鹿賀。やはり、声が良い。ただ、聞き取りズライ箇所が何箇所もあるので、狂言廻しには適さないような…。コミカルキャラ路線は全く問題なし。ずっとシリアス路線イメージが強かったので、これを観ることでは耐性が付いたかも。って、『ラカージュ』はコミカル路線か。2幕のマットとのデュオでは、これでもかという低音域。やはり、"対決"のジャベールパートとかこの音域で聞く声が好み。客席に前回の同役・山路氏もいたが、こちらのバージョンでも狂言廻し部分を観たかった(歌は想像つくので)
田代。幼い青年演技は『ブラッドブラザーズ』風味。ただ、かなり幼い演技で、ちょっとやり過ぎ。それでいて、歌うとかなりしっかりしているのでかなりのギャップ。あのわざとらしい台詞廻しに関しては、演出か地なのか?こうやって、コミカルキャラを観ると『レミゼ』のマリウスよりは『TDV』のアルフの方が観たいかも。
神田。これはこれでありだが、一本ずーっと聞くには辛い。特に、女性出演者が一人だけで、他の女性の曲がないので、尚更。笹本・新妻と同じ音域なのかも知れないが、聞いていて、何か物足りない。そして、キンキン声にならない高音で聞いてみたい役。
モト。コントの延長上の芸達者。なので、舞台で観ているにはこちらの父親の方が面白い。
斎藤。役者としての芸達者。こちらは地というよりは、役の上での面白キャラ。あの独特の存在感と訛りは良い。家を貸したい、大家というCMを思い出した。
二瓶。元シェークスピア俳優・役だが、ちょっと揶揄的なモノを感じる。宮本亜門が演出するシェークスピア作品は観たことがないが、どことなく小バカにしたカンジ。とりあえず、前振りに使われる台詞がどのシェークスピア作品からの引用なのかが、分からずモヤモヤ。
蔡。踊る、踊る、これでもかっというくらい踊る。『ダンスオブヴァンパイア』では特に印象に残らなかったが、次回は探すかも。
1幕と2幕でこんなに印象が変わる舞台とは思わなかった。1幕は普通のミュージカル展開。2幕になって急に抽象的な展開に。これは演出によって変わるのか?セットをシンプルにし、客の想像力を掻き立てる演出なのかもしれないが、若者二人の演技力がイマイチなので、2幕が中だるみ?本格的に海外バージョンを観たくなる。
曲が古い、というか往年のミュージカル楽曲。何度か『キャンディード』を観た時と似た錯覚に。単純に、こまつ座で楽曲を聞いている可能性も有り。"誘拐バレエ"とかは、こまつ座で使われそうな曲だし。
以前、『ゲーム・オブ・ラブ』を観た時に、コメディ部分とシリアス部分で、コメディ部分の比重が高いと書いたが、やはり、今回もコメディ部分の1幕が際立っている。パンフレットにはやたらと『観る年齢により、共感できる役が変わる』と書かれているが、単に共感できる役(世代)がいなかったためか?コメディの方が面白いなら、同じ楽曲・脚本の『結婚物語』を村井氏で再演したら、観てみても良いかも。