(パンフ続き)パフォーマンス一座結成までが、一幕。メンバーが西南の役に参加し、橘は討ち死。メンバーから参加者を出したことから、その責任を負って一座は解散。田島は記者として、加納も憲兵として西へ。そして、実は会津の生き残り捨吉も、西へ。静江と結婚した平吾だが、皆を連れ戻し、一座の再結成を誓い西へ行き、幕。
中川。台詞部は何時ものクッキリハッキリ。それでも、蜷川演出のような独白系ではないので自然。和物衣装は『SHIROH』で見慣れているので、それほど違和感なし。歌も時々、モーツァルトを彷彿するが、一幕最後のフェイク(一人高音)は聞こえてきて心地よい。二幕も色々な人がテーマ曲を歌うが一番は中川の声で聞けるのを期待してしまう。
再演でアテガキでもないのに、ここまで役にハマるのは、演出家の妙?
藤岡。まさかの眼鏡キャラ。そのため、三の線だが、違和感なし。一応、殺陣の時は外す。声がかすれているような歌い方だが、『ブラッドブラザーズ』でも感じたので、それは何時もか?中川とは別なタイプなポップス歌唱。
小西。三人の中では地味だが、歌に関しては間違いないような。ただ、声量がないのか、この三人だと埋もれる。
山崎。まさか歌うとは、それもソロ。キャラ的には美味しい。ただ、最後にテーマ曲を歌うのだが、そこはやはり、残念。
大澄。歌も音楽が静かなら問題ないが、せっかくのソロは途中から聞こえづらくなる。二幕の大和さんとのデュエットも、この二人だと、良いかも。ただ、声質そのものが好みでない。というか、ミュージカル発声ではないような。そして、殺陣要員。
大和。欧米帰りがここまでハマるとは。男勝りな役がハマるとは、流石元トップ。歌も低音域なら気にならないが、高音域になると…。それでも、前回観た『カーテンズ』のぶりっこキャラに比べれば、マシ。
菊地。蚊の鳴くような声。最前列だったから良かったものの、後ろまで届くのか?、と。ま、ソプラノとすれば、観れないこともない。大和さんをマシと思える存在にしたかったのか?
内容は良かったが、幕末設定で水増しされているかも。それでも、オリジナル作品にしては纏まっている台本。
冒頭でいきなり連獅子のような衣装を着たアンサンブルが登場。それなりにダンサーだが、その後の白虎隊な展開がかなりイキナリ感あり。時折、このダンスが入るが、あんまり多いとシツコく感じる。
台詞も歌にする処あり。ミュージカルなのだから当たり前なのだが、ちょっと不自然なシーンも。
衣装が袴ベースで、トップスに洋服をあてる。新感線チックなSF的衣装だが、結構、好み。
TS初体験。オリジナルミュージカルにしては、良く出来ているが、歌い手が中川氏なので、どうしても"あの"作品を彷彿させる。
それ意外は普通に良かったが、そこは再演するだけに、イケると踏んだ作品だからか?ただ、初演の方が豪華だった気がしたので、ちょっと見比べたい。というか、狂言廻しには怖ろしく向いていないと思われる鈴木綜馬氏の捨吉がかなり観たい。(聞きたい)