藤原@ハムレット
公演二日目で、既に潰れている声。
決して聞き取りやすい発声ではないが、
蜷川演出に適した発声で、
その長いモノローグでも全く違和感なし。

ただ、”若さ”は無い。
(それが必要かどうかは別問題、
ただ、若手が演じるというイメージとはほど遠い)


満島@オフィーリア
キャラが思いっきり蜂矢センセで、
演技の幅が狭いような気もするが、
可愛さ全開な前半でのオフィーリアに無理がない。

その分、後半だとどうなるか、と思ったけど、
狂気は歌で誤魔化された感有り。


満島@レアーティーズ
普通に長身イケメン。
モデル出身でも、それほど演技に違和感なし。
これはやはり演出家の妙か。

また、殺陣そのものは
普通だが、長身なのでハエる。

横田@ホレイシオ
ここで横田氏が登場。
安定の親友ポジション。

藤原氏と同年代に見えるかは別問題。


内田@フォーティンブラス
ここで演出家の秘蔵っ子(なのか?)登場。
要はネクストシアターの新人。
あの棒読みな台詞は、演出ということで。
登場シーンは少ないのに、ムダに半裸。


たかお@ボローニアス
最初は正統派かと思われたが、
後半は洒落っ気たっぷりなボケキャラに。
ただ、これはボローニアスの標準なのか?


鳳@ガートルード
あの派手派手しいビジュアルで、
母親感は薄い。でも、ガートルード感は充分。
髪を下に下ろしているため、
ちょっと、違和感があるが、それでも貫禄勝ち。


平@クローディアス
冒頭で同じ台詞を二回言ったり、
思いっきり、レアティーズにハムレットと
呼びかけたりと、間違いはあるものの、
その落ち着いた話し方は健在。

基本的には、どんな状況でも落ち着いているため、
それほど悪人という雰囲気がなく、なんか
ハムレットにハメられた感漂う、善人の皮を被った悪人。

一幕最後では、劇中劇のシーンで、
例のシーンを見せられても初見では動揺しない。
しかし、おもむろに立ち上がり中断、と
表情に出ないだけか?

二幕冒頭の懺悔シーンでは、
おもむろにガウンを脱ぎ、
水(実際にはお湯かも)を頭からかぶり、
祈りの状態で、ハムレットのモノローグスタート。

そのまま、亡霊→クローディアスと
なかなかに忙しい二幕。
というか、二幕は台詞は少ないものの
二役で結構、出ずっぱり。



長屋をバックにツケの音+雅楽的音楽。
と、和テイストにみえて衣装は、
マントというか、ローブというか。
一幕は赤がメインの中、ハムレットのみが黒。
二幕は個々が色々な色に。
クローディアスが懺悔シーンで、
白を着ている時点で、何かを暗示しているのか?

旅一座は
最初が歌舞伎というか、
能というか、そっち系の芝居。
次の劇中劇の無言劇もやはり歌舞伎系。
そして、劇中劇で、5段のひな祭りが登場。
お内裏様とお雛様が劇中劇の
王と王妃になり、耳に毒を注ぐ。

と、この劇中劇がその演出の特徴だと、
思っていたが、ここまで斬新なのは初めて。
新演出という煽りは、ここか。


そして、もう一つが
クローディアスの懺悔シーンで、
おもむろに、ローブを脱ぎ捨て、
桶の水をかぶるというモノ。

齢80の老人に、なんて演出を。
そして、かぶった後に、そのままで、
ハムレットの独白が入るので、
暫く濡れたままだし。

まぁ、見えないだけで、
何かしらの対応をしている可能性もあるが。
そして、先王の亡霊役、その後、
オフィーリアの葬儀で
クローディアス扮装となにげに大忙しな平氏。