"囚人の歌"
標準である囚人の百足競争もツアー版のようなオール漕ぎもなく、いきなりその場で歌い始める囚人達。そして、どセンターにバルがスタンバイ(後ろにアップのスクリーン付き)と、分かりやすい。ジャベールは帽子被らず登場。
"仮釈放"
仮出獄後、労働無しに、司教様の家に。やはり、この辺はメロディに乗せず、台詞チック。
"司教"
燭台を盗んだ後、『逃げた~』の音がそれほど高くなく、普通に伸ばすと物足りない。二人の警官がバルに詰め寄るが、バルアップに、二人の横顔が脇に来ると大変好みな編集。Earl@司教登場。初めて素に近い顔を観た気が。基本的に歌い上げず、司教様なのに高音域でない。でも、惹かれる。
"ヴァルジャンの告白"
改心ラストの『生まれかわるのだ~』の伸びがもう、かなりオペラチックな伸び。この伸びは凄まじかった。ちなみに、仮出獄証四回ほど破く。
"1日の終わりに"
スケベな工場長がかなり、オペラ発声。ずば抜けて背が高い。多分、クィーンズ劇場で観ているハズだが、記憶なし。声を聞くだけでは結構好みなアンサンブルその1。工場長に近寄る元・彼女が金髪でビジュアル・歌と意外に良い。というか、LEA SALONGAより好み。市長様な格好のバル。この服装が一番、板に付くのはオペラ歌手と髭のせい?
"夢やぶれて"
うーん、イマイチ、観ていてファンテ(母親)に見えんかった。
"馬車の暴走"
どうやるのかと思ったら、ここは映像。持ち上げているのが、バル本人なのか気になる。本公演からの映像?
"裁き"
この辺の高音域部分にぶれがないのはオペラな人だから?番号上げも普通にあの音域を出す。
"対決"
ジャベの圧倒的な低音で聞きたい曲なので、この時のLEWIS@ジャベの低音は好み。それに対するバルは高音。オペラ発声でもない、歌い上げない高音が意外にもマッチ。残念ながら、倒れないジャベ(当たり前だけど)
ファンテも一緒に退場するのだが、リトコゼとすれ違う。その時のファンテの表情は見えないが、切ない後ろ姿を見せる演出はツボ。
"幼いコゼット"
これだけオケが厚いと、あのフォルクローレなフルートがあり、目立つ。
"この家の主"
ツアー版に比べると歌えるテナ。でも、顔はアダムスファミリーのフランケン俳優。セットも何もなく、歌だけであそこまで、盛り上げるのは凄い。バックコーラス隊のノリノリ度も熱い。リトコゼとバルの森の出逢いは省略し、いきなり交渉。
"取引"
基本、コンサートスタイルだが、この夫妻は演技こみ。残酷ながら、バルのクルクルコゼットはなし。
"乞食たち"
ガブがかなりしっかりした歌い方。層が厚いのか?アンジョが濃い顔なので、出てくると目立つ。マリウスの一目惚れ演技は良かった。
"星よ"
コンサート用なのか、通常以上に歌い上げモードに。ただ、間奏中に十字を切るジャベを映さず、指揮者を映すカメラワークは如何なものか。せっかくののジャベの見せ場なのに。あそここそ、アップで観たいシーンなのに。また、この後のジャベを小馬鹿にするガブソロはあるのに、昔を懐かしむエポソロは無し。
"ABCカフェ"
グラン登場。妙にオペラ発声なアンサンブルその2。でも、『こいつはオペラ』は歌い上げない。学生の中にいる金髪の彼が妙に気になる。
"民衆の歌"
黒髪のアンジョだが、声からくるカリスマ性はバッチリ。
"プリュメ街"
ここのバルは上擦り加減の声で叫ぶのが良いのに、普通に歌う。
"ワンデイモア"
アンサンブル曲なのに、ひたすら目立つALFIE@バル。
"バリケードを築こう"
バリケードとして、むき出しの照明が降りてくる演出。かなりの迫力。軍隊側の声で人が登場。
"オンマイオウン"
ツアー版のエポを聞き慣れるとオーソドックスな歌い方。なので、黒人チックな処もない。歌い終わると完全ショーストップで、なかなかバリケードの中に入れないエポ。
"ちびっ子仲間"
正体を見破るために、ジャベの方向を見るガブシーンが二回ほどある。ジャベを撃った後の銃トントン無し。
"共に飲もう"
やはりグランの声良し。
"彼を返して"
完全、オペラ発声。もー、これでもかってくらい伸ばす。
"第二の攻撃"
攻撃に使われる銃声が臨場感バッチリ。その後のクラリネットのソロがかなり良い。逆さアンジョやガブ最期が削られているが、それを帳消しにする素晴らしさ。
"下水道"
下水道は映像。マリウスを担ぎ、バルとジャベ一緒に登場。でも、『待ち構えてたぞ』なセリフ。歌った後、マリウスをお姫様抱っこで捌けるバルがなんかツボ。
"ジャベールの自殺"
やはり、圧巻。歌い上げる系の曲はハズレのないLEWIS@ジャベ。
"犠牲者たち"
ツアー版同様、子供のソロパートあり。今はこれが標準?
"カフェ・ソング"
英語が全くな自分でも聞き取りやすい歌い方。開口チック?歌としては無しだが、演技としては有り。
"宴会乞食"
やはり、テナ夫妻は美味しい処をかっさらう。ただ、ここのグラン役者とアンジョ役者のノリノリな給仕演技が見れないと物足りない。
"エピローグ"
微妙な高音域に揺らぎなし。そこは流石にオペラ歌手。それだけに臨終表現の消えていく声は良い。ただ、老人には見えないが。


