アメトピニュースから

{C8999BBE-35AE-42D8-86E9-B60D952E5E4C}

これをみて最初に思ったこと

公園は泊まれないのか?普通は?

今はむかし
だーちょーが若かりし頃
よく自転車で旅をした

もっともこの種の業界には
とんでもない猛者たち
がいるので、
だーちょーなどはひよっこ同然

長くても1週間程度
短い日程で航続距離を伸ばすため
荷物はミニマム

テントはもたずに
基本野宿

宿泊費なし

公園、河原、バス停、橋の下。
{620C28E8-59C9-412F-8BA0-656D1C6F4393}



Homelessか?(笑)

だから基本公園は「泊まれる」もの

決して楽な旅ではなかった。
でもこの種の旅が好きだった

今でも
目を閉じると
色鮮やかに
蘇る

本州の最果て 
下北半島の隅の隅
尻屋崎でみた太平洋から昇る朝日
夜の闇を一気に押し流して行く
陽の光の力強さ


日本最後の清流
四万十川の源流点
「四万十川源流点の碑」
と書かれた木の柱
その背後の岩からほとばしり出る水
その水の冷たさと甘み

苫小牧から旭川を抜け
ようやくたどり着いた
日本最北端
宗谷岬
達成感とともに押し寄せた
えもいわれぬ寂寥感

福島の相馬から
新潟の村上まで
太平洋から日本海までを
一気に駆け抜け
たどり着いてみた
日本海に沈みゆく夕陽




不思議だ

写真なんか一枚も残ってないのに

なぜこうも記憶は鮮明なんだろう


あのころ、自分はまだ何者でもなかった

ある程度何者かになった今
そういう旅をしなくなった

いや、できなくなったのだ

多くのものを得た今、
それと引き換えに失ったものがある
ということに気付く


それが惜しくないといえば嘘になる


しかし、多くの得たものは一方で

自分に全く未知の新しい世界を

もたらしてくれた


仕事の達成感
自ら異国の地で
新しいチームを創り上げる喜び


あの頃の自分があったから
今の自分がある

それは間違いない


香港での仕事も少しずつ慣れてきた
たくさんの自然公園もある

また久しぶりに
「泊まれる公園」に行ってみたくなった


最後に平家物語より一句

行き暮れて
    木の下陰を
        宿とせば

            花や今宵の
                あるじならまし

{E3098507-4C81-4B3B-B953-78A622178264}