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「そのウソ、ホントにキリがない。」

結構前にDVDで観て結構な衝撃を受け、
ずっと心にひっかかっていたのを思い出したように
再び観て、また衝撃を受けた。
意図を深読みしたくなるような映画は大好きです。

SAWやCUBEを彷彿とさせる
「エレベーター」という密室空間を駆使した斬新さと、
ラストのどんでん返しと、エンドロール後に
ざわっ…と胸騒ぎを起こすような終わり方。
中弛みせずにテンポも良かったし、
コメディタッチとシリアスシーンのバランスも良い。

脚本も担当した堀部監督は俳優さんでもあり、
バラエティ番組の作家さんでもあったらしいです。凄いなぁ。
インタビュー映像も観たんだけど、
「人の想像力を引き出すのが映画の良い所。
一度観て全て納得してしまうような映画は
あまり宜しくない。」
と仰っていて、全くもって同感でした。。
実際観た人にしか解らない話だけど、
「針」と「注射」の意味が掛かってるっていうのは
もしかしたらと思いながら観てたけど、
やっぱりそうだったらしく嬉しかった。

で、初見は不覚にも気付いてなかったけど
内野聖陽さん(JINで龍馬役の方)がメインキャスト。
関西弁の演技には龍馬に通じる豪快さを感じました。
キャストの皆さん演技がとても上手でしたが、
特記すべきはマンション管理人役の大堀こういちさん。
あの生理的気持ち悪さは(褒め言葉です)、
中々出せるものじゃない。
気持ち悪い笑い方とか、
気持ち悪い表情の演技がハンパなかった。(褒め言葉です!)

原作の小説と舞台は観てないんだけど、
友人曰くどちらも面白いというか「凄かった」らしい。
舞台に関しては友人にとっては「怖過ぎた」らしいです。
ラーmensの仁さんも出演してたし、
舞台も観てみたかったなぁ。DVD化すれば良いのに。
いずれ原作の悪夢シリーズも読みたいと思います。

※「悪夢のエレベーター」はホラー作品ではありません。
コメディタッチのサスペンスです。でもコワイよ。