テキトーなあらすじ。

ある刑事の定年の日。
椅子を墓石に見立て、
話しかけると、それを労う部下。

過去に携わった幾つかの事件に振れ、
ある誘拐事件の話題に。

と、部下が急に犯人になり、
時が遡り、取り調べが始まる。


刑事の名は三塚。
様々な事件に関わり、
解決に繋がる捜査をしてきた。

そして、容疑者の名は木原。

幼児誘拐の犯人として、
過去二回、捕まっているが、
起訴までに至っていない。

今回、三塚に白羽の矢が立つ。
そこに立ち会う若い刑事の石橋。

最初こそ、三塚の側で働けると、
喜んでいたが、暴力に訴える
旧体制なやり方に不満も。

また、刑事部長も、成果を求めるものの、
犯人の人権に配慮するようにと、ウルサくなる。


木原が容疑者として、候補に上がったのは、
事件の直後に大金を持っていたという証言。

実際、借金を返し、それでも、
まだ金を持っていたという証言も。

しかし、金の出処の話に
ついては頑なに拒否する木原。


取り調べは何の成果も得ないまま、
交流期間の10日目を迎える。

上の判断は、今回も起訴しないという方針。
しかし、最終日に、容疑者の声を録音する
という事を口実に、三塚が木原に迫る。

まずは、福島に居たというアリバイ崩し。

すると、観念した木原は、
全て話すが、月曜にしてくれと。
家族に暗いまま、日曜を迎えてほしくないと訴える。
二日後、全てを自供し、木原は死刑に。


そして、再び、三塚の定年の日。

三塚は処刑された木原と話をする。

捕まった後、
木原は落ち着いた日を迎えていた。
そして、最後まで罪を悔いていた。

三塚は犯罪の動機が多角化する、
日本を憂い、それを木原に話し、幕。


三塚@近藤
ベテランの刑事。
しかし、口を割らない木原に対し、
焦りを感じ、最終日を迎える。

木原の口を割らせるのに、
暴力に訴えるが、そんな事をしなくとも、
割らせる事が出来るのでは?という石橋に、
一人でも犯人を捕まえ、手柄を立てることへの執着をみせる。

ただ、そこまでの自信家ではなく、
口を割らせるために、長期的な対応も考慮。
劇中に刑事部長も話していたが、
どういう流れで、犯人を逮捕するのか、
それが最後まで分からなかった。

なので、最後、いきなり、
アリバイを崩したのに、
どんな意味があったのか。

有罪の根拠に、
裏が有るのかと思ったら、
いわゆる、刑事の勘のみというオチ。


今まで、観てきた近藤氏の役は、
取り調べを受ける方の役が多かったので、
取り調べをする方の役というのが珍しい。

映像の仕事とかで、
ネチっこく攻めることもあるけど、
今回はストレートに攻める。
この辺は演出の趣味か。


筑波@木原
過去、二回の取り調べを逃げ切り、
今回も、のらりくらりとかわすが、
何気ない世間話で、ボロが出る。

金の出処を頑なに拒否するが、
それは、誘拐事件で両親から奪ったもの。

途中、夢の中で、母親と話すシーンが有り、
そこで、犯人の母親になる事への謝罪が有り、
犯人で有るという前提は変わらず。

ただ、そこにウラとか有るのかと思ったら、
(誘拐には関わっていない、金だけ奪うとか)
誘拐し、幼児を殺害した、という事も確定。

また、自供するのに月曜日と、家族を
気遣うが、それ以上は、特に無い。

こう、それ以上の展開があるような言動をするも、
特に、それ以上のオチは無い。


土浦出身とあるが、
福島弁が妙にリアル。
イントネーションとか特に。


中島@石橋
後輩の刑事。
三塚の旧体制な取り調べに嫌悪感を示し、
科学捜査導入に積極的に取り組む。

ともかく、三塚を押さえる役目で、
この取り調べで成長するのかと思いきや、
特に、成長するという展開もない。

声が良い。
ナレーターの仕事とかしてる?


基本は取り調べシーン。
しかし、なかなか進展せず、
何の成果を得られないまま、最終日に。

ここで、供述の齟齬を指摘し、
一気にオトシに掛かるが、
それでも、罪を認めない犯人。

更にオトシて、
逮捕まで結びつける。

伏線とか意外な真実とか、
そういうモノがあるのかと思ったら、
特にそういうことは無い。
逃げ切れれば、それで満足だし、
捕まったら、捕まったで、
その行為を悔い、晴れやかに死刑台に。


ミステリーではなく、
あくまでノンフィクションである以上、
余計な脚色や驚くべき理由なんかを、
追加する余地がないのかも知れない。

でも、三塚も木原も
思わせぶりな言動や行動を
しているので、何かあるのかも、
と、ついつい訝しく観てしまう。

あくまで実録モノとして、
割り切ってみないと、
なんか消化不良な結果に。

実際の事件なんて、
人間ドラマも何も無いという結論。