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無題

独り言

 

 

悲しいことがあったから

いつもよりも 深い青い 空

 

さみしい独りぼっちだから

いつもよりも 甘い小さい チョコレート

 

泣きたいことがあったから

いつもよりも 温い柔らかい 言葉の切れ端

 

 

私はいつも私ばかりで 君はいつも君ばかり

いつもよりも きっともっと 独りよがり

 

情けなくて惨めで 嘘ばかり重ねて

「傷つけたいわけじゃないんだ」なんて

「傷つけてごめんね」なんて

「無責任だよね」なんて

そんな言葉はいらない、じゃあどんな言葉が欲しい?

 

何も伝わらないようでいて 何かが伝わってしまっている

いつもよりも 何かがはっきり 見えている

 

 

 

失恋ソングのプレイリスト

ビデオ屋で借りた残虐映画

元気を出そうとして 空回る くるくる

生まれ変わろうとするほど 本当の自分が見えてくる

偽ろうとするほど 弱くなる

 

 

 

 

間違いに気づいた時には

いつもいつも 最終電車が過ぎた頃

化粧が少し崩れてくる頃

 

 

 

綺麗な思い出で終わらせたくて

アルバムを閉じる

続きなんて読みたくなくて

妄想に生きる

謝ってもらいたいわけじゃない 謝ることしかできないのに

突き放してほしかった もっと、嫌いになりたかった

嫌いになる勇気が欲しかった

嫌われる勇気もないくせに、

 

いつもよりも 今はずっと 世界は優しい

 

いつもよりも 今はずっと 君は優しい

いつもよりも 今はずっと 君が嫌いだ

いつもよりも 今はずっと 時間が欲しい

 

 

 

朝起きてすぐに 今日が終わればいいと思う

夜寝るときには 明日が来なければいいと思う

そんないつもより今はずっと 私は醜い

 

 


二人どうしからの卒業
果たしていない約束が
雪山のよう 
私はそこを滑り落ちて
無様に 雪だるま


心が割れて 氷のよう
唾 はきだめ
欲望の塊  解ける
熱い雨が降る 2月


残りの時間 ひたすらに
チョコレートの消費期限を 待ちぼうけてる





私は痛かった
会いたかった

思い出だけで 呼吸をする
幸せだけを 舐めている






余韻に浸る
あなたを思い出す

ふとしたときに
ふとしたとき
ふとしたときに



こんな幸せは きっともう二度と無いだろうし
こんな不幸せな恋は もう二度としたくない

結局あなたの名前を
呼べなかったの

いつかの別れを悪夢に見て
いつも不安だった



たった のとき




私はあなたに溺れて
息ができなくなって

きっともう好きじゃないんだよ
そうなんだよ
そうだよ


私は もう一度生まれ直して
今度は あなたに溺れないように
浮き輪をつけて
今度は 約束を滑り落ちないように
雪を溶かして



それで















東京 葛飾 四畳半
あなたの安らぐ 寝床はない

正月 消える 人波に
幸せを探す 人並みに


故郷 白い麓
深緑屋根の ホームセンター
細い安い 梅の花
あなたが育つ 居場所はない


あなたは ここに 似合わない
あなたに ここは 似合わない



霞みがかった 冬 吐息
炬燵の蜜柑も 腐っている
窓を叩くは  喉の苦しい風の音

東京 葛飾 4万円
あなたの安らぐ 寝床ではない


心の隙間に 錆びついている