ネタバレなあらすじ。
開演前の舞台には、両脇に雲のカーテン、
そして、中央に切れ目のある雲オブジェ。
暗転、照明後、雲を模した、
ベッドに寝ている老人・シャンク。
そこに、スティーブンが薬を持ってやってくる。
かなり気弱なシャンクだが、スティーブンは、
この後の舞台(『お気に召すまま』)の
準備が有るので、気もそぞろ。
そこに遺書が枕元にあるから、
と、スティーブンに読ませる。
が、その中には、スティーブンの名前が無い。
と、思ったら、裏面に記載。
金貨を与えると有るが、金貨以上のモノを貰った、
と語るスティーブンに、出逢いから振り返る二人。
有る舞台がハネた、グローブ座。
女性役として出演している
グーフィーとトリッジが押し問答をしていると、
衣装係のジョンが早く、衣装を脱ぐように促す。
そこに、シャンクが自前の小道具を
修理して、次の公演(『夏の夜の夢』)
に使うよう、ジョンに言ってくる。
と、一通りの状況説明後、
浮浪児の格好をした少年が現れる。
その少年こそ、スティーブン。
シャンクの養成所から斡旋された生徒で
『夏の夜の夢』のパック役を希望していた。
喋り方は方言丸出し、
振り付けは手をバタバタさせ、
パック役には、ほど遠い。
しかし、養成所の他の生徒を、
教師がデンマークに連れて行ってしまい、
他の選択肢が無いので、
一番人気の女形のハニーに教育を任す。
養成所の教師に生徒ごと逃げられた
シャンクは、経理のディッキーに事情を説明。
逆に、養成所の生徒を水増ししていること、
株主を騙している事を指摘し、
数日中に、金を工面するよう言われる。
帰宅し、金を工面するシャンク。
そこに、ハニーが帰宅。
人妻に手を出し、金目のモノを
貢がせたが、それすらもかすめ取るシャンク。
そこに、その主人が怒って乗り込む。
その主人をかわすが、最後、主人のナイフ
(小道具?)が腹に突き刺さり、労りながら、暗転。
2幕。
突如、『夏の夜の夢』の
主演女優に抜擢されるスティーブン。
ハニーはシャンクに怒るが、
金を工面するため、良い値で
スティーブンを売るための”競り”公演だった。
そのまま、ハニーに指導するよう命令するが、
逃げるハニー。仕方なく、スティーブンを指導する。
その指導法は、
女性役を演じている少年俳優という面を
全面に出して、演じろというモノ。
そして、稽古を付けるシャンク。
公演初日、スティーブンの芝居は
観客を魅了し、競りの値段は100ポンドを越える。
それに対し、ディッキーは、
自分の劇団に留めようと、
更に高い値段でシャンクに交渉する。
しかし、当のシャンクは、
スティーブンを売ろうとする。
それは、スティーブンの芝居が、
女性っぽい演技で、少年俳優が
演じている意味が無い演技だったからだ。
その演技に、自分のメソッドが見つけられない、
強いては、自分の演技論を否定されたシャンクは、
スティーブンを売ろうとする。
が、売ろうとした瞬間、
一幕最後に受けた傷が広がり倒れるシャンク。
時が立ち、
スティーブンはロザリンドを、
ハニーは、男役に転向し、その相手役に。
スティーブンが、シャンクの事を話していると、
再び、雲を模したベッドで登場するシャンク。
一人、独白するシャンク。
それは、スティーブンの演技が、
少年俳優が演じる女性でなく、女性そのもので有り、
女性役として、女性が舞台に立つ兆候であること。
そして、女性を迎えいれる準備をし、
雲のベットに乗り、捌けていくジョンで、暗転。
浅利@スティーブン
安定の映像畑と変わらない演技。
前半は田舎丸出しなため、
ワザトラシいし、某演技だが、
稽古する内に、自然な演技に。
その移行が本当にスティーブンの成長のようで。
で、ロザリンドで女装。
これが、出演者の誰よりも似合う。
ちょっと、意外。
元々、甲高い声だったのか、
女形としての少年俳優に違和感なし。
でも、舞台俳優として、この発声はどうなんだろう、と。
ちょっと、映像系の演技のような気もするけど、
それは演出なのか、はたまた、こんなモノなのか。
碓井@グーフィー&藤木@トリッジ
クレジット的に、先にコッチの二人。
年長のグーフィーが、
年下のトリッジに絡むという図式。
このコント形式が定着。
ただ、ハニーに比べると、
若手だな、という印象しか無く。
むしろ、判別が付くようなエピソードもなく。
橋本@ハニー
意外にも、このクレジット位置で、
クローズアップされる役。
少年俳優として瀬戸際なため、
スティーブンをライバル視しつつも、
売りに出される事は否定的と、
微妙にいいヤツ、という設定。
花形俳優だけど、
オフの姿があまりに、
男、なので、どの辺が人気?
