とことん月の美しさを愛でた浪茄灣と
エメラルドの洞窟、木棉洞
その間に広がるのが
萬柱海岸
まずはそれだけでも美しい万宜水庫
その東壩(East dam)周辺は
美しい柱状節理が広範囲にわたって露出している
世界でも珍しいエリア
この辺りが
UNESCO Geoparkに指定されている由縁でもあります。
歩きながら近寄っていくと
それはまるで
古代の宮殿の遺跡のよう
ですがそれは現代人類が登場する遥か前
1億4000万年以上前の
この辺りにおける火山活動に
よってできたそうです
https://www.geopark.gov.hk/en_s4f7.htm
(香港ジオパークホームページより)
規則正しい一面の柱状摂理の岸壁は
それだけで圧巻
ですが
その圧巻の地形の中にポツンとあるのが
万宜水庫東壩のテトラポッド群
3mを優に超える巨大なテトラポッドが
規則正しく並べられた様は
それだけでシュール
その並びを見ながら進み
一部テトラポッドを乗り越えて進みます
木棉洞を彷彿とさせるエメラルドグリーンの
海を見ながら進むと
垂直に切り立った柱状節理の見られる破邊洲に
たどり着きます
実際には破邊洲は島なので
それを見下ろす崖にたどり着くのですが
そのスケールは圧巻
カヤックできて上陸している人もいるようですね
いつかやってみたいです♪
この絶景を楽しんだ後はきた道を途中まで戻り
滾石灘という石がごろごろした
海岸線へと降りていきます
こんな道を通って(笑)
でもナタいらないだけ全然マシですな
波に洗われて丸くなった石たち
ここの海岸自体が切り立った柱状節理に
囲まれていて
それを見上げるど迫力
海と海岸と柱状節理の
自然がうまいこと作ったサイコロ🎲
インスタにあげたら「高級食パン」との
コメントを多数いただきましたが、
確かに高級食パンぽいですね
普段食べられないから思いつかなかった(笑)
そしてトレイルコースを木棉洞の方へと進むと
破邊洲まで幾重にも連なった
柱状節理の海岸線をみる絶景ポイントにたどり着きます
まさに萬柱海岸の名にふさわしい
現代人類の歴史よりも
数万倍も長い年月
そこにあり続けてきた地形
その悠久の時の流れに思いを馳せる
そして振り返ると広がる荒涼とした地形
無数に積まれた石が連なる
まるでチベットへきたかのような錯覚
(行ったことないけど)
なぜここに
こんなに積まれているのかはわかりませんでした
地球の歴史をすっかり満喫したあとは
地球の今を満喫するべく
途中で見かけた無名のビーチで一休み
ここですね
深い入江なので波も穏やか
何より人がいないのがいい♪
ひと泳ぎして汗をながした後は木棉洞には寄らず
木棉洞ハイキングのスタート地点である
白腊村の入り口まで戻って終了
下の赤矢印ですね
ここでちょうど通りかかった
タクシーを捕まえて撤収♪
最後GPS止め忘れてたので
3kmほど余計にカウントされていますが
実際歩いた距離は7kmほどでした
万宜水庫東壩から破邊洲までの道が
少しわかりにくいのと
テトラポッドを乗り越えるところが
リスクは高いですが、
そこを越えるとあとの道は
それほど険しくありません。
途中道標のリボンが随所にみられ
見晴らしもよいので、
道に迷うリスクも低いとは思われます。
初心者コースとは言い難いですが、
地球の歴史を体験できるこのコース、
機会があればぜひお試しくださいませ。