母親の朗読で始まる。
ラストも母親の朗読で、そこに
パコが寄ってきて、カエルが跳ねる音、
ガマ王子の存在を確認して終わる。

山田@パコ
25歳なのに、7歳児でも何となく通じる。
しゃべり方が子供。
若干、関西弁チックではある。


川口@タマコ
元ヤン。
美人なのに、元ヤン設定から、
普通に元ヤン設定に。

これは、ダブルのもう片方が、
アイドルなので、そのビジュアルと
元ヤン口調のギャップを楽しむヤツ。
(そもそもがハセキョウだし)

河原田@浩一、浩二
チャラい若者の浩二と、
生真面目なダメ社員の浩一と、
結構、ハッキリ分ける。


佐藤@雅美
大貫に対するゴマスリキャラが独特。
劇中劇の沼エビ役が真骨頂。

瀬戸@雅美の演技に一番近い印象。


滝田@滝川
マジメで爽やかに。
元ヤン設定に違和感。
ま、これは片桐@滝川もそうだけど。

恋人の存在はなくなってた。
電話をしたがるけど、出来ない。


大地@木之元
映画の國村@木之元と同様、オカマ設定に。
ただ、あまりに世間話好きのおばちゃんキャラで、
コント風味では有るけれど、男性に見えない。

劇中劇の独りレッスンが、ネタに。
客席にコール&レスポンスするが、
これは元々、そういうネタを持ってるのか?


谷口@龍門寺
終始、関西弁で、山内@龍門寺をかなり意識。
実際に、関西の人っぽいけど、
この完コピはスゴかった。


戸谷@室町
最初から声が高い演技。
なので、オカマキャラの下準備。

からの、ザリガニ魔人が、
堂には入った、振り切った演技。

更に、その後の朗読シーンが、
一番、上手かったような。
声優としても活動してるので、
そっちの演技の方が自然なのかも。

子役設定が、最初出てこず、
いきなり病室での告白に。
有名子役を羅列する台詞もなかったような。

永岡@浅野
マジメな医者。
スットボケが無い。
上川@浅野系。


桑野@堀米
チャップリンのような、
コントのような、胡散臭さ。

一番、難しい役だけど、
過去のキャストには無い存在感。
むしろ、ここまでオリジナルの役になるのか。


釘宮@パコの母親
読み聞かせの雰囲気が声優かな。


初めて、G2以外の演出で観劇。
映画は音楽も演出も違ったけど、
あれはカラフルなイメージだし、
演出というよりは、見せ方の違い。

その映画版と似ているキャラも居れば、
今回だけのオリジナル路線も。
中には、ピンポイントで、
ここが、〜〜verの〜〜氏の演技に似てるとか。


一番は、セットが現実的でなく、
カエルの顔が合ったり、カーテンが
水辺の絵だったり、ファンタジー系。

花壇は作れないとは思ったけど、
マサカのプランターで代用。
それを根っこから引き抜く大貫。

一回、演技中に、袖から出てきたけど、
それは出し忘れか、本当は、
もっと、引き抜く設定だったのか。

なぜかベンチの裏にも、プランターが(笑)


また、最初に大貫とパコが
会うベンチの位置が、セット奥に。

最初からセンターでも良いとは思うが、
セット転換の事を考えたら、
カーテンの中に有った方が良いのか?

ベンチがセンターに来るときは、
冒頭の母親の朗読、
中盤の大貫のエア朗読(実際は母親)、
最後の母親とパコの二人の
三回だけ。

この辺も意図があるのかも。


音楽は完全にインスト。
ノスタルジックな印象で、
感動する場面ではこれでもカッと。

ただ、どうしても、最後は、
”Endless story"でシメたい。


藤木@大貫
髭にメガネ、それに補聴器、
パジャマにガウン、という衣装。

メガネを掛けてこないシーンが
有ったけど、それは泣くシーンのため。

途中の朗読シーンは、
母親の朗読になったため、
大貫の朗読がカットに。

それでも、口パクしたり、
母親合わせて、朗読したり。

ちょいちょい、胸を押さえる演技。
これは台本で決まっているのか、
今回用の演出なのか。

ガマ王子はデフォルメ。

この舞台演技が、
ガマ王子を演じる大貫という、
ガマ王子には成りきれない藤木氏。
(そういうキャラ演技もやりそうだけど)

最後の号泣シーンは、もう。
舞台狭しと、ドッキリだよな、と歩き回る。

ただ、ベッドが囲いのなかなので、
声が籠もるというのが、かなり残念。


そもそものキーが高いし、
滑舌が良い人では無いが、
確立された大貫感。


頑固オヤジだった初演、木場@大貫
憎まれオヤジだった再演、吉田@大貫
腹黒オヤジだった再々演、西岡@大貫

ネチネチと文句を言い、
周りの人を困らせるが、
それは子供でも容赦しない。

その辺のイジワルさが
改心された後の、パコに夢中な演技がもう。
かなりのデレデレオヤジに。

からの、現実を受け入れない、
パコの死を受け入れない、
その後、どういう人生を送ったのか、
また、意地悪オヤジに戻りそうな、
それとも、慈善事業でもやりそうな、
どちらでも、成立しそうな大貫像。

ナニゲに、この後の大貫の人生が、
どういうものだったか、語られない話。
もちろん、重要なのはソコではなく、
人々(入院患者や病院関係者)の記憶に
残ってしまったという点なのだけれど。

その辺の余韻を残すタイプの大貫。