今日は いい天気だ
青空は遠い 太陽があたたかい
秋空は冷たい 深呼吸が気持ちいい
いつもより ゆっくりと
いつもの道を 君とゆく
道脇 柿の実が 落ちている
轍が痛々しい 赤が散る
こんな天気は 海へ行きたい
僕は昔から何度も 同じことを
繰り返し 言う のだけれど
空の寂しさに 溶けていくだけ
1度も海へ 行かなかった
繰り返す うちに 海は凍てつく
1度も海へ 行けなかった
今日は いい天気だ
デート日和 街は朝日に輝いて
薄いコートの中の 銀の指輪だけが
温もりを 独り 占めている
いつもより ゆっくりと
寂しさを歩む
踏まない落ち葉も カラリ 風に ふかれて
赤が散る
今日は 本当に いい天気だ
見下げることに なろうとは
天高く 飛ぶために
翼にかえる 両腕 広げる