ネタバレなあらすじ

ジキルの研究室に脇役俳優・ビクターがやってくる。
ジキル不在のなか、ジキルの助手・ポールにより、色々な試験を受けるビクターだが、合格し、ある依頼をされる事に。
ジキルが性格を善悪に分離する薬を開発し、それを学会で発表するのだが、失敗。
しかし、それではメンツが立たない為に、背格好が似ているビクターに、変身後の自分を演じる事を依頼するのだった。

最初は拒絶していたビクターだが、ジキルの婚約者・イブに見つかってしまう。
そして、イブがジキルに贈ったハンカチーフをビクターが胸に付けていたことから、ジキルの変身後と信じてしまうイブ。仕方なく、悪を演じるポールだが、その悪態振りに興奮するイブ。ただ、ビクターのやり過ぎについ、ひっぱたき、閉じこもってしまう。

それでも、ジキルがイブと会ってもいても、ビクターと会いたがるイブ。イブ自身の殻を破ってくれると信じ、ビクターと会い、乱暴に扱って貰おうとするが、やはりひっぱたいて閉じこもってしまう。

そこで、ジキルと会い、もうポールとは会わないように促されるが、イブ自身が薬を飲み、人格が豹変する。
その人格をハイジと名乗り、ポールと対峙するが、ハイジはジキルと会いたがる。

最初は薬が成功したと期待する博士達だが、偽の解毒薬を飲み、イブに戻ったことから、ハイジはイブの思い込みの産物と分かる。

そして、イブはビクターに、ハイジはジキルに会いたがるという構図が出来上がる。

それを知って、ポールが薬を渡し、人格・人間の入れ替わりを楽しむ。
しかし、それに疲れたジキルは真実を話すが、思い込みでハイジになったこと恥ずかしがるイブ。

そこで、対処策として、この薬は善悪に分ける薬でなく、ハイジになる薬として、ビクター、ジキルをオカマ設定に。

その様子をみて、冷静になったイブは、父親に全てを話すと言い立ち去る。
科学者としての人生が終わったと、薬に涙を落とすハイドだが、薬に変化が。
これで完成したと確信したジキルは飲むが、やはり、失敗で幕。



片岡@ジキル

歌舞伎役者な発声。こう、鼻に掛かかり、染五郎に似た発声。
ただ、その発声と髪型から、石丸@ジキルを観ている錯覚に。

ということは、石丸氏の発声(開口法)と歌舞伎発声が似ている?
ただ、染五郎の場合、それが最後まで気になるが、片岡氏の場合、気にならず。というか、テンパった時の発声がまた変わったような。自然になる?

後半には『半沢直樹』で見せたオネエ演技も。これはサービス?


優香@イブ

冒頭からイブのモノローグで始まるのだが、テレビで観る優香さんと明らかに違う声。
そのため、顔と声のギャップが有るが、段々、イブに見えてくるのは、流石、宛て書き脚本。
そして、後半にはハイジというセクシー路線も登場。
この辺になると、若干、コント風味に。

ただ、志村けん氏のコントで観ているので、そのあたりのサジ加減(演技とコントの境界)は上手いのかも。『悪夢ちゃん』なノリ。


藤井@ビクター

相変わらず、小芝居な演技。コント風味というか、新喜劇風味というか。
宛て書き脚本でも、それは変わらず。
それを含めて、好みだけど。

コチラも後半に、オネエ演技が有るが、勿論、お手のもの。
『マシューTV』終了以降、とんとテレビでは観ていなかったが、久々に"藤井隆"を堪能。


迫田@ポール

サラサラ金髪のウィッグの出落ちキャラ。古畑3部の八嶋氏に似たポジションで、後半には遊びまで。

『櫻の園』に出ていたらしいが、見終わった後でも、全く思い出せないくらいのインパクトだが、今回で、強烈な印象を残す。



三谷コメディを期待して観にきたら、満足な作品。
最近は翻訳だったり、ちょっとクセのある赤毛モノが続いたので、久々の当たり。

効果音がナマオトのため、つい、このタイミングで歌わないのか、と思ってしまったり。

藤井氏が演技を始める前に、舞台中央でジンクスめいた仕草をするのだが、見事に回収なし。