『햄릿 디 액터』
男性二人と女性一人でハムレットの稽古をするストーリー。一部、バックステージもの。ハムレットのシーンの順番は非時系列で進められる。
基本的には男性1がハムレットとレアティーズ、男性2がクローディアスとボローニアス、先王、亡霊等、女性はガートルードとオフィーリアを兼ねる。
そのため、クローディアスとガートルードのシーンをまとめてやったかと思いきや、ガートルード役が声色を変えてオフィーリアになったりして、ハムレットとレアティーズの会話シーンでは男性2がいきなり有り得ないレアティーズ役を振られたり。
ただ、男性1が演出もし、残り二人はげんなり気味。というより、かなり役にのめり込み、何か理由が有りそうなのだが、ハムレット以外のシーンの韓国語が分かるわけもなく、消化不良。
ラストはオフィーリアの死で、上から赤い花びらが落ちるシーンで幕。そのため、舞台裏の方のオチが全く分からず。
演出も、ライトの強弱で亡霊の存在を示したり、真ん中の通路を使用することで、かなり身近に。
チラシには男性3人、女性2人と5人が載っているが、男性1と女性がダブルキャストという、パンフを観て初めて分かった。
役名もハムレットの役名と違うので、バックステージと分かる。
劇中劇の国王と王妃は仮面があるので、その違いは分かりやすい。
今回、一番、衝撃的だったのがラストのハムレットとレアティーズの対決シーン。勿論、男性1が二役なので、衣装を右半分と左半分に分け、アシュラ男爵状態。
なお、セリフは前を向いて話す時がハムレット、後ろを向く時がレアティーズ(だと思う)
途中のオフィーリアの狂気で客いじり。男性には花を向け、女性にはキス。ただ、通路席に座っていていきなり韓国語で話しかけられても…。隣の小学生に英語で聞いて(上演中なので小声で)花を受け取れ、と。で、取ろうとすると、さっと交わされる。自分の前に弄られていた女性は全く相手にしていなかったので、何もしなくとも良いのかと思ったら…。
そして、花を渡される前に、観客から笑いがあったので、何の花言葉の花を渡されたのやら。勿論、韓国語なので…。
音楽がピアノとチェロの生演奏。そのため客電が落ちる前に、演奏し始め、上演中や暗転時もクラシカルな雰囲気。
事前情報を調べても全然分からず、着いて初めて分かった事が多かったのだが、やはり韓国語が分からないと、ストレートは…。
ちなみに、シェークスピア連作ということで、『オセロ』も時期を変えて上演。なのだが、明らかにオセロとイアーゴーのみのBLっぽい雰囲気。