ネタバレなアラスジ。
(ラストは抽象的)

飛行士が砂漠に不時着する。

そこで、奇抜な衣装を来た、
男の子(星の王子さま)と出会い、
『羊の絵を描いてくれ』と言われ、
言われるがままに、絵を描く飛行士。

王子は、他の星から来たと話し、
自分の星のこと、薔薇の話を始める。

その薔薇の元から離れ、星を転々とする王子。
そこで、色々な人と出会い、学んでいく。
そのなかで、地球に行くように薦められ、地球にいく王子。

狐と会い、人との関係の重要性を学ぶ王子。

再び、飛行士が登場。
しかし、飛行士は、助け(水)を求めていた。
そんな飛行士に対し、一緒に井戸を探す王子。

そして、飛行機士は、
”大切なモノ(水)は目に見えない”と、理解する。
それを理解した時、王子は飛行士の前から消える。

自宅に帰った飛行士は、
再び王子に会うことを決意し、
夜空を見上げることで、王子と会えると信じ、暗転。
(やはり抽象的にしかならないオチ説明)


昆@星の王子さま
非現実的なキャラ。
その素っ頓狂な発言が、
不自然にならないビジュアルと幼さ。

歌はマイナー調が多いが、
そのメロディーラインが心地よい。
こう、宛書きというか、全てがマッチする役に。


伊礼@飛行士、ほか
メインは飛行機乗り。
その他に、王子が巡る星の住人。

幾つかあるなかで、印象的なのは、
おフランスなお洒落さんと、
街頭付け職人(の付け髭)

曲は、やはり、マイナー調で若干の
不安定さを醸し出す。やはり、歌は…。
でも、ハモリになると、
その上がりきらない声が心地よい。
ものスゴい、ハモリでの破壊力。


廣川@レオン、など
基本は狂言廻し。
なので、歌わないかと思ったら、
コミカルな歌担当路線。
そして、正当派の曲は歌わせない。

ナイロンでも観ているとは思うが、
本当に記憶になく、こんな人が居たのか、と。

で、狐役が一番の飛び道具。


服部@ピアノ兼、薔薇
飛行士の奥さんも兼ねる。
しかし、その棒読みっぷりがスバらしい。


青木演出。
シンプルなセットで、
役者の歌や演技に左右される演出。

と、最初は思って観ていたけど、
絵の投影や星の住人、子供アンサンブル
の登場とやはり、結構、凝った演出に。

また、結構、わかりやすい話かと思ったら、
ラストに向かって抽象的な展開に。
やはり、原作を読まないと理解が足りない。

曲は蜷川シェイクスピアの笠松氏。
なのだが、あの古代ローマ調は一切なく、
普通にオリジナル作品として、
マイナー調な曲ばかりだけど、耳に残る。


終演後に、追加料金(二千円)が
発生するプレミアトークショー。

開始前に、デザートプレート+飲み物一杯。
都内だと、1200円くらいのプレートだけど、
水戸だと800円くらいかな、と思わせるプレート。

そして、ここで、感想と出演者への質問を記入。
終演40分後、出演者のお三方、登壇。

ポイントは伊礼氏と昆さんには、
照明が当たっているのに、廣川さんには、
照明が当たらないという席位置。

まずは、自己紹介。
最初に昆さんが
『昆夏美です。どうも、
本日はご観劇、ありがとうございました~』
と若干、舌っ足らずな言い方をしたら、
それを受けて、伊礼氏、廣川氏が、
同じ口調と内容で自己紹介(笑)

司会者から、今回の公演についての質問。

昆さんが『舞台が近くて~』
と、真面目に答えていると、
後ろでカメラを撮っている人が。

それに対し、司会者に、
『撮影はOKなの?』と聞く伊礼氏。
『あれはスタッフです』と答えていると、
完全に話を止めている昆さん。

改めて、司会者が『撮影禁止』を主張してから、
『すすり泣きか、単に風邪なのか、鼻を
すする音が客席から聞こえ、成功を実感』
と答える昆さん。

円形劇場の音響についてや舞台上の
メイン役者より、裏方の方が人数が多い
と答える伊礼氏。また、『スムーズに稽古が
進んだために、追加されたシーンもあった』と。

と、ここでオフレコ内容を廣川氏が披露。
(神戸の大千秋楽公演後に追記予定)

********************************************
蛇のシーンを追加した。
(原作であるのかは、不明)
台本に追加でなく、あの蛇の動きを追加した可能性も。

また、王子様の登場シーンと、
最後の退場シーンを同じ位置にする。
(どちらかというと、こちらがオフレコかも)
********************************************

引き継いだ廣川氏が、
今回追加された自分の役や他の役同士の関係性について話し、
これからの旅公演について、とマトメに入る。

すると、『さっき、楽屋でトークショーは苦手とか
言ってたのに』と、ツッコむ伊礼氏。

続いて、今回の水戸での公演について。
司会者の『参加者に水戸の方は居ますか?』
と聞くと、40数人中5人程度と、
参加者の水戸率の低さ。
(ま、こんな企画に参加するのは、
遠征している各役者のファンだよね、と)

