ハワイにある劇団、TAG(The Actors Group)上演のAugust Wilson作の小劇場ストレートプレイ。
人物紹介やStoolの陽気なモノローグのある一幕と違い、二幕になると、KingとMisterの強盗による現金強奪や、Elmoreの秘密暴露によるKingの家出と話が動く。最終シーンで、Elmoreに銃を突きつけるが、止める。それなのに、家の中にいたTonyaが勘違いし、Elmoreを守るためにKingを撃ち、臨終。で、Stoolによる祈りで幕。
開演前からステージ中央に墓石がある。で、開演10分前くらいから開演まで、Kingが墓石に花を手向け、慈しむ様に墓石の傍らにいる演出あり。これが誰の墓なのかは謎。ElmoreがKingの父親かと思っていたが、違うのかも、実は。
良く考えたら、Kingの父親が一世になるのだから、Elmoreはオジさん?すると、まんま『ハムレット』だし。
その辺の人間関係(血縁関係)がほとんど分からず。
印象的なシーンとしては、種を植えるシーン。相変わらず、理由は分からないのだが、小さな花壇に種を植える。舞台全般の時間設定は一週間で、1日しか立っていないのに、シーン毎に成長する苗(笑)。
今回、あらすじ、テキスト未読で何処まで理解出来るという無謀なチャレンジ。ま、ほとんど理解出来ないけど、ポイントポイントで聞き取れる程度。やはり、アマゾンでテキストだけでも読むべきだったか。
でも、休憩込みで三時間という長さ。買っても、挫折する自信もあったし。
劇場は下北沢のスズナリ程度の大きさで、階段客席。下手と上手に入り口があり、上手から役者が入退場。上手前方席で観ていたが、本当に近くで演じるので、なかなか美味しい広さ。
なお、チケットが存在せず、代わりに役者・スタッフの経歴が書かれたリーフレットを渡される。12ドル(1200円)と考えると、なかにかコスパの高い公演。
一応、トニー賞のストプレ候補だった作品だし。
劇団としては、今年の1月にマクドナーの『ピローマン』とか上演し、
今後も『赤いトタン屋根の上の猫』とか『ヘッダカプラー』が
上演予定だったので、時期さえ合えば、結構、当たりだったのに…。
ま、ハワイ観光で、観劇するのが間違っているのか…。
でも、毎月第1週だと、ミュージカルやらオペラやらも上演している劇場があるので、
間違ってはいないのだが。