言葉をたくさん知っていれば
名前をつけられるのになあ
ぴたりと、
当てはまる文字があれば
形が分かるのになあ
曖昧な泡に乗って
ふわふわと宇宙旅行でも
私の頭の中の新入りが
赤ん坊のように泣いた
誰にも伝わらないこの気持ちは
きっと私だけのものだ
馬鹿みたいに軽い
曖昧な泡に乗って
ふわふわと宇宙旅行でも
月は相変わらずおいしそうだ
明日は新しい
本でも買いたいけれど
なかなか勉強が忙しい
きっと読んだら
帰ってこれない世界だろうな
新しい扉の前で眠る
ああこんな
どうでもいいな、
独り言を
形に当てはめてシャボン玉にしては
割れるだけなのになあ
誰にも伝わらないこの気持ちを
独占できる喜びを
誰かとも共有しえない宇宙の隅っこを
私は泡で飛んだ