ヅカ版と韓国版の感想は
ワイルドホーン作品まとめのコチラで。

テキトーな、でも、比較用アラスジ。

舞台上にフランス国旗配色の幕。
オーバーチュアが流れるなか、
幕にギロチンやフェンシングの影絵など投影。


”夢物語”
舞台上で歌うマルグリット。
それに対し、上手でニラミをきかすショーブランと、
下手でマルグリットに投げキスなどをするナンパなパーシー。

マルグリットのフランス最後のショー。
途中からフランス語で歌ったり。
ダンサーは”普通”の衣装を着た男女ペア。
そこに天使が乱入と、何だ、この演目は。

引退宣言に驚くショーブラン。
そのまま、動揺演技をしつつ、退場。
お客さんは、我々なので、ヤジも飛ばず。

突然、舞台後ろのカーテンを開けて、
改めて、ショーブラン上演中に乱入。
アカラサマに嫌がらせで、劇場閉鎖。
(一応、ロベスピエールの命令)

それに反抗するマリーとタッソー。
そのまま公安委員に捕まるが、
フランス国旗に火をつけた輩が居ると、
公安委員に言いつけ、追い出すパーシー。

ここで、マリーとタッソーの婚約話。
(完全にアルマンとくっつくフラグが消えた)
また、何故かフランス国家を鼻歌で歌うパーシー。
(旗は燃えてない、という替え歌で)

一方、サン・シールの居場所を
マルグリットから聞き出すショーブラン。


”マダム・ギロチン”
ショーブランソロ。

カツラを被った田村氏、もとい、
サン・シール侯爵、登場。
大変に心地よいソロパートを聞かせ、斬首。


”あなたは我が家”
パーシーとマルグリットの結婚式デュエット。
ここで、BW版のみ収録の”Vivez”の一部をインストで。

ひたすら目立つ執事・ジュサップ。
そして、セット転換係になる田村氏。
このツートップから目が離せない。

デュハーストの報告に最初は、
耳を貸さないパーシー。
しかし、サン・シールが殺害された、
(ただし、脇に居るけどな!)
報告で、突然、正気に。

ただ、問題は、この件を知っているのは、
パーシーとデュハーストとマルグリットと、
オジーと言ったような。え、オジー?

そして、もう一つ疑問が。
この時点で、ピンパーネルの活動してない?
逃がす手助けくらいしかしていない印象。
(ヅカ版はこの時点で既に活動してたので)


”悲惨な世界のために”
世を憂う歌を一曲。
”ひとかけらの勇気”と違い、
全く前向きにならない歌詞。

と言うか、ここでピンパーネルを
結成する決意を固める歌なのかも。

偽装した手紙をマルグリットが普通に
受け入れたので、マルグリットに
スパイ容疑が係り、つれなく接するパーシー。


”祈り”
パーシーの独白ソング。
妻に裏切られ、と、
投げやり歌詞な楽曲。


翌朝。
ソファで寝てるパーシーに、
ジュサップの制止もきかず入ってくる貴族達。

そこで一方的にサン・シールの話をするパーシー。
なお、途中でそれを止めようとしないデュハースト。

ここで、二回ほど、”炎の中へ”の
導入部分をトランペットが吹くのだが、
ビミョウに不安定。

ブレイクニー家の家紋から、
紅はこべの封蝋を使用する話からの、
貴族達をピンパーネル団にスカウト。
ちょっと、本棚が開くことを期待したけど、
そんな装置はないらしい。

ここで、アルマン登場。
最初は誤魔化そうするパーシー。
しかし、最初から聞いていたと言われ、
デュハーストの勧めもあり、仲間に。


”炎の中へ”
『ダビデは戦いに出た、石ころ一つで』
という歌詞から始まる。訳詞として、
二種類ほど、知っている曲だけど、
初めてダビデを出してくる歌詞を聞いた。

結構、原文の通りな訳。
でも、ちょっと単語の羅列歌詞に。

まずは、訓練。
安定の虫取り網の存在。
その小道具、どっから出てきた。
何の特訓に使うんだ、それ。

そして、ジュサップ、訓練に参加。
それも普通に強いという。
え、この執事最強フラグ、何?
(それも、このシーンだけという)

途中から、船に乗り込み、変装をするピンパーネル団。
その際、セット転換を担当する田村氏。
そのまま、船員として、再登場。

一方、ピンパーネル団も、
各々が各々なりの変装を。
なぜか、一人花売り娘姿に。
(洗濯女は一人だけ)

パーシーは眼帯に黒い衣装と、
グラパン、一歩手前な変装に。


”炎の中へ”のインスト曲。
パリの街中で、捕まっている貴族を助けるピンパーネル団。
謎の花売り娘は、きっちり役人を倒し、
貴族達を逃がしているけど、なぜに花売り娘なのか。


