あぁ美容院
過去の日記から。
まぁたエロいハナシ。そんなんばっか。
24時間TVの放送日だった土曜日の昼。
行きつけのその美容院は系列局から程近い距離にあることから、社長の意向で毎年協賛として番組に参加しているそうで、入ってみると全員色違いのTシャツ姿。
何だか、らしくないような微笑ましいようなその光景。
そこそこ混んでいて、その日は諸事情により今までカットしてもらったことのない女性が担当についてくれた。
名前を覚えててくれたのかメンバーズカードを見ただけなのか不明ながらも愛想よく話しかけてくれて、クロスの暑さに悶えて大汗かきながらも快適に時間を過ごすことが出来た。
エロくないなぁ、エロくないねぇ。 お話しはこっから。
その女性は結構胸が大きい人だった。
24時間TVのTシャツに包まれるとそのトンガリはまあまあ目立つ。
前や横に回ったり他のお客との間を移動したりする際に、ちらちらと見ていた。
でも今までいろんな女性にカットしてもらったり、場所は違えど歯科で歯石を取ってもらったりしてきたけど、みんな上手いよね。異性を意識させない加減が。密着しそうでしない。
どうぞどうぞと待ってるのに、多分密着した方が仕事をしやすいこともあるだろうに。
でもこの日の彼女は違った。
突然肩甲骨の付近に尖んがっていてそれでいて柔らかいものが触れた。
驚いたのは多分一瞬だったろう。
なんかその時のオレの知覚は冴えていた。
山から内側の谷へと下っていく様子や両山の頂きを確実に捉えていた。
もちろん後ろを振り返ってはいないし、何やら唐突で恥ずかしく、鏡で確認する余裕も失っていた。
彼女は目が悪かったのかも…、だからオレの後ろから顔を鏡に近付けるようにしてカットの進み具合を見てたのかも。
もしくは。
新手(荒手)の勧誘なのかも…、今日はたまたま彼女に担当してもらっただけだから、次回以降指名してもらうためのサービス行為なのかも。
その時のオレはアホなことにもしや後者じゃないのかと、冷静なバカ面で全く関係ない話しをしながら、半ば本気でそう思っていた。
何故なら時間を空けて、その日にもう一度同じ知覚を得られたから。
この甘ったるく心地良い余韻はしばらく続くんだろうなぁ、ずっと続けばいいのにぃ、とオレが願ったのは言うまでもない。
あぁ美容院。
まぁたエロいハナシ。そんなんばっか。
24時間TVの放送日だった土曜日の昼。
行きつけのその美容院は系列局から程近い距離にあることから、社長の意向で毎年協賛として番組に参加しているそうで、入ってみると全員色違いのTシャツ姿。
何だか、らしくないような微笑ましいようなその光景。
そこそこ混んでいて、その日は諸事情により今までカットしてもらったことのない女性が担当についてくれた。
名前を覚えててくれたのかメンバーズカードを見ただけなのか不明ながらも愛想よく話しかけてくれて、クロスの暑さに悶えて大汗かきながらも快適に時間を過ごすことが出来た。
エロくないなぁ、エロくないねぇ。 お話しはこっから。
その女性は結構胸が大きい人だった。
24時間TVのTシャツに包まれるとそのトンガリはまあまあ目立つ。
前や横に回ったり他のお客との間を移動したりする際に、ちらちらと見ていた。
でも今までいろんな女性にカットしてもらったり、場所は違えど歯科で歯石を取ってもらったりしてきたけど、みんな上手いよね。異性を意識させない加減が。密着しそうでしない。
どうぞどうぞと待ってるのに、多分密着した方が仕事をしやすいこともあるだろうに。
でもこの日の彼女は違った。
突然肩甲骨の付近に尖んがっていてそれでいて柔らかいものが触れた。
驚いたのは多分一瞬だったろう。
なんかその時のオレの知覚は冴えていた。
山から内側の谷へと下っていく様子や両山の頂きを確実に捉えていた。
もちろん後ろを振り返ってはいないし、何やら唐突で恥ずかしく、鏡で確認する余裕も失っていた。
彼女は目が悪かったのかも…、だからオレの後ろから顔を鏡に近付けるようにしてカットの進み具合を見てたのかも。
もしくは。
新手(荒手)の勧誘なのかも…、今日はたまたま彼女に担当してもらっただけだから、次回以降指名してもらうためのサービス行為なのかも。
その時のオレはアホなことにもしや後者じゃないのかと、冷静なバカ面で全く関係ない話しをしながら、半ば本気でそう思っていた。
何故なら時間を空けて、その日にもう一度同じ知覚を得られたから。
この甘ったるく心地良い余韻はしばらく続くんだろうなぁ、ずっと続けばいいのにぃ、とオレが願ったのは言うまでもない。
あぁ美容院。
誰かを男にするためにオレは男になる
何故そう思ったかは言わない。
本当はそんなことを記すつもりじゃなかったけど、
そんな熱い気持ちもありかなと今思えたから。
水、土、日、火。
ウォーキングの日々。
別名早歩き。
前半分がひしゃげた車を避けるように処理する、警察官とパトカーと救急車のそばを通った時。
半ば体をもがれた最前まで動物だったものが、その手前に横たわっていたのを見つけた。
あぁお前も。
可哀相と眼を背けても、結局何もしてあげられないのなら、何も感じず何もしないのと同じ。
名も無き、既に形亡き君に捧げる言葉は持ち合わせていなかった。
君は一体どこにいて、そしてどこに行った?
土や空に、そしてもし君が母の胎内に還れたなら、君の人生を結果として幸せと呼べるのかな。
それはオレの贖罪感に外ならないけれども、そう祈るよ。
『悩んでるんです』
『折り入ってあなたに相談があるんです』
『とても恥ずかしいことなので決して誰にも言わないで下さい』
『相談相手はあなたじゃないとダメなんです』
『絶対笑わないで下さいね』
『僕の真面目な気持ちです』
『お忙しいとは思いますが、少し僕に二人だけの時間を下さい』
明日こそ。
でも明日は教育と研修があるから無理か…。
じゃあさってこそ。
いや、いや。
願わくば明日こそ。
もう無理だよ。
力を。
あと少しだけ。
本当はそんなことを記すつもりじゃなかったけど、
そんな熱い気持ちもありかなと今思えたから。
水、土、日、火。
ウォーキングの日々。
別名早歩き。
前半分がひしゃげた車を避けるように処理する、警察官とパトカーと救急車のそばを通った時。
半ば体をもがれた最前まで動物だったものが、その手前に横たわっていたのを見つけた。
あぁお前も。
可哀相と眼を背けても、結局何もしてあげられないのなら、何も感じず何もしないのと同じ。
名も無き、既に形亡き君に捧げる言葉は持ち合わせていなかった。
君は一体どこにいて、そしてどこに行った?
土や空に、そしてもし君が母の胎内に還れたなら、君の人生を結果として幸せと呼べるのかな。
それはオレの贖罪感に外ならないけれども、そう祈るよ。
『悩んでるんです』
『折り入ってあなたに相談があるんです』
『とても恥ずかしいことなので決して誰にも言わないで下さい』
『相談相手はあなたじゃないとダメなんです』
『絶対笑わないで下さいね』
『僕の真面目な気持ちです』
『お忙しいとは思いますが、少し僕に二人だけの時間を下さい』
明日こそ。
でも明日は教育と研修があるから無理か…。
じゃあさってこそ。
いや、いや。
願わくば明日こそ。
もう無理だよ。
力を。
あと少しだけ。