先日とうとう キャプチャデバイスの不能を起こした辺りから現状のPCセットアップ
での限界を感じた私は 6年目を迎えた配信PCのオーバーホールに向けて動き出した。
同時に、行った作業と考え方をメモしていくので、配信PCの構成に迷っている配信者の方は参考にして下さい。

まず、オーバーホールを行うという事は、現状のキャプチャー環境を捨てるという事である。
何故だろうか?
私が現用として使用しているキャプチャー製品は、一部バックアップをのぞき全てBlackmagic製品であるため
メーカーが公式に公表しているX58チップセット対応のマザーボードでなければならないが、
今回は度重なる構成品の増設、増設を繰り広げクタクタにへたったマザーボードの更新がメイン。
更には、費用節約のため現行機であと3年以上は継続使用を考えているため、
今更時代遅れのx58を選択する訳にもいかず、ネックとなっているチップセット問題を
解消すべく、新たにintel Z77以上のソケット(LGA1155以上)対応M/Bを選択する事とした。
つまりintensity proからの脱却ということである。

必然的に、CPUは corei7 3770kを選択する事に。
必要な条件として、PCIeのスロット不足問題があり、SATA3(6G)USB3.0をオンボードにて
実現すればPCIeのスロットを占有する事も無く解決出来ると考えた。
(現状のPCIeは、USB3.0I/F、SATA3I/Fとグラフィックボードで既にキャプチャボードの入り込む余地も帯域も無い)
SATA3はブートドライブであるSSDにて使用しているため、こちらにも必須で対応する必要がある。
グラフィックはかなりのパワーを要するため、二枚差ししており、CrossfireおよびSLiに対応していること、
メモリは16GB以上搭載可能であること、また、電源フェーズもある程度幅がある方が望ましいこと。
また、intensity shuttle接続のためにUSB3.0、およびintensity proの将来的な代替や
単純に新製品を使って試行錯誤したいという野望も考慮し
Intensity extremeをthunderbolt接続可能なthunderboltインターフェースをオンボードで
実現する事、
また、これらの運用負荷に耐えうる帯域を確保した安定性の高いマザーボードが必要になると思われたので、
今回のマザーボードは以下を検討した。
メモリとファンは一部換装、電源ユニットはまだ更新から比較的新しいので継続使用。計算次第ではあるが、今回の構成で省エネが捗らなければ、グラボの消費電力が不足するため、やむなくまだ3年目の電源も換える必要性がある。
ケースは据え置き。

ASUS P8Z77-V PRO/THUNDERBOLT
http://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=1&br=21&sbr=775&ic=340020&lf=0

GIGABYTE GA-Z77X-UP4 TH
http://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=1&br=21&sbr=775&ic=332957&lf=0

GIGABYTE INTEL Z77 LGA1155 ATX Thunderbolt対応 GA-Z77X-UP5-TH
http://www.amazon.co.jp/GIGABYTE-INTEL-LGA1155-Thunderbolt対応-GA-Z77X-UP5-TH/dp/B008JA2RSG

その他として、NICは現状使用のもの一枚と、更新品一枚をそのまま二枚差し。これは編集PCからの素材共有のため、スイッチに繋がっている素材NASにアクセスするためのものと、楽曲ライブラリの参照用にmacpro とネットワークセグメントを共有している。
あとは、少しでも費用を浮かせるために安いものをチョイスしたいところだが、果たして
どうなることやら。
これらを組み合わせて、あと3~4年は現役続行を視野に入れている。

納品後されてビルドアップしたらば、また記事を書きます。
筋肉PCを配信用に組み立てる方の参考になれば何よりです。