ロベスピエール登場。
ショーブランとは、かなりフレンドリーな間柄。
というか、話し方。もっと威圧的かと思いきや。

過去の失敗を取り上げ、ネチネチと。
ガチョウを使って、公安委員会を邪魔した事があるらしい。
なお、123匹らしく、こういう所のショーブランの笑いが細かい。


”ハヤブサのように”
ショーブランソロ。
鷹でなく、隼なのか。
歌詞の文字数が増えても、難なく歌う。


”なにもの?ピンパーネル!”
パーシー宅の居間。
マリーがパーシーの肖像画を書いていると、
女中達がピンパーネルの噂話をし、
パーシーも仮面をつけ、変装し、歌う曲。

まず、パーシーがリードボーカル。
てっきり、女中達が歌う曲かと思ったら。

そして、マリーが肖像画を書き、
次は胸像造りを依頼するパーシー。
(オチへのフラグ)

また、マリーとアルマンを会わせ、
アルマンの前で、計画を話し出す。
それに慌てるアルマンに、
マリーをピンパーネル団にスカウトした旨を話す。

そして、またパリに戻るマリーと同伴するアルマン。
それに反対するマルグリット。


”あなたを見つめると”
マルグリットとアルマンの姉弟デュエットに。

で、庭に行き、
”あなたを見つめると(リプライズ)”
パーシーとマルグリットの妄想デュエットに。

ワイルドホーン作品の場合、
妄想デュエットは定番だが、
この作品では、無かった。
それが、今回、リプライズで、存在。

フランスから、ショーブラン登場。
そして、マルグリットの過去を
パーシーにバラすとマルグリットを脅す。

そこにパーシーが登場。
ショーブランの前で道化を演じるパーシー。
名前の読みから始まり、徹底的にオチョクる。
そのボケっぷりが、大王(後藤ひろひと氏)っぽく。

そんなパーシーを観て、マルグリットに
フランスに帰る事を提案し、次曲に。

”あの日の君はどこへ?”
過去の話をする二人。
それをモノスゴく熱く語るショーブラン。

マリーの別れの挨拶。
フランスに戻るマリーと一緒に行くアルマン。
二人で”あなたは我が家(リプライズ)”

書斎シーン。
ものスゴい派手な衣装のパーシー。
ジュサップが笑いを堪えながら、
ピンパーネル団が来た事を報告。

”男のつとめ”
プリンスオブウェールズの舞踏会が開かれる。
それに参加すべく、衣装を新調。
錦鯉、という謎のキーワードの元、
派手な衣装を着こなす手ほどきを歌うパーシー。

この曲が一番、低音。
そして、オカシな歌詞を歌い上げるパーシー。

7色の衣装がここまで、
滑稽に見えるのは、男性が変装するから。
ヅカ版では、皆、着こなしてるだけに、
新鮮で、なおかつ、印象に残る一曲に。

プリンス、登場。
頻繁にフランスに渡るパーシー一味に
ピンパーネル団に疑われるが、
パリで衣装を作っていたと言い訳。

ここで、ピンパーネル団が童謡を歌う。
(”Row Row Row Your Boat”)
これはソウル版もなので、台本かも。

そこにショーブランも登場するが、
二人にさせまい、とプリンスを連れて行くパーシー。


更にマルグリットも登場。
ショーブランは、ある男を捕まえたと言い、
アルマン逮捕をマルグリットに教える。


”謎〜疑いのダンス”
ショーブランが”ハヤブサのように”
の一部を歌い、そこにマルグリットが加わる。

その後、先ほどの派手な衣装から
シンプルな衣装に着替えたパーシーも参加。

三人はセンターに立ち、
ピンストを浴びる中、歌っていく。
一幕最後でも、シンプルに、歌い手を見せる演出。

最後には全員が出てくるが、
何故かサン・シールな田村氏と、
さらにジュサップでなく、斬首係と、
謎な設定のまま、登場する川口氏で、一幕終了。


二幕
アントラクトは”炎の中へ”

