一番好きな漫画は

 

即答で

手塚治虫の

「きりひと讃歌」

 

 

人を獣のような外見に変えてしまう謎の奇病
モンモウ病

その原因を解明しようとする若い医師と
それを疎む医学会の権威
そこに介在する医学会の権力闘争

山崎豊子の白い巨塔で
描かれたのと同じような世界

実際
それは同じ大阪大学医学部を
モチーフとしている点でも
類似しているが。

しかしストーリーは
単純に医学会をめぐる
社会派ドラマにとどまらず、

外見による差別
社会の矛盾
人間の尊厳

それらをテーマとして描かれる

舞台も

大阪
四国
台湾
中東
そして再び日本

と目まぐるしい展開を見せる。

その中で、
徐々に明らかになってくる
モンモウ病の正体。

初めて読んだ時には
手に汗握るストーリー展開に
一気に読み終えたのを
覚えている。

手塚治虫の作品の中でも
ひときわ異彩を放つ作品。

手塚治虫の
先見性、天才性を
感じるのは

この漫画が
1970年から1971年にかけて
描かれたということ。

実に
今から50年以上前。


今や巷には
多種多様なテーマの
漫画が溢れている。

ひとそれぞれ
好みもあるし、
その良し悪しを論評することはしない。

しかし、
インターネットなどなく
海外旅行さえも
今ほどは容易でなかった
この時代に

これだけのスケールで
壮大なストーリーを

をまとめ上げた
手塚治虫は
まさに、

漫画の神様


神様の起こした
奇跡の作品

お読みでない方は
ぜひご一読を😌
 

 

 

 

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