
映画 ヒ ミ ズに登場するヒロイン、茶沢景子はぶっちゃけ、
住田祐一のストーカー的存在だ。
嫌がられても学校で毎日のようにつきまとい、
了承なく家にまで押しかけ、
罵られ殴られても全くめげず、
自室には住田語録を壁一面に貼って心酔している。
住田にぴったりな詩を見つけたと言って、
聞いてもいないのに朗読し始める。
付き合ってもいないのに結婚しようと言ってくる。
改めて文面にすると、映像で観るよりも散々だ。
こういうタイプの子から過剰に好かれるのは
どれだけ可愛かったとしても、かなり面倒くさいと思う。
私が住田だったら堪えられない。
でも、最終的に住田は彼女から心を救われる。
何故か?と考えるとやっぱり、
茶沢の強い一途な想いが
「思い込み」じゃなく「本物」だから。かなぁ。
最初は頭のネジが外れたストーカーって感じの茶沢も、
最終的にどんどん良い女に見えてくる過程が素晴らしく良い。
私、個人的に人間の恋愛感情って8割は「ただの自己暗示」
もしくは「強い思い込み・刷り込み」
だと思ってるんです。脳の錯覚というか…。ね。
あとは思考や感情は全く関係ない、ただの本能、性欲。
冷めた考え方かもしれないけど恐らくそうだと思うんです。
経験も含めて。
だけど残り2割の「本物の愛情」を目の当たりした時、
もしくは体験できた時の感動は、言葉にはできない。
それが片想いであろうと、両想いであろうと、
他人同士であろうとカップル間であろうと夫婦間であろうと。
映画ヒ ミ ズでは、その感動を体験できると思います。
まぁ、映画だけどね。
でも私は「映画だからこそ」感動したよ、
だって全部 演技 なんだもん。
すごいよ。
※とはいえ、恋愛映画じゃございません。
ニュータイプの青春映画、来年1月14日公開!