”新たな時代は今”
ロベスピエールのソロから始まる二幕。
途中から、男性コーラスに加え、
ショーブランも参加し、歌い上げ。

一応、新曲だけど、『ルドルフ』
の”愚かな英雄”の焼き直し感。
ただ、それ以上に歌謡曲路線が半端無い。

そのまま、ロベスピエールが、
舞台上で早着替えをしプリンスに。

”なにもの?ピンパーネル(リプライズ)”
プリンスと招待客によるワンフレーズ。


”あちこちお探し”
冒頭はパーシーのリードソロ。
そこから、プリンス、アンサンブルに広がる。

アルマンから仕入れたファーレイと
オジーかイジーの名前を聞き出したショーブラン。
それをマルグリットに伝え、
舞踏会でその貴族を探すように言う。

ストレートにオジーに聞き、
それがパーシーに伝わり、
用心するようにピンパーネル団に広がる。

一応、ファーレイに、
1時に橋の下で、落ち合うと、
一方的に待ち合わせを告げ、
早めに現場へ行くマルグリット。


”悲惨な世界のために(リプライズ)”
この世界のために何ができるか?
と、橋の上で歌うマルグリット。

この曲を歌詞を違うとはいえ、
ヅカ版オリジナル・パーシーが歌う贅沢さ。

そこにパーシーが声色を変えて登場。
変装もなく、背後からとかでなく、
正面から普通に近づいてくるため、
明らかにバレるだろうけど、それ。
でも、そこはバレない設定の二人。

”あなたはそこに”
そして、マルグリットを帰し、
真実を知ったパーシーが歌う。
一幕の”祈り”同様、訴える歌だが、
より幸せが、感じ取れる歌詞に。

そこにショーブラン登場。
パーシーが呼び止められ、
余計な事を聞かれる前に、
『ショーブランがピンパーネル?』
と、疑問を待ったり、ピンパーネルの仲間を
待ったりするが、ショーブランはあきれて帰って行く。

ショーブランが帰った後に、
改めて、アルマンを救出し、
フランスから戻る事をピンパーネル団に伝える。


”夢物語(リプライズ)”
ワイルドホーン作品定番の娼館シーン。
いつの間にか、フランスに渡っているマルグリット。
娼婦に扮し、娼館に来た兵士からアルマンの情報を聞き出し、
牢屋まで案内させようとする元女優。

しかし、その現場をショーブランに押さえられる。
フランス語を覚えてるか?という会話から、
リプライズでもフランス語の歌詞を披露。

なお、グラパンによる情報提供なので、
パーシーはマルグリットを監視してた模様。
そして、アルマンをワザと逃がし、
囮でピンパーネル団を一網打尽にする作戦を、
ロベスピエールと話しあうショーブラン。
(発案者がグラパンかは不明)

マリー宅の地下室。
ここで、マリーが生首を作成。
ピンパーネル団が、ギロチンの模型で何かのテストを。

フランス兵の巡回が厳しく、
婚約者が要るモノは抜けてくれと言い、歌うパーシー。

”ここから先は”
この歌が『モンテクリスト』の
"今日まで"に似たカンジの曲。

”炎の中へ(リプライズ)”
そんなパーシーに対し、
ピンパーネル団がそれぞれに歌う。

一方、牢獄。
逮捕された貴族が中に。
サン・シールでない貴族で田村氏も。
一応、別の名前もあった。

そこに閉じこめられるマルグリットとアルマン。

きっと、パーシーが助けてくれると、
口走る、ちょっと、うっかり屋さんなアルマン。
この時点では、何とか誤魔化す。

”あなたを忘れよう”
パーシーを忘れる、と歌うマルグリット。

そして、呼び出しを受け、牢から移送される。

その際、脱走するアルマン。
で、またウッカリ、パーシーの名前を出し、
マルグリットは真実を知る処に。

なお、この脱走は政府側の計画通りと、
ロベスピエールに話すショーブラン。


ミクロンの入り江に着くアルマン達。
そこに待っていたのはショーブラン。
今度は、マルグリットまでもパーシーの名前を出し、
パーシーがスカーレットピンパーネルと気づくショーブラン。
そこにグラパンも加わり、パーシーの正体を報告。
で、捕り物を始めるが、パーシーから指輪を奪ったと、
ショーブランに渡すが、『さっき、逃げられた、
と言わなかったか?』とツッコまれ、
パーシーが正体を現し、そのまま、捕り物に。

この殺陣シーン、
意外と勇敢なマルグリットだが、人質に。
パーシーは『ギロチンにだけは、送らないで欲しい』
と、”押すなよ、押すなよ”をやった後、断頭台に。

そのまま、ギロチンで斬首。
しかし、その首はダミー。

そのまま、ピンパーネル団が
ショーブランを捕まえ、
ピンパーネルの出国証と指輪を持たされる。

”あなたを見つめると(リプライズ)”
で、船で二人になり、これを歌い、幕。


石丸@パーシー
悉く、ボケ。
面白いけど、そのボケが観ていて居たたまれない。
ただ、それが冒険活劇というモノ、と言われれば、それまで。
また、一幕はちょっと鼻声でお疲れ気味。