でも、微妙な心理描写を演じ、
その辺の機微が観ていて分かる程度に演技派。
その演技にどっかで、見覚えがと思ったら、
キルヒアイスで観ていたか。納得。
花王@ジョン
衣装係で、元少年俳優。
で、まさか、女形役とは。
なんか、腹にイチモツイメージだけど、
普通に座長思いの良いキャラ。
スティーブンの再現では、かなりの精度(笑)
高橋@ディッキー
金にウルサい元少年俳優。
経理の道という、
別な方法で劇団に関わる道を見つけ、
その仕事に誇りを持ちつつも、
どこか俳優を忘れられない。
で、スティーブンに対して、
金に成ると判断したのか、
それとも、自分が成し得なかった、
何かを感じたのか、スポンサー志願。
からの、シャンクへの、
師匠以上の感情、など。
基本、敵役のイメージなので、
こういう、時折見せる優しさ枠とは。
でも、オールメールだと、女形なのか。
森演出。
突然、印象に残る舞台転換を
するイメージが強い演出家なのだけれど、
今回も、雲が晴れたらグローブ座という斬新転換。
ただ、それ以上に特徴は分からず。
特に、今回は座長が平氏で、
強烈過ぎるため、どこまで、
森氏の演出なのだろうか、と。
でも、森氏演出のシェイクスピア作品は観たくなった。
(アチコチに、シェイクスピア作品の台詞が出てくるので)
登場人物全員が、元少年俳優か少年俳優。
そもそも、その設定にビックリ。
シャンクまで、元女形設定。
それゆえに、現役の4人は、
何時、変声期がくるか、気が気でない。
その辺の心の機微が描かれのかと思いきや、
スティーブンの同性愛(ハニーへの一方的な思い)
エピソードが入っていたり、ディッキーのシャンクへの思いとか。
少年俳優を体験すると、
同性愛に目覚める、という謎理論。
普通に、劇団Studio Lifeで上演したら、ハマりそう。
あるいは、花組芝居あたりで。少年俳優に違和感を
持たせない役者陣が揃っているので、説得力が有りそう。
平@シャンク
元、少年俳優。
俳優として、若者を指導。
その指導法は、至ってマトモ。
ただ、若干、ワンマン経営。
そのワンマン振りに、周りが振り回されつつ、
それでも、慕われている感が有る。
(指導者以上の関係も含めて)
今回は、陽なタイプな役。
それに加え、シェイクスピア作品の台詞が、
色々と登場し、それを感情を籠めて、暗唱したり。
極めつけは、元・少年俳優で女形。
それは無理が有るだろう、と
思いつつ、女性役の台詞を諳んじると、
特に、違和感を感じない、説得力。
御歳80を越えるのに、
ボソッと話しても、明瞭に聞こえる発声。
冒頭は病人役なので、今にも死にそうな
話し方で、『こんなんだっけ?』となったが、
過去のシーンになると、シャンとした話し方。
あ〜、コレだよ、この声が好みだ、と。
同系統に無名塾の仲代氏が居るけど、
アチラは語尾が上がりるの対し、
コチラは平坦な話し方。
それが、より淡々となると、
四季の日下氏タイプになる。
(この年代で、好みな発声をする三人比較)
で、直接の死因(劇中で死んでないけど)が、
腹部にナイフを刺された事なんだろうけど、
あれは舞台用の模造刀のような気がするのだけど。
刃物では無いけど、突起物で刺されたから、
腹部から血が出る原因になったのだろうか?
