ヴァルジャン:SIMON SHORTEN(アンダー)
ジャベール:NORM LEWIS
ファンティーヌ:REBECCA SEALE
テナルディエ:MARTIN BALL
マダム・テナルディエ:LORRAINE BRUCE
エポニーヌ:SAMANTHA BARKS
コゼット:LUCIE JONES
アンジョルラス:KILLIAN DONNELLY
マリウス:ALISTAIR BRAMMER

"囚人の歌"。百足競争を久々に観た。ジャベの帽子にエビフライの様な飾りはなし。久々だったので、ヴァルの立ち位置を忘れた(左から二番目)。外国のヴァルは冒頭、台詞にしていることが多いが、普通に歌う。

"司教"『逃げた~』も頑張って高音を出していたが、不安定で伸びが足らず。司教様は歌い上げ。

"ヴァルジャンの独白"。この辺から、何故か歌より演技重視にシフトチェンジ。

"一日の終わりに"。工場長がかなりの長身。ファンテは妙に若い。つーか、実際に若いのか?

"裁き"。番号上げ無し。ちょっと残念。

"対決"。ジャベの方が、声が出ているため、強い。

"この家の主"。久々に正統派テナ。上手いという訳ではないが、期待を裏切らない歌と演技。
テナ妻が少しやりすぎ感あり。

"裏切りのワルツ"テナがコレットと間違えるが、それに対して、テナ妻はゼットと、語尾だけ訂正。ツアー版CDはコゼットと丸々訂正してたような。
クルクルコゼットでなく、まさかのワルツ。ぶん回すのが、デフォルトだと思っていたので、余計にびっくり。

"星よ"。出だしから本気モード。サビあたりから独壇場になり、十字を切る様や、ラストの見
上げる処では目が合う錯覚に。

"民衆の歌"。アンジョが金髪で、雰囲気だけはカリスマ。ただ、歌がイマイチ。

"襲撃"ヴァルジャンが興奮して戻ってくるこのシーンだが、この音域が意外にも綺麗。

"ワンデイモア"三角行進。丁度、上から見える位置だったので、綺麗な三角に。ジャベが入っていく様子もわかりやすい。

"バリケードを築こう"ジャベが学生達に混じる時、結構自然に入る。EARLジャベの妙な間が無い。

"オンマイオウン"終了後、走りさる時に髪を帽子に納めるのみ。コートの翻しは無し。

"彼を帰して"。今までこんな声を出してなかったよね?と思わせるハイトーンボイス。全く裏返ることなく、歌いきる。

"自殺"。最初に吠えてから、苦悩、橋に登り急に達観と、かなり感情移入した演技。その目まぐるしい様が本当に凄かった。

"エピローグ"彼帰の後なので、かなり綺麗な高音域に。


オケが役者に合わせているのが分かる。そのため、テナのアドリブシーンに柔軟に対応出来るオケ。

ヴァルジャン。普通の音域は外さないが、高音が辛い。なのに、"彼帰"と"エピローグ"の高音域は出る。番号上げをやらない位なので、元の音域は低めか?多分、JOJのヴァルジャンに慣れているため、評価が厳しいかも。雰囲気・背格好は橋本ヴァルに近い。

ジャベ。演技派。コンサートでは歌の人と感じたが、意外にも演技派だった。"星よ"では一曲の中でドラマを作っていたが、2幕のヴァルジャンを逃がし、自殺に至るまでが特に独壇場だった。岡ジャベの圧倒的な歌唱力(岡ジャベの演技はイマイチ自分の好みでないので)と、石川ジャベのクドい演技を併せ持つカンジ。

テナルディエ。本当に正統派。25周年キャストやコンサートキャストが妙にクセがある人たちだったので、余計に。歌も演技も普通だが、それが良い。

若者4人は普通。

二回目。
ヴァルジャン:SIMON BOWMAN
以外は同キャスト。

"囚人の歌"一回目の時に立ち位置は確認していたので、最初からオペラグラスでロックオン。他の囚人が真っ直ぐ向く中、一人斜め45度。何か穴を掘る作業をしているが、呼び出しが掛かるまで、熱心に。

※この辺から、"ヴァルジャンの世界に入っちゃってる感(クドい)"が目につき始め、ちょっとわざとらしい演技をするヴァルジャンと認定。悪い意味で目が話せない状態に。
なので、以下はサイモンファン、あるいはサイモンヴァルジャンがヴァルジャンとして初見になる方は余計な先入観を与えてしまう恐れがあるのでお帰り下さい。
勿論、言葉がわからなくとも、表情豊かで気持ちが伝わるヴァルジャンですし、歌は初回のアンダーの人よりずっと良いです。



正面を向くとパンフにある様な、簾な髪型。もちろん、司教様に出会うまでは粗野でヤサグレているが、その様子がデフォルメしすぎで、18年の重みもバッチリ。(と肯定的解釈) 
『逃げた~』はやはり高音だが、初日ヴァルより、安定。もちろん、25周年の様などこまでも途切れない安定感はなし。
そして、司教様から『わたしが買った』と言われたの時のはっとした表情はかなりストレートに。

"ヴァルジャンの独白"『石のように』の転調までは完璧だが、これ以上高い音になると、基本裏声。ここを地で歌ってくれると気持ちよいのだが、流石にそれは贅沢か?

