先日は久しぶりに

香港のモン・サン・ミシェル

鶏翼角へ上陸してきましたが

 

 

 

 

この島を

マイナーなものにしているのは

距離的な問題以上に

 

 

潮の満ち引きに影響を受けるためです

経験上潮位が0.5m以下まで下がって

初めて島へ渡る道が

出現しますが

 

 

 

これが夜中だったり

早朝だったりしても

なかなか難しい

 

 

 

いくら潮位が

0.5m以下まで下がっても

深夜だったら渡れないし

 

最干潮が0.5m以下にならない

時だってある

 

 

だから

香港天文台の

潮位表とにらめっこしながら

 

 

絶好のタイミングを

いつも探しています👀

 

 

 

夏場は午後にくることが多い最干潮が

冬場は早朝にくることが多いようです

 

 

何でかな?

小学校の理科で

潮の満ち引きは月の重力に

影響を受けると

ならったようにも思いますが

 

そのメカニズムはどんなだったかな?🤔

 

ということで

気象庁のホームページを調べると

1日2回潮の満ち引きが起こる理由は

なんとなく書いてはあります

 

 

月が地球に及ぼす重力と

地球と月とが両者の共通重心を中心として

生じる慣性力とが

「起潮力(潮汐力)」を引き起こすというもの

(気象庁HP)

物理学的に細かい説明はありますが

正直結構むずかしい笑

 

興味のあるかたは

数式も交えて説明してくれている

こちらをご覧くださいませ

 

 

 

いずれにせよ

月の引力に加えて

太陽の引力もまた潮汐力に

寄与しているようです

(月の0.46倍)

 

というわけで

月と太陽と地球とが

一直線になるとき

 

すなわち

新月または満月のときに

一番潮位差が大きい

大潮となるようです。

 

(気象庁HP)

 

 

言われてみると

今回のチャンスデーは

ちょうど満月の1日前

 

 

 

実際の潮位差を見てみると

   満潮 干潮 潮位差

8/30 2.79m  0.11m   2.68m

8/31  2.83m 0.14m   2.69m

 

一応満月の日の方が

潮位差は大きい

(わずかですけどね)

 

ちなみに8月中の新月の日は

   満潮 干潮 潮位差

8/16  2.45m  0.31m   2.14m

 

やはりこの前後の中では

一番潮位差が大きいようです。

 

これとは逆に

月、太陽、地球が

もっともバラバラになる

位置関係の時

 

 

地球と太陽とを結ぶ線に対して

月が90度の位置にある

半月のときが

一番潮位差が小さい小潮になるようです

 

8月後半の半月の日は8/24

 

実際グラフをみると

一目瞭然!

23、24日あたりで

カーブの切れ込みが

最も緩やかになっています

 

なるほどねぇ。

今まで無意識に

潮位表とにらめっこして

ベストタイミングを

探してましたが

単純に月の満ち欠けも

あわせて考えればよいわけですね💡

 

 

でもじゃあなんで

時間帯が変わるのかな?

 

と調べてみると

地軸の傾き(23.4度)が関係していると。

こちらのサイトが

なかなか分かりやすく

説明してくれています

 

 

もう一度

気象庁のHPの図と併せて考えると

 

 

太陽と地球上の地点が

同一平面に近ければ近いほど

太陽による潮汐力が大きくなるとすれば

 

夏至に近い時は昼間

 

 



 

冬至に近い時は夜間



ということになりますね


だとすれば

初めて鶏翼角に渡ったのは

12月の早朝。

というか日の出前の時間帯

 

 

なるほど。

納得ですね

 

 

つまり夏場は午後が

そして冬場は早朝が

 

それぞれ狙い目とうことが

分かります

 

 

もちろん潮位は

月、太陽、地球との公転関係にだけ

影響を受けるわけでなく

 

地形も当然影響してくるでしょうし、

 

さらに月の公転面は

地球の公転面に対して

約5度傾いていて、

それを18.6年周期で

振動しているそうなので

 

 

 

それも影響してくるとはおもいますが。

 

 

いずれにしても

目の前にする自然現象から

天体のこと、物理のこと、

いろんな理科の勉強ができますね♪

 

さて、

秋になったら

キャンプに行って

燃焼の実験もしなくちゃいけませんね🏕