ザックリなあらすじ。
王・アガメムノンが長女・イピゲネイアを
生贄に差しだし、戦争を集結させる。
帰還するが、王妃・クリュタイメストラは、
娘を生贄に出した事に対し、怒り、
アガメムノンを殺してしまう。
次女であるエレクトラは、
父親を失った悲しみと、
母に対する怒りで毎日を過ごす。
そこに更に、弟である
オレステスも死んだことが、
使者によって伝えられる。
そのオレステスの遺骨を
持って現れる男。その男こそ
オレステス本人であり、
アポロンの命により、
父の復讐を果たそうとしていた。
姉弟は、母親の殺害を計画。
実行に移すが、母親の懇願により、
一度は躊躇うものの、殺害、
そのまま、情夫であった
アイギストスの殺害も実行に。
アイギストスにより、
アガメムノン殺害の正当性が、
メタレベルで語られるものの、
殺害し、本懐を遂げる姉弟。
全ての人が退場した後、
クリュタイメストラは、
生き返り、片づけ、暗転。
二幕。
柱に縛られている、姉弟。
クリュタイメストラ殺害の
罪により、判決を待っていたが、
その前に自害しようとする二人。
そこにアポロンが現れ、
姉弟に、これからする事を告げる。
場所は変わって、ある島。
そこでは、生贄として差し出された、
イピゲネイアが、罪人を清める仕事をしていた。
そこに流れ着く、オレステス。
弟であると気づいたイピゲネイアは、
像を持ち帰り、故郷に戻ることを指示。
それはアポロンの指示と合致し、
姉弟は島から逃げ出す。
それを追いかける島の王だが、
アテナイによって、止められる。
お告げ通りに生きるオレステス。
一方、エレクトラも、
アポロンの指示に従い、
次の人生を歩むで、暗転。
高畑@エレクトラ
常に、感情爆発な役。
ただ、その発声は、決して低いものでなく、
かと言って、甲高いものでもなく。
結構、独特な発声で、クロエを思い出す。
そんな役処なので、
観ていて疲れる役かと思いきや、
意外と一幕をずっと観ていられる。
台詞は多いけど、
難しい、考える台詞は少なく、
すっと、頭に入る。
ただ、身の回りには、
居て欲しくない、ウザいキャラ。
村上@オレステス
最初は、エレクトラに振り回される。
その後、自ら復讐を遂げ、
その行動に罪悪感を持ち、
解放後も若干、厭世的に。
最終的にアポロン導き通りの人生に
陥り、結局は言いなりな人生だけど、
本人が良ければ、いいか、という結論。
ドラマ『仰げば尊し』で意識し、
声にクセが有るな、と思ってたが、
それは舞台でも、引き続き。
高畑さんの相手役としては、
そこまで目立つ風貌でもなく、
主役を引き立てる(食わない)適度な相手役。
メインで観るのは、
ちょっと声質がツラいかな。
そして、何故か、上半身が
素肌に長袖というサービス振り。
中嶋@イピゲネイア
名前は出てくるけど、
本人の登場は二幕から。
オレステスを導く役で、
エレクトラとは違った導き方だが、
結果として、オレステスを正しい方向に。
映像でも舞台でも、
クセのある話し方のイメージだけど、
今回はそこまで感じなかった。
なので、発声とかを変えた可能性も。
横田
悪人になったり、唆したり、口八丁な役。
このギリシャ悲劇なのに、
シェイクスピア感溢れるコメディ要員。
むしろ、客席の反応がよく、
一回も滑らないで終わったので、
余計に三枚目路線に見えてくる。
仁科@クリュソテミス
エレクトラの妹。
姉ほど破天荒でなく、
ごくごく普通の市民。
堅実な生き方をしており、
姉が捕まっても、自身は捕まらないように、
上手く立ち回るため、エレクトラとウマが合わない。
あまりに出番が少ないので、
