『닥터지바고』
ジバゴ@홍광호 グァンホ
"シャルロッテの怪人"なのに、此方の劇場での観劇三本目にしてやっと観ることが出来た。歌は普通に上手い。特に低音を利かす曲でその本領発揮。ただ、作品というか楽曲が違う処を目指しているような。やはり、アンソニー氏の宛て書きだと、低音より高音重視?
髭なしだと、阿佐スパの伊達氏か柳家花禄師匠にしか見えない。なお、髭つきだと、世界のナベアツ。
コマロフスキー@서영주 ヨンジュ
安定した低音を聞かせ初登場時から、目につく。出だしから悪徳弁護士振りを発揮し、エロオヤジに。そんな悪役キャラなのに、重奏曲には必ず登場し、場を攫っていく。
トーニャ@최현주 ヒョンジュ(西珠美)
四季時代には見れなかったので、やっと観ることが出来た。
と言いつつ、複数キャストでは優先順位が低かったため、見逃していたが、今回シングルでようやく観ることに。
が、如何せん普通にウタウマなイメージしか残らず。役としても、それほど美味しい役でもないし。
開演前の幕は中央に乱雑に椅子を重ねて積み上げたモノがあるオブジェ。
セットで印象的なのが、移動可のキャットウォークの様な台。これが、床として使われたり、電車として使われたり、回転して場面転換に使われたり。オーストラリアプロダクションのプロモ映像でも使われているので、どんな風に使われるのかと思ったら、結構何度も使用。
楽曲としては個々のソロより、デュエット曲やアンサンブル曲の方が聞いていて面白い。テーマ曲が耳に残るのは、散々予習したから?
何といっても、展開が早い。長編原作を三時間弱でまとめるから仕方ないが、それでも、メイン三人がくっついて、離れての繰り返し感が強い。
そのため、映画版ではユーリが二人の女性に揺れ動き、サイゴンのクリス並みにダメ男に感じたが、舞台版はそれほど。
また、ラーラとトーニャが会ってしまうシーンは映画には無かったような。オリジナル?映画版にある数年後、街でラーラに似た女性を見つけ声を掛けようとするが、その前に心臓発作で倒れるというあのシーンはカット。かなり期待していたのに、残念。
その代わり、ユーリの葬儀にトーニャと息子登場。で、最後、ミュージカルらしく若い髭なしユーリ登場で幕。
そして、ユーリ兄は存在すらカット?
全体的な印象は、『ミスサイゴン』的な革命的要素+チェーホフに見るロシアの市民生活要素を併せ持つイメージ。
特に革命前、上流社会に居た人が革命後、モノを接収されていく様に『桜の園』の様な没落的なものを感じた。
そんななか、トーニャ父とユーリ息子の爺さん&孫コンビが微笑ましくなんかオアシス。つーか、『ジキハイ』のエマ父か。
女優陣に、これといって目がつく人がいない。ラーラの友達は結構気になったけど。
後は、ユーリの婚約パーティーを仕切る人(教授?)の声が低音域で好み。
また、ジキハイのプール(ジキルの執事)俳優が、二幕冒頭で女優陣と混じってコミカル演技。