してはその埒外である
ということです。
すなわち、吉川だけが騒いだことにより、
再オーディションの目的は既にオーディション全体ではなく
香織と麗奈のソロパートを賭けた再オーディションにすり替えられているのです。
たとえ他の者が自分の結果に不満を持っていたとしても、
もはやそれを言い出すことが出来ない空気が作られています。
ひょっとすると、これら全ての事態打開に向けた動きは、
あすか嬢が晴香と松本に働きかけをおこなったからなのかもしれません。
そんな計略を思わせるあすか嬢のほくそ笑みで
次の演奏に続きました。
も~。あすかちゃんの腹黒さ大好き。
あ~第10話は夏紀様回だったのに、何も触れられなかった。
夏紀様については後日たっぷりと・・・・。
今回は、夏紀様だけでなく、麗奈、久美子、吉川っちもメッチャ動いています。
皆様も何度も繰り返しご覧になり、その動きをお楽しみください。