そこまでの特徴は掴めないが、
映像畑の人かな、と。
麿@アグネムノン、アポロン
冒頭に登場し、
スグに死んでしまうアグネムノン。
エレクトラとオレステスを導くアポロン。
この他に従者役で何回か。
アグネムノンの苦悩の告白は、
圧巻だけど、それ以上に人外役の
アポロンのインパクトが強すぎて。
或いは、胡散臭い従者とか。
声にそこまでの特徴もなく、
通る声でもないけど、その存在感が独特過ぎて。
更に、声にエフェクトをかけているので、余計に。
そういえば、あまり舞踏のシーン
(彷彿するシーン)が無かったような。
抽象的なシーンはなく、普通にストプレ。
白石@クリュソテミス、アテナ
更に人外な存在感。
クリュソテミスは人間っぽいエゴとかが有ったけど、
一幕最後の死後のメタな存在感や、
ラストのアテネとしての人を超越した役は安定。
人も人外も、両方、強いインパクトを残す発声。
今回、いわゆる原作はなく、
ギリシャ悲劇を纏めた上演台本。
なので、前半のエレクトラの話、
後半のイピゲネイアの話、
両方を繋ぐ、オレステスの存在。
といった印象に。
それぞれがほとんど独立しているので、
若干、繋ぎ合わせたような印象も残るけど、
ギリシャ悲劇として、まとめるとこうなるのか。
特に、アポロンとアテネの存在が、
唐突に、超越した存在、神として
実際に登場するので、そういう世界観なんだな、と。
鵜山演出だとシェイクスピア作品の印象が強く、
今回も、ギリシャ悲劇だけど会話劇な印象に。
これが、栗山演出だと、また違った印象になるのか?
『イリアス』とか最近の『フェードル』とか、
ギリシャ悲劇=栗山演出の図式が勝手に。
以前、新国立で上演したオニールの
『喪服の似合うエレクトラ』を
見逃したのが、本当に悔やまれる。
比較して観てみたかった。
王・アガメムノンが長女・イピゲネイアを
生贄に差しだし、戦争を集結させる。
帰還するが、王妃・クリュタイメストラは、
娘を生贄に出した事に対し、怒り、
アガメムノンを殺してしまう。
次女であるエレクトラは、
父親を失った悲しみと、
母に対する怒りで毎日を過ごす。
そこに更に、弟である
オレステスも死んだことが、
使者によって伝えられる。
そのオレステスの遺骨を
持って現れる男。その男こそ
オレステス本人であり、
アポロンの命により、
父の復讐を果たそうとしていた。
姉弟は、母親の殺害を計画。
実行に移すが、母親の懇願により、
一度は躊躇うものの、殺害、
そのまま、情夫であった
アイギストスの殺害も実行に。
アイギストスにより、
アガメムノン殺害の正当性が、
メタレベルで語られるものの、
殺害し、本懐を遂げる姉弟。
全ての人が退場した後、
クリュタイメストラは、
生き返り、片づけ、暗転。
二幕。
柱に縛られている、姉弟。
クリュタイメストラ殺害の
罪により、判決を待っていたが、
その前に自害しようとする二人。
そこにアポロンが現れ、
姉弟に、これからする事を告げる。
場所は変わって、ある島。
そこでは、生贄として差し出された、
イピゲネイアが、罪人を清める仕事をしていた。
そこに流れ着く、オレステス。
弟であると気づいたイピゲネイアは、
像を持ち帰り、故郷に戻ることを指示。
それはアポロンの指示と合致し、
姉弟は島から逃げ出す。
それを追いかける島の王だが、
アテナイによって、止められる。
お告げ通りに生きるオレステス。
一方、エレクトラも、
アポロンの指示に従い、
次の人生を歩むで、暗転。
高畑@エレクトラ
常に、感情爆発な役。
ただ、その発声は、決して低いものでなく、
かと言って、甲高いものでもなく。
