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14時46分、黙祷した。

僭越ながらまずは自分自身の話をさせていただくと
一年前大きな悲しみと絶望と苦しみを見て、
札幌を動けず殆ど何も出来ないくせに
ニュースやインターネットを見て
どんどん落ち込んでいく精神が弱い自分に
最初の数カ月は自責の念と罪悪感が相当ありました。
今後の日本に対する不安や恐怖も募りました。

今はその時期を越えて、
人間の底力と優しさと強さと愛を改めて知りました。

ボランティアや慈善活動も素晴らしい事だけど、
やはり人は根本的に、自分の生活(仕事、家事、貯蓄)を
きちんと営まなければいけない。
自分の尻も拭えないような人がいくら人を助けようと思っても、
それは無理ってもんだと思うんです。
丁度去年は私にとって転職活動の年でした。
やれることをただ受け身でやって飯を食うのではなく、
本当にやってみたいことに挑戦しなきゃ生きてる意味がないなーと
考えた末の事でした。
なので、信用できる機関へ
微力ながらも被災地への義援金を募金する位しか
自分にできる事はありませんでした。
多くの人が直接被災地に行って手助けしている様子を見る中、
その事に対してもまだ罪悪感はありました。

でも、今思えばそれで良かったと思います。
それぞれの人には年齢や地位や経済状況や職業で
実現可能な事のキャパシティがあって、
無理したって空回りするだけで何にもならない。
生活の土台をしっかり保った上で、自分に出来る範囲で行動しないと。
だからといって何もせず何も考えないのも、これまた違うと思うんです。

この前来札された伊勢谷友介監督も
「解っていて何もしないのは、解ってないのと同じ。
それは正義じゃない。」
というような事を何度も仰っていて
私は仕事中なので真顔かつ無言で聞いていたんですが、
具体的に様々な活動をされている方が仰るからこそ説得力がもの凄くて
間近で聴くと心に深くぐっさぁーーと刺さりました。
時期的にも良いタイミングで良い経験ができました。有難いです。

毎日テレビや新聞やインターネットで
被災地や被災者の方々の様子を目にしますが、
これがもし自分の故郷だったら、自分自身だったら、
自分の家族や友人だったら、と思いながら見ています。
人の為に何かしたいと思う事は、
自分の為にしたいと思うのと同じ事です。
もう一年、まだ一年。まだまだこれから!

というわけで、私が今まで微力ながら心ばかり参加させていただいた
支援活動や支援プロジェクトを、ここに掲載しておきます。
支援活動は一時的なものではなく、
これから何年、何十年も継続的に必要な事だと思います。
少しでもその気持ちがある方はぜひ。

・日本赤十字社での義援金支援(click)
一番確実なのはやはりここだと思っています。

・T-ポイントでの支援 被災地に児童館を(click)
私が大好きな人にやさしいロックバンドThe Mirrazが一番最初に呼びかけていた方法。
当初Tポイントを義援金に変換する事ができましたが、昨年の夏で終了。
現在は支援宣言エントリーして、ポイントが自動的に全額引き落とされる設定にしてます。
この方が絶対忘れないし、良い。

・シネマエール東北 被災者支援上映活動(click)
札幌市にある「シアターキノ」の支配人、中島ご夫妻が行なっている
被災地の方々に映画を届ける支援活動です。
私は、映画や音楽には人の心を癒す力があると本気で思っています。
自分が完全にそうだからね~。
確か北海道新聞(だった筈)にも掲載されていました。

・REBIRTH PROJECT×CAMPFIRE「元気玉プロジェクト」(click)
REBIRTH PROJECT代表伊勢谷友介さんの
ツイートを見ていて知ったプロジェクトです。
誰でも発案者になれ、賛同者(パトロン)から少しづつ支援を得て
目標額に到達したら実行する支援プロジエクト。
みんなから集まった元気(お金)がどう有効活用されたかが目に見えて解るので
(レポートブログや報告メール有)、
遠隔的に参加する者としても凄く有難いシステムだと思います。
現時点では、あと3つの東北支援プロジェクトがパトロンを募集中。


長くなってすまぬ!
最後まで読んでくれた人、ありがとう。