勿論、ソロ、デュエットと、
聞かせる曲は全て、聞かす。
と、オイシい処は全て持って行く主役。


安蘭@マルグリット
何にでも吠える子犬のようなヒロイン。
弟を心配し、頼りない夫を見限り、
我が道を進み、結果、捕まる。
ただ、主人公に頼らないヒロインとも。

これは、元パーシー役者ゆえか。
実際、殺陣のシーンが作られるし。
主役よりも上手い立ち回り(笑)

歌は中低音曲ばかりで、
無理に高音域なヒロインソングが無い。
(デュエットは結構高いけど)

でも、このヒロイン像で、
”only love”とか聞いてみたいかも。


石井@ショーブラン
悉く、ツッコミ。
というか、こんなに笑いを取る役だったのか。

役、歌も含め、とにかく、アツい。
その暑苦しさ、ゆえに、
こういうショーブランもアリかな、と。


平方@ロベスピエール/プリンス
ソウル版同様、二役。
これは、二役というのが脚本通り?

堅いイメージだったロベスピエールだけど、
結構、ショーブランに対し、フレンドリー。
その一方で、二幕ソロで、信念を見せる。

プリンスオブウェールズはお笑い要素が強い。
歌はほとんどなく、台詞でそれを見せる。

ロベスピエールのソロは、
もっと、歌い上げが可能な気がするが、
プリンスの笑いはキレイに拾っていく。
なので、ロベスピエールよりはプリンス寄りな配役。

これは、佐藤氏だと逆なイメージに。
佐藤氏のソロ曲が聞きたかった。


矢崎@アルマン
口を滑らせたり、捕まったりと、
なかなかに踏んだり蹴ったりな役。
『ドラキュラ』のアーサーに引き続き、
また、このポジションか、と。

そんな、ちょっと脇の役だけど、
歌はポイントを押さえて、サラっていく。


上口@デュハースト
ピンパーネル団のサブリーダー。
『シスアク』のイメージが強いが、
今回はサブリーダーとして、まとめている。


太田@エルトン
錦鯉、担当。
ピンパーネル団でコメディ担当なので、
若手イケメンのなかでは、ちょっと目立つ役に。
でも、それは演技であり、歌はそこまでは。


駒木根@オジー
更に、コメディ担当。
一人体型が違うので、目立つ。

デュハーストと共に、パーシーと同じ世代。
ただ、それだけ、だったので、
当初から仲間という設定に違和感が。


則松@マリー
男勝りなマルグリットに
負けないアーティスト。

婚約相手が、タッソーなため、
このクレジットの位置だが、
元々、ソロが無い役だったのか。


川口@デュサップ
死刑執行人な時と、
最強な執事とのギャップ。
ソロどころか、台詞もほとんど無い。

ただ、その存在と顔の濃さ。


田村@サン・シール
役的には侯爵だが、
暗転時の舞台装置の移動係で、
死後の方が、結構、目立つ。

それでも、オープニングのソロパートの存在感。



梅芸版スカピン。
ヅカ版とタイトル、歌詞が異なり、
”ひとかけらの勇気”も有るけど、全然違う内容。
むしろ、これからの海外版でも使われるのか?

BW版ということで、ソウルで観た流れとほぼ同じ。
ソウル版同様、笑いが多いが、どこまで脚本なんだか。
パーシーかショーブラン、どちらかで良いのに、
二人とも笑いに貪欲なので、つっこみ役がいない。
(パーシーのボケとショーブランのツッコみはある)

ただ、それが、ちょっと、シツコい。
演出家がコメディと言ってるが、
そういう演出なのか?

ガブリエル・バリー自体は、
『天国の涙』で観ているが、
あの作品は普通にラブストーリーで、
映像演出が効果的だったけど、
今回は冒頭くらいしか。
とりあえず、デイドリーム号が、
映像でなくセットで出てきて良かった。


新曲は両方とも、焼き直し感(どこかで聞いた路線)
が強いけど、他言語で聞いてみたい。
特に、ロベスピエールのソロとか。

その焼き直しの元になった曲が、
両方ともヒロイン或いは女性の曲で、
今回は両方とも、男性の曲に。
なので、ちょっと、新鮮。

ただ、劇中の曲が全て分かるくらいに、
CDを聞き込んでいるので、ちょっと違和感。


待望の日本語による男女版。
コーラスやピンパーネル団のみの、
男声が必要な曲はやはり、厚みがあるが、
人数が欲しい場面(パリや捕り物)はヅカ版には適わない。

どの言語でも構わないので、男女版の
コーラスの厚みがある”栄光の日々”を
聞いてみたいのだが、それは適わない夢か。