となりにいて




向かい合わずに横にいる




同じ空を眺めている




君は・・まあるい『月』を




こちらは散りばめた『星』を




同じ空の


同じものを捉えること


・・が幸せだったら




共に並んでいる必要はない




どこにいても


空を眺めていること


・・で安心できるのだから




『月』の君が


『星』に気づくのを


求めてはいない




こうして


同じ空を


眺めている




横にいてほしいのは


君の瞳に映る『月』を『星』を


眺めたい


欲張りな心

この世に生まれたとき




からだ全体で愛を掴んでいる




掴んだ愛を弛めて


周りに分け与え


掴んだり・・弛めたり・・


弄んだり・・




『愛』ってのは


この世に生まれたときから


あの世に逝くまで


重くなったり


軽くなったり


まことに勝手で


自由自在の荷物である




因みに「不燃物」である故に


処理・廃棄も困難という

自分は『鬼』である




この自称は死ぬまで消えない




実の母親が生死の淵に立ったとき


この母親の全てが


許せなかった




言葉を交わすこともできなかった


目を合わすこともできなかった




時の流れというのは


怖いもので


自分の振る舞いだけは


拭い去ろうとする




「ごめんなさい」と言えないまま


逢えないひととなった




「こどもの日」は


この世に生まれたことを愛する日




「母の日」は


母親から生まれたことを愛する日




母が亡くなった日に


墓前で涙を流せる自分がいる




自分だけをかばって


いまを生きている




やっぱり


自分は「鬼」である


間違いはない




「鬼」として


償っていくことが


自分に対する言い訳である