私のBlogの記事の中で2番めに読まれているのは、
スー過去vsクイマスの判断推理の記事
https://ameblo.jp/dada1975/entry-12007802265.html
(なぜか、一番は国際法w)
https://ameblo.jp/dada1975/entry-12017083399.html
5年の時間を経て、書籍のタイトルも変わり
新スー過去vs過去問解きまくり!(旧クイマス)
のレビューをしたいと思います。
5年前は血で血を洗う戦いをしていた両者。
古い古い昔は,スー過去くらいしか網羅的な問題集がなかった(私のおすすめの田辺本とかはありましたが)のでスー過去の独占状態。
その後、LECがクイックマスターを出して業界地図が大変動。
V問題集派やダーウィン派の人達もどっちかを持ってるんじゃないか、公務員受験生(特に国一,地上)の8割以上がどちらかを持っているんじゃないかという状態でした。
今は結構減ってきましたが、
「どっち買ったらいいですか~。」
「そもそも買う必要ありますか~。」
という質問を1年で何十回と受けます。
5年前は、
【どっちでもいい(笑),ただしスー過去の実戦問題の解説には注意な】
って答えてました。
しかし、現在はちょっと違います。
【どっちでもいい(笑)過去問解きまくり!は厚くなっちゃったな‥ただ、スー過去の実戦問題の解説には‥ってか必要?】
です。
1 最終到達点
正直いってどっちもどっち。
両者とも,基本的に必要な解法は入っているので,片方がとても素晴らしいということはないですね。
なので,好みの問題かな‥
2 新スー過去
新スー過去は、旧の3版のころにくらべれば、必須問題の部分は見やすくなった。解説も詳しい。
ただ,その後に乗っている実戦問題の解説がかなり薄い。必須問題とは比べ物にならないくらい。
必須問題は各部分で1問くらいしかないので,あとの演習の解説が薄くて,苦手な人はもしかしたら解説だけでは理解できないことがあるかもしれない。
過去問解きまくり!はそういうことなく,基本的に全て詳しい解説量になっている。
「なら過去問解きまくり!のほうがいいんじゃない?」と思うかもしれないけど,逆にある程度判断推理ができる人や,予備校で判断推理の講義を受けている人なんかで演習量を増やしたいな~って人に取ってはスー過去の実戦問題の解説くらいの方がサクサク進んでくれていいんだよね。
3 過去問解きまくり!(旧クイマス)
いやー、厚い。659ページ!(なお、新スー過去は471ページ)
クイマスの頃からどんどん厚くはなっていたのですが‥
もちろん、講義と並行してやるならいいですが(講義がペースメーカー代わりになる)、これ独学でやるのは骨が折れる気が‥
まあ、解説は、新スー過去よりも、全体的に詳しい。
まずスー過去の実戦問題を立ち読みで2~3分野解いてみて,解説が理解できるかチェックしてみてほしい。
もし,それができないなら,過去問解きまくり!の方が無難かも。
4 この論争って今、意味ある?
まず、予備校に通っている人は、その教材をきっちり潰すこと。
もし、わからなければ講師に質問して疑問を解消する。
それやってると、新スー過去や過去問解きまくり!は全くいらない気が
独学者に関しても、この5年で畑中先生の様々な(ありすぎ!!)本や玉手箱等の本が出始めているので、必ずどっちかをやらないと合格できないって状況ではなくなった気がします。
この論争ってもう過去の遺物なのかもしれません。
次の5年後は、この記事を書かないで済むことを祈って、タイトルにファイナルをつけました!
独学派 星3(5点満点)
*どちらかでいいですが‥、他にいい本あるよ。