あらすじ、ネタバレ
ベトナム戦争直前、自由を詩うバーガーとクロードの元に、徴兵令状が送られる。自由を求めるバーガーは反戦デモに参加し、その徴兵令状を燃やしてしまうが、クロードは出来ずにその指示に従う。
クロードは出発前に、バーガーからコカインを渡されトリップする。また、バーガーと共にカナダへの渡航を誘われるが、自由の象徴であった髪を切り、戦地へ赴く。そして、国のために戦死し、幕。
と、いう話だと思う。最初、登場人物が歌いながら、自己紹介をしていくので、『キャッツ』的な流れかと思ったら、一応、スジが存在。
それでも、中盤からは、かなり抽象的な流れに。特に、トリップしだすと、現実と妄想がゴチャゴチャになる。
冒頭に有名な曲、あと途中に聞いた事があるような曲と、2つほど分かる曲があったが、それ以外は特に頭に残る曲がなく、ミュージカルとしては…と思っていたが、最後にクロードが歌う曲が、ダントツに良い。これを聞くために、2時間待っていた、となる。
出演者に好みの低音域役者が居なかったので、特に気になる人は…。
ただ、途中、観光客夫婦の妻が歌う曲が結構、良かった。妙に作った声だなぁ、と三階席から、オペラグラスを使わずに、観ていたら、マサカの女装だったというオチ。
『ミス・サイゴン』とか『天国の涙』とか両者の視点でベトナム戦争を題材に扱ってきたミュージカルは観た事があったが、完全にアメリカ側から、そして戦争そのものに問題提起を投げかける作品は初めて観た。
そのため、劇中に黄色人種を揶揄というか、駆逐する表現が結構、ストレートに登場し、ちょっとビックリ。なお、嫌悪感は無い。
なので、ある程度の時代背景的予備知識があったら、また、違う感想を持つのかも。
ただ、如何せん、全く予備知識なく、アラスジすら読まずに、ふらっと観たため、作品の満足度というか、ミュージカルを観た感は低め。
あと、1階で観たかどうかで、印象も変りそうな。