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怒濤のスケジューリングで観ましたシリーズ2、
The Mirraz(http://the-mirraz.com/)ライブ@COLONY。

【シリーズ1のあらすじ】
寝不足と疲労によりおじいちゃん化しつつあっただちん。ロールシャッハ観賞後すぐにミネラルウォーターで命を繋ぎながらCOLONYに移動したのだった。果たして生き残れるのか?

【続編】
とりあえず畠山君監修のセンス良過ぎるミイラズグッズを買う。東京片道料金分くらい買う。全品欲しい位の良さなので特に後悔はしていない。(一番気に入ったのは画像の悪魔くんタンク。メンズサイズで女子が着るとワンピ丈。バックプリントにイメージキャラのキノイ君がしがみついてて、フロントは乳首の部分に悪魔くんの目。位置を着衣のまま把握しやすいね!あと畠山君が朝方までかかって描いてたカレンダーもめっちゃ可愛い。)

3列目ど真ん中へ。オープニングアクトは、畠山君曰く同年代で数少ない仲良いバンドのYUEY。(初見)力強いパフィーマンス。ボーカルの方の「畠山君は、ほんと良い人です。」発言と同時にステージ裾から聞こえてくる「あひゃひゃひゃひゃ!」という畠山君本人の高笑い。頼まれてフェリー上でYUEYのPV作ったそうです、3分で。

YUEYさん終了後、流れ始めるグループ魂の曲。「人を愛すると書いて愛人♪人に恋すると書いて恋人♪人に参ると書いて人参♪」え、なにこれ??(笑)と思ってたらミイラズ登場。畠山君すげーオシャレな衣装の上に、両腕になんかごっついのつけてて笑う。(あのアイテムを何と呼べばいいのか解りません)暫しグループ魂の歌詞にメンバーが笑ってるのを眺める。畠山君、前回来た時はフェリーで体調崩して目が死んでたけど、この日は元気でほっとした。ケイゾーは同い年と思えぬオーラ、Tシャツから覗く胸毛。(ベース)前髪で一切顔が見えない、ほぼ喋らないまさひこ。(ギター)痩せてイケメン度が上がった塁君。(ドラム)

ボーカル畠山君ことまんた「どうも、ミイラズこと凛として時雨です。りんりん!」

近くで凛として時雨がライブやってるのを終始ネタにする畠山君。さすがっす。案の定セトリ覚えてないけど、一曲目はやっぱりTOP OF THE FUCK'IN WOLRD。まぁ想像以上のものすごい盛り上がりで、あまりのモッシュに内蔵破裂するかと思いました。でも満面の笑顔だった私。汗かいて、アンプ上に用意されてた(なぜか)トイレットペーパーで顔を拭いつつ「コストパフォーマンス?(笑)」とつっこむまんた。唇になんかついてる感じする…、と気にしてて客から「気のせい」と言われ納得するまんた。二曲目は「次は北海道にぴったりな曲、ウィンターアゲイン」とボケつつハッピーアイスクリーム。じんわりと胸に響く歌声。以下、印象に残ってる爆笑MC。畠山君の頭の回転とギャグセンがはんぱなくて、下手したら芸人さん以上に面白い名MCっぷりに脱帽。

まんた「凛として時雨も結成30周年という事で、より凛としていこうと思います。ねぇピエール?(塁君に向かって)ピエール?…ピエール?瀧?」
まさひこ「(笑いながらやや動揺)」
まんた「今までずっと3人でやってたんだけど、新メンバーにあそこの太ってる人(COLONY男性スタッフ)、名前は『ふとる』っていうんですけど、彼を加えました。」
ふとる(仮)「え?!(笑)」
まんた「ふとるはタオルで音出す係の人ね。(タオル振り回すジェスチャー)こうやって凄いスピードで回すと、結構音出るんだよ。これはふとるにしか出来ない技だから。出来るよな、ふとる!」