その点だけが、謎。
開演前の舞台には、両脇に雲のカーテン、
そして、中央に切れ目のある雲オブジェ。
暗転、照明後、雲を模した、
ベッドに寝ている老人・シャンク。
そこに、スティーブンが薬を持ってやってくる。
かなり気弱なシャンクだが、スティーブンは、
この後の舞台(『お気に召すまま』)の
準備が有るので、気もそぞろ。
そこに遺書が枕元にあるから、
と、スティーブンに読ませる。
が、その中には、スティーブンの名前が無い。
と、思ったら、裏面に記載。
金貨を与えると有るが、金貨以上のモノを貰った、
と語るスティーブンに、出逢いから振り返る二人。
有る舞台がハネた、グローブ座。
女性役として出演している
グーフィーとトリッジが押し問答をしていると、
衣装係のジョンが早く、衣装を脱ぐように促す。
そこに、シャンクが自前の小道具を
修理して、次の公演(『夏の夜の夢』)
に使うよう、ジョンに言ってくる。
と、一通りの状況説明後、
浮浪児の格好をした少年が現れる。
その少年こそ、スティーブン。
シャンクの養成所から斡旋された生徒で
『夏の夜の夢』のパック役を希望していた。
喋り方は方言丸出し、
振り付けは手をバタバタさせ、
パック役には、ほど遠い。
しかし、養成所の他の生徒を、
教師がデンマークに連れて行ってしまい、
他の選択肢が無いので、
一番人気の女形のハニーに教育を任す。
養成所の教師に生徒ごと逃げられた
シャンクは、経理のディッキーに事情を説明。
逆に、養成所の生徒を水増ししていること、
株主を騙している事を指摘し、
数日中に、金を工面するよう言われる。
帰宅し、金を工面するシャンク。
そこに、ハニーが帰宅。
人妻に手を出し、金目のモノを
貢がせたが、それすらもかすめ取るシャンク。
そこに、その主人が怒って乗り込む。
その主人をかわすが、最後、主人のナイフ
(小道具?)が腹に突き刺さり、労りながら、暗転。
2幕。
突如、『夏の夜の夢』の
主演女優に抜擢されるスティーブン。
ハニーはシャンクに怒るが、
金を工面するため、良い値で
スティーブンを売るための”競り”公演だった。
そのまま、ハニーに指導するよう命令するが、
逃げるハニー。仕方なく、スティーブンを指導する。
その指導法は、
女性役を演じている少年俳優という面を
全面に出して、演じろというモノ。
そして、稽古を付けるシャンク。
公演初日、スティーブンの芝居は
観客を魅了し、競りの値段は100ポンドを越える。
それに対し、ディッキーは、
自分の劇団に留めようと、
更に高い値段でシャンクに交渉する。
しかし、当のシャンクは、
スティーブンを売ろうとする。
それは、スティーブンの芝居が、
女性っぽい演技で、少年俳優が
演じている意味が無い演技だったからだ。
その演技に、自分のメソッドが見つけられない、
強いては、自分の演技論を否定されたシャンクは、
スティーブンを売ろうとする。
が、売ろうとした瞬間、
一幕最後に受けた傷が広がり倒れるシャンク。
時が立ち、
スティーブンはロザリンドを、
ハニーは、男役に転向し、その相手役に。
スティーブンが、シャンクの事を話していると、
再び、雲を模したベッドで登場するシャンク。
一人、独白するシャンク。
それは、スティーブンの演技が、
少年俳優が演じる女性でなく、女性そのもので有り、
女性役として、女性が舞台に立つ兆候であること。
そして、女性を迎えいれる準備をし、
雲のベットに乗り、捌けていくジョンで、暗転。
浅利@スティーブン
安定の映像畑と変わらない演技。
前半は田舎丸出しなため、
ワザトラシいし、某演技だが、
稽古する内に、自然な演技に。
その移行が本当にスティーブンの成長のようで。
で、ロザリンドで女装。
これが、出演者の誰よりも似合う。
ちょっと、意外。
元々、甲高い声だったのか、
女形としての少年俳優に違和感なし。
でも、舞台俳優として、この発声はどうなんだろう、と。
ちょっと、映像系の演技のような気もするけど、
それは演出なのか、はたまた、こんなモノなのか。
碓井@グーフィー&藤木@トリッジ
クレジット的に、先にコッチの二人。
年長のグーフィーが、
年下のトリッジに絡むという図式。
このコント形式が定着。
ただ、ハニーに比べると、
若手だな、という印象しか無く。
むしろ、判別が付くようなエピソードもなく。
橋本@ハニー
意外にも、このクレジット位置で、
クローズアップされる役。
少年俳優として瀬戸際なため、
スティーブンをライバル視しつつも、
売りに出される事は否定的と、
微妙にいいヤツ、という設定。
花形俳優だけど、
オフの姿があまりに、
男、なので、どの辺が人気?
