ナルニアの『ライオンと魔女』のミュージカル

@three sixty°theatre

ペベンシー兄弟が疎開先に着き、かくれんぼを始める処からスタート。ルーシーが鬼になり、数を数えるが、客にも数えるよう強要。で、数えていると、タンスが舞台中央のセリから登場。その中には、外套のあるパターンとないパターンがあり、状況によって使い分ける。無いパターンだと、タンスの上部が開き、衣装がワイヤーで吊られ上昇。そして、そのタンスに入ったルーシーもフライング。
ナルニアに渡ると、タムナスと遭遇。
タムナスは二足歩行。特に、後ろ足はなし。フォーンって、そもそも二足歩行なのか?歌も歌うが結構、ハスキーボイス。

エドモンドも同じような行程でナルニアへ。そこで、雪の女王と会う。勿論、女王も歌うのだが、歌というより台詞。
手下が嗄れでかなり特徴あり。ポイントは街灯もキッチリ再現。最初はステージにいるが、途中から通路などに出現。

教授登場。歌うのだが、声量が無いためイマイチ。

4人がタンスに入り、ナルニアへ行くが、流石にフライングはない。ただ、外套を着込み、ピーターだけ最後まで着続けると細かい。

ビーバー登場。これが大変に低音域のオペラ発声で、このソロが聞き応えあり。ビーバーの奥さんもオペラ風発声。こちらはどちらかというと、コメディ風味。

ミスタークリスマスも歌う。教授と同じ人なので、歌というよりは台詞に音を乗せる。


で、途中から、楽隊も入り、春の兆しが見えるなか、セリで女王が上がり、何かを振り払う動作で1幕終了。


休憩中は何故か、衣装が吊られている。休憩時間後半で、楽隊が登場。春の訪れを楽隊の音楽で表し、二幕冒頭は振り付きで演奏。そこに女王が現れ、一人を石像に。石像になった役者がセリで降りるのだが、その時、手がぶつかっても、微動だにしないプロ魂。

アスラン、パペットで登場。顔を動かす人と前足、後ろ足の三人掛かり。

その後、エドモンドを助けだすが、変わりにアスランが抵抗せずに攻撃を受けるという原作通りな展開。
女王にナイフで刺され、手下が去った後、娘二人が登場。
何故か風呂敷を広げ、アスランを覆うと、その膨らみがへこんでいき、いつの間にか、アスラン消失。で、後ろから登場し復活というマジック披露。

その後、二人の娘を載せタムナスを助けに。その際、アスランの背中に載るという設定のため二人がフライング。

巨人ごろごろ八郎太、登場。大きな顔に大きな拳だけという造形で、それ以外が骨組。やはり、中に人が入り、そのパペットを操作。

最後の戦いで、女王にエドモンドを殺され、女王を刺すピーター。その後、魔法の薬で息を吹き返す。

で、女王を追い出した後、その4人が成長し、大人役者と入れ替わる。しかし、現実世界に戻るため、タンスに入ると子供に戻り、教授再登場。いなくなって、1日しか経ってないと話し、冒頭と同じ、数を数えながら幕。


カテコは普通に登場。女王の時だけ、悪態をついた登場のため、ブーイングのあと、拍手に。アスランは吠える。




円形のテントを使用した舞台。そのため、最初はサーカスのような舞台だが、セリや二重の盆舞台と本格的。

子役のフライングは吊られるだけだが、80年代アイドルのような袖にヒラヒラが付いた衣装を着た人が登場すると、シルクドソレイユのようなパフォーマンスで回転。しかし、フェニックスというのは言われないと分からない。

また、テントに映像が投影され、洞窟になったり、テントになったり、森になったり、室内になったり。特にテントの時には、蔦を編んでいく映像が映り、凝っている。

森のシーンでは、長い竹馬に乗った"木"が登場。また、四足歩行の動物の場合、手に松葉杖を付いて表現したり、ケンタウルスの場合、後ろに足役の人が登場し、四足歩行に。タムナスはこのタイプだと思っていたが、二足歩行描写か。
ビーバーは舞踏会に着るスカートに付いている骨組のみを履いているが、その衣装がまたオシャレ。
こう書いていると、ライオンキングやワーホースのパペットに似ていると感じたが、それでもファミミュでこのクオリティーは高い。


音楽はクラリネットにアコーディオンと大変に民族チック。実際に舞台上で弾くためちょっと串田芝居の雰囲気。特に幕開けの演奏とか。

子供向けミュージカルと思ったら、装置や衣装、演出と結構本格的。原作のエピソードはほぼ盛り込まれ、細かい処まで、再現。ただ、休憩込みで2時間チョイと長い。どこかで、1時間とみた気がしたのだが。