結構、独特な発声で、クロエを思い出す。
そんな役処なので、
観ていて疲れる役かと思いきや、
意外と一幕をずっと観ていられる。
台詞は多いけど、
難しい、考える台詞は少なく、
すっと、頭に入る。
ただ、身の回りには、
居て欲しくない、ウザいキャラ。
村上@オレステス
最初は、エレクトラに振り回される。
その後、自ら復讐を遂げ、
その行動に罪悪感を持ち、
解放後も若干、厭世的に。
最終的にアポロン導き通りの人生に
陥り、結局は言いなりな人生だけど、
本人が良ければ、いいか、という結論。
ドラマ『仰げば尊し』で意識し、
声にクセが有るな、と思ってたが、
それは舞台でも、引き続き。
高畑さんの相手役としては、
そこまで目立つ風貌でもなく、
主役を引き立てる(食わない)適度な相手役。
メインで観るのは、
ちょっと声質がツラいかな。
そして、何故か、上半身が
素肌に長袖というサービス振り。
中嶋@イピゲネイア
名前は出てくるけど、
本人の登場は二幕から。
オレステスを導く役で、
エレクトラとは違った導き方だが、
結果として、オレステスを正しい方向に。
映像でも舞台でも、
クセのある話し方のイメージだけど、
今回はそこまで感じなかった。
なので、発声とかを変えた可能性も。
横田
悪人になったり、唆したり、口八丁な役。
このギリシャ悲劇なのに、
シェイクスピア感溢れるコメディ要員。
むしろ、客席の反応がよく、
一回も滑らないで終わったので、
余計に三枚目路線に見えてくる。
仁科@クリュソテミス
エレクトラの妹。
姉ほど破天荒でなく、
ごくごく普通の市民。
堅実な生き方をしており、
姉が捕まっても、自身は捕まらないように、
上手く立ち回るため、エレクトラとウマが合わない。
あまりに出番が少ないので、
そこまでの特徴は掴めないが、
映像畑の人かな、と。
麿@アグネムノン、アポロン
冒頭に登場し、
スグに死んでしまうアグネムノン。
エレクトラとオレステスを導くアポロン。
この他に従者役で何回か。
アグネムノンの苦悩の告白は、
圧巻だけど、それ以上に人外役の
アポロンのインパクトが強すぎて。
或いは、胡散臭い従者とか。
声にそこまでの特徴もなく、
通る声でもないけど、その存在感が独特過ぎて。
更に、声にエフェクトをかけているので、余計に。
そういえば、あまり舞踏のシーン
(彷彿するシーン)が無かったような。
抽象的なシーンはなく、普通にストプレ。
白石@クリュソテミス、アテナ
更に人外な存在感。
クリュソテミスは人間っぽいエゴとかが有ったけど、
一幕最後の死後のメタな存在感や、
ラストのアテネとしての人を超越した役は安定。
人も人外も、両方、強いインパクトを残す発声。
今回、いわゆる原作はなく、
ギリシャ悲劇を纏めた上演台本。
なので、前半のエレクトラの話、
後半のイピゲネイアの話、
両方を繋ぐ、オレステスの存在。
といった印象に。
それぞれがほとんど独立しているので、
若干、繋ぎ合わせたような印象も残るけど、
ギリシャ悲劇として、まとめるとこうなるのか。
特に、アポロンとアテネの存在が、
唐突に、超越した存在、神として
実際に登場するので、そういう世界観なんだな、と。
鵜山演出だとシェイクスピア作品の印象が強く、
今回も、ギリシャ悲劇だけど会話劇な印象に。
これが、栗山演出だと、また違った印象になるのか?
『イリアス』とか最近の『フェードル』とか、
ギリシャ悲劇=栗山演出の図式が勝手に。
以前、新国立で上演したオニールの
『喪服の似合うエレクトラ』を
見逃したのが、本当に悔やまれる。
比較して観てみたかった。