巌流島の闘い後、再会した二人の物語。

再会した二人はピリピリしているが、周りはそれを止めさせようとする。そこに父親の仇討ち(最終的に止める)や武士から刀を取り上げる方法、遺恨を忘れた二人の説教、母子の再会と、二人の決闘を止めさせようとすることが次々起こる。そこで武蔵が決闘を早めようとし、果たし合いをしようとすると、直ぐ様止めに入る面々。そこで、彼らが亡霊であり、二人に命の尊さを諭すことで成仏しようとしたことが判明する。決闘をやめ、それぞれ別の道に進み幕。

藤原。舞台用に作った低い声。あの映像の高い声を知っていると、違和感を感じる。全体的に叫ぶシーンが無いので、そんなにしゃがれてない。
小栗。コチラも低い。ただ、雰囲気が小次郎なので、もう少し高い声の方がよいかも。
鈴木。時代物なので、あの甲高い感じはなし。でも、そつなくこなす。
辻。存在感、喋り方で井上芝居を観てると感じる。あの独特の話し方が坊主と合う。やはり、神主や先生等がはまる。
吉田。まだ喉が潰れてない。脇なので、当たり前だが、あのくらいの淡々と語る三の線も良い。
白石。やはり、存在感が凄い。あの声を聞く度に、白石さんだなぁという気になる。
大石。道元に引き続き、メイン。どちらかというと、こまつ座というよりは、蜷川芝居を観てる気に。

井上新作ということもあり、最後のまとまりがイマイチ。時代物で命を大事にというテーマがくるとは。戦争物、町人物でそのテーマなら分かるが、メイン二人を若くしてそれか。途中でテーマが変わったのか?個人的には゛連鎖街~゛みたいに相反する二人が、仲良くなっていくかと思っただけに、ああいうどんでん返し系とは思わなかった。ただ、若い二人に年寄り三人が命の尊さを教えるというのは、ありかな。蜷川の戦争効果音もそれなりにはまってるし。再演あるいは、こまつ座の面々+栗山あるいは鵜山演出で固めたら、面白いかも。