(パンフ続き)アメリカに帰宅途中の列車で、クリフは自殺して幕。
藤原。マイクの使い方と元からのカツゼツの良さからか、かなり声量があるように聞こえる。それゆえ、若干、棒読みの台詞部分は浮くが、ストレートよりはミュージカルの方が合うかも。
阿部。このクラスの劇場の大きさだと、ちょっとした日本語訛りのセリフ廻しは気にならない。ただ、歌が一本調子になっている。
諸星。結構、低い声だがそれ以上に独特の声色を使っている。意外にもアクロバットな演技を披露。
戸井。今回はいつも以上に低い声。ただ、セリフの方が圧倒的に多く、勿体ない。
杜。今回、ソロが数曲ある役なので、聞かせる役だったのが、結構好みな声だった。聞いていて、どうも草笛さんを思いだし、グレイガーデンズの曲を聞いてみたいかも。
高嶺。こちらも好みな低音。ただ、あまり歌のシーンがなく、もうちょっと聞いてみたい。
木場。一幕はほぼ歌のみ。それもいきなりのハイテンションソングのため、結構、意外な配役。セリフを歌うのでなく、歌でセリフを伝えるので、ミュージカルだなあと感じる。2幕の政治的情勢が絡む曲は、いつものパターンか。
全体的にドイツ語を日本語に訳さず、そのままの言葉で出てくる。なので、意味を予想しながらな処もあり。
また、結構、大戦前の社会主義的な雰囲気も出ている。そんなドイツ人社会の中で生きるアメリカ人のクリフやユダヤ人のシュワルツが時代の波に翻弄されていくのだが、時折出てくる『キャバレー』シーンがかなり異質に。
そもそもの『キャバレー』がどういう話がわからないので、どのくらい小池演出に手が入ったのか分からないが。
ただ、ラストの唐突さやクリフの自殺(多分)は小池演出のような…。