アラスジというか、ネタバレというか。


コイントスで、出続ける表に、苛立つ男二人。

今、何故、ここに居るのか、話しあった結果、
クローディアスに召還された事が分かる。
そして、ハムレットの病気の原因を探るよう言われる。

しかし、その原因はサッパリ分からず、
旅芸人の座長と出会い、一層、翻弄される二人。

二人の知らぬ処で話は進み、
ハムレットはイギリスへ追放され、
何故か、それに同行することになる二人。

相変わらず、先行きが見えない二人は
クローディアスから預かった、
ハムレットを処刑する手紙を読んでしまう。
しかし、それをそっと仕舞い、見なかったことに。

その後、手紙をすり替えるハムレット。

その船に海賊が現れ、ハムレットは連れ去られ、
海賊が去った後も、船に隠れ続ける二人。
そこに座長が現れ、相変わらず、二人を翻弄。

そこで、イギリス国王と会った時の、
対応をシュミレートし、手紙を開けてしまう。
すると、そこには二人を処刑してくれ、
というさっきと違う文面が。

ハムレットの登場人物、全員の死因を言い、
意味深な言葉を残し、去る座長。

死という運命から、逃れようとするも、
赤い帽子を残しロズが消え、
黒い帽子を残しギルも消える。

その後、フォーティンブラスの
クローディアスに二人の死の報告に来たという台詞、
それにホレイショーの言葉が流れ、暗転。


浅野@ギルデスターン
黒い帽子。基本、ツッコミ。
現状をいち早く察知し、
どう振る舞うかを知り尽くすが、ツメが甘いため、
最終的に疎まれ、殺害されてしまう。

小柄で若干、辿々しい言い回し。
かなりの台詞量なので、仕方ないが、
こう、聞いていて、疲れるというか、
すんなり耳に入ってこない。


石橋@ローゼンクランツ
赤い帽子。基本、ボケ。
ワザとではないが、ともかく、話を堂々巡りに。

長身で長髪。
コチラの方が聞いていて、
心地よい声質なのだが、
如何せん、話す内容が意味のないものばかりで。
そのため、無駄に美声というか。


ハムレットという大元の戯曲が有り、
そこに登場する二人の台詞に、
色々とストーリーというか、背景を追加していく。

そのため、台詞内容は分かっているので、
ああ、あれの裏付けね、的会話が繰り広げられる。

それに、オリジナルの台詞を持って、
座長が登場。そして、あの劇中劇後、
逃げるように、イギリスに戻るというオチまで追加。

また、オリジナルの台詞を言う、
ハムレットやクローディアスは
二人が事前に別撮りで演じたモノを投影。
これに合わせて、二人が話す仕組み。

ここに、人形の座長が登場。
ハムレットよりも先に二人と会い、
二人のこの後の運命を暗示させるような台詞を言う。

船上で、二人と再会するが、
その発言がギルの逆鱗にふれ、
殺害されてしまう。しかし、
復活し、例の他の登場人物全員の死因を予言。



こういう戯曲が有ることは
知っていたが、観るのはハジメてな今作品。

ひたすら、ロズギルの二人が観念的な会話を
しているため、途中、少しダレるが、
時折、挿入される『ハムレット』の台詞の
整合性がピッタリで、ついつい、膝を打つ。

そして、『ハムレット』で二人が
出ていない時はそんな会話をしていたのかも、と。

後半、船上に移しての会話。
クローディアスからの手紙を読んでも、
ハムレットを見捨てる二人は、
ハムレットによって手紙を差し替えられても、
それを、どうこうしようとしない。

あそこまで足掻き続けているのに、
ラストがどうなるのかな、と思ったら、
普通に殺害され、退場。
と、最後まで楽屋オチ。特にメタな展開はない。

今回は複数登場するキャラを、
映像で登場させ、無理矢理、二人芝居成立。

ただ、そこまで二人だけに拘っているのに、
個々を呼び合う事がほとんど無いため、
どっちがロズでどっちがギルだか分からない結果に。
途中、名前を間違えることもあり、余計に。

ハムレット本編でも、
間違われる二人なので、
例えスピンオフになっても、
アイデンティティの確率は必要ないというオチなのか?