2009/08/28 | ダダ散文

2009/08/28

月を切り抜いて、



切り抜きたいと思ったのさ

そしたら太陽だけとなり

沈んだ後は外灯だけで

随分私たちは空気に身体を委ねられると思うが


切り抜いたお月様は私はいらない

刃物みたいに私を串刺しにするから

その射る光で


ほんなら私はと言えば


どろどろ溶けゆく夕陽

あれの中へ入って

溶けて

私の身体は燃えて溶けて


最後は

線香花火のように
地面にぽつりと


それが希望さ

そんな夢想しながら

ぽつぽつ歩き


右上に月は街を照らしていた