"1日の終わりに"工場長は相変わらず長身。この後、宿屋の客、学生と出てくるが一発で分かる。で、サイモンの市長様。恰幅が良いので、これ以降のスーツ姿がハマる。『解決したまえ』では、工場長を信じ、ファンテに『大丈夫だよ~ん』と満面な笑み。『ボスは知らない』設定だが、あんな表情をして工場長に『出てけ』と言われたら、再会の時に唾を吐きかけてしまう(それも問題だが)のも分かる反則的笑顔。

"ファンティーヌの逮捕"ジャベにもセリフはあるものの視線は常にヴァルに。で、本当にどこであったか覚えてない表情のため、ファンテに唾を吐かれて本当に『マジですか』な表情。

"馬車の暴走"もちろん、本当に重そうに二回に分けてチャレンジ。で、ジャベの『また逮捕です』では、はっという表情で次に繋げる。

"裁き"番号上げはなし。

"対決"つい、二人を見たくて、ヴァルの細かい表情チェックはしなかった。でも、この二人の対決は濃厚。基本、サイモンの音域は好みらしい。で、危機迫る乱闘。

"この家の主"旅人2が初回に観たのヴァル役者。元々このポジションはテナルディエにいじられやすい役だが、それ以上にパントマイムで熱演。

"森の出会い"ここは本当に父性漂う雰囲気。リトコゼと一緒にラララと歌い楽しそう。

"取引"マダムテナルディエの笑いを取る演技にも、無表情で対応。訂正はコゼットでなく、ゼットのみ。くるくるコゼットはやはりワルツ。

"乞食たち"ガブローシュが意外にも、子供。25周年キャストや初回がしっかりした発声のガブだったので、それが海外でのデフォルトだと思ったら、普通に発声がまだ安定していない小さい子も舞台に立つらしい。
で、ヴァルとコゼ登場。テナ一味に捉えられるヴァル。結構、なすがままにされている。そこに『あいつがジャベール』で、"はっ"とした後、一気に振りほどく。
ここで、NORM氏、セリフを飛ばし(忘れた?)、無理やり合わす。

"星よ"先ほどのミスをモノともせず、歌い上げる。一階席からだと、前半の"信念の男"感を力強くアピールする表情が分かる。

"ABCカフェ"学生シーンは基本、グランテールチェック。基本にのっとり、酒好きなので、蚊帳の外。『こいつはオペラ』のオペラ発声は抑え気味。

"プリュメ街"かなりパパ振りを発揮し、コゼを諭すヴァル。

"プリュメ街の襲撃"襲撃後は何時もの裏声を使い、切羽詰まった感を出す。

"ワンデイモア"どんなにコーラスになっていても、確実に聞き取れ、残るサイモンの声。やはり、この辺りの声量は凄い。

"バリケードを築こう"
初回の時には感じなかったが、今回はジャベが入る時にあの違和感が。でも、間は少ない。
エポに対して、腕組み+『このお馬鹿さん』的鼻をちょんをする仕草をするヴァル。ちょっと、このアプローチの仕方は新鮮すぎる。人の手紙を勝手に読むが、『君の恋人、マリウス』の箇所で異常に反応。

"ちびっ子仲間"『嘘つき』は叫びでなく、語尾が上がるカンジ、疑問系?

"苦悩の夜"結構、マメに色々と動くヴァル。銃を何回も撃つため、銃身掃除もマメに。で、『マリウス交代しろ』とアンジョが言うのを聞いてマリウスだ誰かを認識するヴァルだが、その時の"こいつかー、オレの大事なコゼットをー"的反応をするサイモンヴァル。

"共に飲もう"海外のヴァルジャンは学生たちと一緒に飲むのがデフォルトっぽいが、まさかの『過ぎた日に乾杯』に合わせて乾杯マイムをするヴァル、それも二回も。

"彼を帰して"冒頭の高音は裏声だが、途中からの自分音域は完全歌い上げ。流石にこれはヴァルとして如何なものか?だが、聞く分には全然OK。

"最後の戦い"結構早々にマリウスに覆い被さり動かないヴァル。グランテールウォッチングにシフトチェンジ出来た。

"下水道"思ったよりすんなり蓋開け。溜めた芝居をするかと思いきや。でも、マリウスをお姫さま抱っこできる体力は凄い。

"ジャベールの自殺"完全、ヴァルオンリーだったが、やはり『死にかけてる』あたりの力の入り方は強い。

"エピローグ"死後はあっさり復活。もっと溜めるかと思ったら、サクッと。


と、サイモンヴァルジャンメインの観劇。高音域が出ないこと以外は全く問題ないので、役者としては外れなし。『サイゴン』のクリスとかは観てみたかったかも。ただ、ヴァルジャンとして観ると、JOJのヴァルジャンと比べてしまい、その演技プランで『ええっ』という箇所が何カ所も。逆に、初見だったら、余計な先入観なく、サイモンヴァルジャンの世界観に入れたかも。