"彼を返して"特別ver
コルムの出だしを聞いた時、CDと同じ声と実感。そして、JOJ登場。微妙な高音域を聞くと、JOJだなと分かる。サイモン@バルはあれだけ聞くと普通。ALFIE@バルは完全アリア状態に。
"ワンデイモア"オリジナルキャストver
歌いだしが弱いが、それを感じさせないオーラがあるコルム。
初演マリ役者(マイケル・ボール)が異様に太い。でも、声は良い。コンサートで聞くなら、これくらいで歌って貰いたい。初演エポ役者のハスキーさが良い。初演ジャベ(ロジャー・アラム)はさすがに低音域が弱いので、アンサンブルになると弱いが、声は良い。しかし、何故髭モジャ?


ジャン・バルジャン@ALFIE BOE 基本、歌い方がオペラチック。こういうスタジアム会場なら、こちらの方が良いが、バルとしては…。オペラ歌手がミュージカル曲を歌うとこうなるのか。

マリウス@NICK JONAS
アイドル?劇場で観るのは良いかも。ただ、声量が足りない。そして、英語が聞き取りやすい。

ジャベール@NORM LEWIS
ECとは違うタイプ。最近、聞いているのがECジャベなので、比べると物足りないがこれはこれであり。後から、村井ジャベに似ているという感想があったので、もう一度、鑑みて観たい。

ファンティーヌ@LEA SALONGA
外国人で観るならアジア系よりブロンドの方が良い。そして、ポッチャリ。

マダム・テナルディエ@JENNY GALLOWAY
登場するだけで、笑いが起こる。あの貫禄はさすが。

コゼット@KATIE HALL
相変わらずの声楽系コゼット。

アンジェルラス@RAMIN KARIMLOO
声から『LND』の怪人を彷彿。

エポニーヌ/SAMANTHA BARKS
ゴスペルチックでないエポ。


コンサートで聞くなら、このキャストで満足。ミュージカルで観る場合はイマイチかも。それでも、役者がコンサート用にやっている可能性もあるので、こればっかりは生で観ないと分からない?

一回目に市川妙典で観た時は、歌詞をみず、ひたすら表情を見ていたので、結構感情移入できたが、二回目の板橋で観た時は、歌詞と東宝訳を比較しながら観ていたので、役者によっては歌い方で気になる人も。
また、歌詞そのものもニュアンスが違う訳はどうしても気になる。特に、虱が風になっていたような…。