腰痛です。

後述の内容からして、中毒なのか?と思われるかも知れないが、
まずはじめに申し上げたいのは、決してそのような事は無く、比較的好きで、かつ、
たんに「行く機会が多い」ということである事を付け加えておきたい。

私はラーメンが好きである。
好きといっても、味噌しか店では食さないのだが。
その中で、ウマいかマズいか、そんな評価とは別として括られるべきラーメン店に
夜中よく行く事がある。

山岡屋である。

人によってかなり好き好みの激しい店である。なにより、店の前を通りかかっただけで
鼻をつく豚骨の強烈なニオイは、普段食べない人にとっては道を避けたいくらいのものだろう。
獣臭と言われる事もある。
提供するラーメンにおいても、味の濃さ、油の多さ、少なくとも、健康的で無いのは確かであろう。
そんな店に、私は何故行くのか。

実は私は、日中は一度も訪れた事がない。
必ず深夜に訪れるのである。
逆に、日中に食べるものではないとさえ思っている。
地元にも山岡屋はあったが、仲間うちで遊んで、深夜、腹が減ったなと、
クルマを走らせ国道沿いの山岡屋に足を運んだものである。

山岡屋には、24時間という営業時間が最大のメリットであるのだ。
しかも店舗は国道沿いが多い。さらに、広大な駐車スペースを有し、夜通し走り続けているバイカー・クルマやトラックなどの大型車も入って食事を取る事ができる。
(なんと、シャワー室のある店舗もあるのだ)
これはつまり、先に延べた我々のように夜中に腹が減ったときでも、
店がどこも閉まっているが、そんな時にちょっとクルマを走らせれば
暖簾を空けているたのもしい飲食店がある、ということである。
これが山岡屋の長所であり狙いなのだ。
(それゆえ、客層には田舎にい行く程、品の良い客が少ないと感じる、(私個人の)印象があるのが残念なのだが。)
夜中なので、変にめかしこむ必要もなく、気軽に入店できる。

某ファーストフード店のように、昔から慣れ親しんだ味からは、
たとえウマかろうがマズかろうが関係無しに行ってしまうものだ。
抵抗がないと言った方がいいかもしれない。

特に、若い男子にはこってり系のラーメン好きは多いと思われる。
更に、山岡屋のもうひとつの特徴、それはトッピングだ。
中でも「おろしにんにく」は、スープの味を変えるのにもってこいである。
特製味噌をある程度食べ進めたうえで、ニンニクを投入することで
相性は抜群なのだ。ただし、これは当日、人に逢わない前提で行ったほうがよい。
その他、ラーメンの注文時、今ではどこへ行っても当たり前のサービスになってしまったが、
味の濃さ、麺の固さ、脂の多さを任意で選べるようになっているのも嬉しい所である。
他のラーメン屋へ行くと、客が任意で自分の味付けを施す行為を
堂々とするのはあまり好まれないのかもしれないが、
ここでは逆に、やってくださいとばかりにトッピングが置いてあるのだ。
ヘンに気を使わずに済んで良いポイントだと思う。

このように、ラーメン二郎と似た系統になってしまうと思うが、味はともかくとして
24時間であること、国道沿いにあり駐車場が広い立地であること、変に気を使う必要がない事
これら3つが、主たる特徴として挙げられる。
北海道で24時間営業しているラーメンチェーンはひとつしかないのだ。
必然に、北海道の夜のラーメンは、この特製味噌に依存しているのが現状なのだ。


私は、対抗馬を望む。




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