で、水戸のお勧めを出演者に聞く司会者。
しかし、劇場とホテルの往復だったので、
飲み屋しか分からないと、昆さん。

ここで、某演出家の下の名前と同じ店名の
某海鮮居酒屋を紹介するモノの、
『そこはお勧めしません』とバッサリ切る伊礼氏。

その一方で、『二日連続で行ったけど、
店の名前は覚えてない』と答える伊礼氏。
読み方が分からないという意味かも。
ちなみに、彩食亭”心まい(しんまい)”

普通に千波湖を徘徊したという廣川氏。
丁度、その日は最高気温が26度という日で、
『12月なのにTシャツ一枚で過ごした』と。

なお、”御老公の湯””やまの湯”という
二つのスーパー銭湯が気になったらしく、
司会が『次回があれば(車を用意します)』と答えると、
『その時、あなた(司会者)が(このポジションに)居るか、どうか』
と、毒舌ぶりを発揮する伊礼氏。

続いて、事前に書いて貰った、
感想・質問を出演者にひいて貰うコーナーに。

(ペンネームが)”石川禅”をひく、伊礼氏。
で、真面目な感想を読み上げるが、
軽く流し、昆さんを誉める内容も流す。
質問が水戸のお勧めなのだが、
『それもさっき答えた』と、終始、アッサリな伊礼氏。

で、昆さんの番。
質問が二つあり(一個は子どもの頃の夢的内容)
もう一つが『空から観たい風景は?』
それに対し、『都会を俯瞰で観たい』と答えると、
『王子様みたい』と廣川氏。

『複数のキャラを演じると混乱しないか?』
という質問には、廣川氏。それに対し
『キャラ分けはしっかりしているので、
それは無い』と答えつつ、前回、出演していた
野田演出版『フィガロの結婚』の裏話披露。
(これは、宣伝の伏線)

二周目のターン。
質問は『お土産なにかいましたか?』
これを『お土産、なにか、いましたか?』
と複数回読み、笑いをとる伊礼氏。
(『お土産、何、買いましたか?』が正解)

”心まい”の納豆揚げと焼きおにぎり
を薦める謎のマワシモノ発言。

また、ここで『言いたいことは言う』
性格の子供の頃の形成エピソード披露。

昆さんには『王子様役以外でやりたい役は?』
『狐』と答え、『メッセージを送る側になりたい』と。

もう一つの質問が『稽古時の面白エピソードは?』
これに子供アンサンブルが参加し、色々と大変だったと。
また子供たちから元気に挨拶され、スター気分に。
『稽古なのに髪型を整えていた』と答える伊礼氏。

『新作の曲を覚えるコツは?』という質問を
紹介する廣川氏だったが、さっきの狐の話から、
自分が演じた狐についての追加裏話。
『脚本に目力がある』とあるので
ファイティングポーズを取ったが、
この狐に思い入れがある人に反感を買ってないか心配。

で、改めて、『曲を覚えるコツ』について。

まず、昆さんから。
『レミゼやサイゴンは曲が先にあるので、
(極端の話)メロディで歌詞を覚える。
でも、今回は芝居の延長で曲を覚えようとした。
しかし、覚えられず、台本を理解したら、
曲が頭に入ってきた』という素敵エピソード。

続いて、伊礼氏。
『今までは作曲家が外国の方で、
直接会うことはマレ。しかし、今回は
笠松さんという不思議(本人談)な方。
で、曲作りの裏話も聞けた。
また、自分は低音が得意と話したのに、
出来た曲は全部、高音ばかり(笑)
役同士の関係性、芝居の延長で歌っている』
と、更に素敵エピソード。

最後に、司会から『皆さん、一言』

『飛行士の親友役は実際に居る人。
台詞にはないけど、台本にはレオンという名前もある。
再演の機会が有れば、是非、水戸で。
また、今夜の番組『フィガロの結婚』も
放送があるので宜しく』と抜け目ない廣川氏。

『レオンとジュペリの年齢差は、
自分(伊礼氏)と廣川さんと同じ年齢差。
そして、何度観ても新しい発見がある。
ムダな時間に関する価値観も変わった
(パンフに書いてあるやつ)。
これは自己満でなく、皆さんも思って頂けるのでは?』
と、拍手をもとめ、やはり抜け目ない伊礼氏。

『子供の頃読んだけど、今回読み直して、
人の関係性の重要性を感じた。
(これまたパンフに書かれた内容)。
で、大人になって改めてメッセージが
強い作品。皆さんにも何か感じて貰えれば。
また、あのシーンは?と思ったら、
まだ公演は続くので、観に来て下さい』
と、主演らしく抜け目ないコメントで〆。


今回、箱からひいた参加者の質問を読むのだが、
その質問がひいた人の役と合う質問内容。
皆さん、持ってらっしゃる(笑)
そして、伊礼氏の毒舌振りがスバらしい
3人で30分、2000円の(有料)トークショー。←しつこい
(デザートプレート+コーヒー1杯付き)