でも、微妙な心理描写を演じ、
その辺の機微が観ていて分かる程度に演技派。
その演技にどっかで、見覚えがと思ったら、
キルヒアイスで観ていたか。納得。
花王@ジョン
衣装係で、元少年俳優。
で、まさか、女形役とは。
なんか、腹にイチモツイメージだけど、
普通に座長思いの良いキャラ。
スティーブンの再現では、かなりの精度(笑)
高橋@ディッキー
金にウルサい元少年俳優。
経理の道という、
別な方法で劇団に関わる道を見つけ、
その仕事に誇りを持ちつつも、
どこか俳優を忘れられない。
で、スティーブンに対して、
金に成ると判断したのか、
それとも、自分が成し得なかった、
何かを感じたのか、スポンサー志願。
からの、シャンクへの、
師匠以上の感情、など。
基本、敵役のイメージなので、
こういう、時折見せる優しさ枠とは。
でも、オールメールだと、女形なのか。
森演出。
突然、印象に残る舞台転換を
するイメージが強い演出家なのだけれど、
今回も、雲が晴れたらグローブ座という斬新転換。
ただ、それ以上に特徴は分からず。
特に、今回は座長が平氏で、
強烈過ぎるため、どこまで、
森氏の演出なのだろうか、と。
でも、森氏演出のシェイクスピア作品は観たくなった。
(アチコチに、シェイクスピア作品の台詞が出てくるので)
登場人物全員が、元少年俳優か少年俳優。
そもそも、その設定にビックリ。
シャンクまで、元女形設定。
それゆえに、現役の4人は、
何時、変声期がくるか、気が気でない。
その辺の心の機微が描かれのかと思いきや、
スティーブンの同性愛(ハニーへの一方的な思い)
エピソードが入っていたり、ディッキーのシャンクへの思いとか。
少年俳優を体験すると、
同性愛に目覚める、という謎理論。
普通に、劇団Studio Lifeで上演したら、ハマりそう。
あるいは、花組芝居あたりで。少年俳優に違和感を
持たせない役者陣が揃っているので、説得力が有りそう。
平@シャンク
元、少年俳優。
俳優として、若者を指導。
その指導法は、至ってマトモ。
ただ、若干、ワンマン経営。
そのワンマン振りに、周りが振り回されつつ、
それでも、慕われている感が有る。
(指導者以上の関係も含めて)
今回は、陽なタイプな役。
それに加え、シェイクスピア作品の台詞が、
色々と登場し、それを感情を籠めて、暗唱したり。
極めつけは、元・少年俳優で女形。
それは無理が有るだろう、と
思いつつ、女性役の台詞を諳んじると、
特に、違和感を感じない、説得力。
御歳80を越えるのに、
ボソッと話しても、明瞭に聞こえる発声。
冒頭は病人役なので、今にも死にそうな
話し方で、『こんなんだっけ?』となったが、
過去のシーンになると、シャンとした話し方。
あ〜、コレだよ、この声が好みだ、と。
同系統に無名塾の仲代氏が居るけど、
アチラは語尾が上がりるの対し、
コチラは平坦な話し方。
それが、より淡々となると、
四季の日下氏タイプになる。
(この年代で、好みな発声をする三人比較)
で、直接の死因(劇中で死んでないけど)が、
腹部にナイフを刺された事なんだろうけど、
あれは舞台用の模造刀のような気がするのだけど。
刃物では無いけど、突起物で刺されたから、
腹部から血が出る原因になったのだろうか?
その点だけが、謎。