だちん「あっつー…(汗だく)」
まんた「あついねー…、もう帰ろうか、俺ら。(笑)今までで一番あついわ、札幌。」
客「フゥー!!」
まんた「…いや、違うよ?そういうんじゃなくて。気温がね。」
客「ええー!…からの!?」
まんた「…気温!(ツンデレ)そういうのは俺返さないから。(笑)」

あまりの盛り上がりに押しつぶされたり倒されそうになりつつ、なんとか大丈夫だった。髪も洋服も、プールに突っ込んだんですがレベルでびっしょびしょ。あんなに汗かいたのRSR前夜祭以来かな。想像以上に盛り上がるお客さんを真面目な表情で心配して気遣う畠山君を見て、やっぱり優しいなぁと思いました。がんがん騒ぐ曲と棒立ちで聴き入る曲の順序もバランス良くて、多分その辺もこっちの体力考えてくれてるんだろうな、と。

まんた「大丈夫??倒れてる人いない?(後ろの方まで見て確認)レイジアゲインストザマシーンのファンみたいに、こんなにお客さんが盛り上がる事を想定して曲作ってるわけじゃないんで…。こういう感じになると、一番前のお客さんが赤べこみたいになっちゃうから。(掌ぴょこぴょこさせて。少しだけ落ち着いて下さいと)」
だちん「赤べこwwww確かにw(笑い事じゃないけど笑った)」
まんた「具合悪くなったりしたらすぐ隣の人に言うなりして、助け合って下さい。いいですか?(先生)」
だちん「はーい」
まんた「じゃあ次の曲は…ハウエバー」
客「(笑)」
まんた「なんだっけ…やわらーかなー風がーふくーこのーばーしょでー♪」

客「NEU!(にゅー)ってなに?」
まんた「え?入院???」
だちん「(いつもかぶってる)キャップの文字」
まんた「ノイ!だよ。バンドの名前だよ、昔のバンド」
客「~~ロックス!(詳細忘れた。あれなんだったのかな?)」
まんた「え?」
客「~~ロックス!」
まんた「え??」
客「~~ロックス!」
まんた「え???…いいね、札幌。いいコール&レスポンスができたね。」

まんた「凛としてー!?」
客「しぐれー!!(ハウエバー!)」
まんた「…ちょっと待って、今時雨に混ざって『ハウエバー』って(笑)違うよ、時雨!もう一回。凛としてー!?」
客「ハウエバー!!!(まさかの全員一致)」
その場の全員「wwwwwwwwww(爆笑)」
まんた「おかしいだろ、おまえら!(笑)」

奇蹟が生んだ「凛としてハウエバー」がこの日の踊るさ○ま賞でした。(畠山君もブログにかなり面白かったと書いてて笑った。)なんか沢山面白い事喋ってたから書ききれないな。1月に自主レーベルから1stミニアルバムを出しますという発表やら、「イェーイ!とかないんだね」とやや卑屈になる畠山君に「イェーイ!」って今更言ったら「んー」って唇噛んで微妙な顔をされたので「あーダメだった…、ごめんなさい(笑)」と謝ったりした。演奏中に畠山君を見ていて気付いたのは、恋愛に関する事や自分の内面に語りかけるような歌詞の時は目を閉じて歌い、人に伝えたいメッセージ性や攻撃力がある歌詞の時は目を開けてまっすぐ正面を見据えて歌う事。Check it out!×4の「名誉マネー目当てにバンドやってんじゃねーんだよ」と歌う時の、瞬きもしない真っすぐな目の力にゾクゾクした。魂削って音楽やってるのが伝わってくる。生きるための音楽じゃなく、音楽やるために生きてる感じが。今の私には特に眩しい。

まんた「ぶっちゃけミイラズと凛として時雨で迷った人いるでしょ?いる?(片手挙げて)」
客「(ちらほら挙手。私は完全にミイラズの事しか考えてなかったのに面白を求める条件反射で挙手。)」
まんた「チケットとれなくてこっちに来たんでしょ?(穏やかな笑顔で卑屈)」
客「先にミイラズとったよ!」
まんた「先ミイラ?先ミイラ?」
客「先ミイラ!」
まんた「先っちょがミイラ?先っちょ怪我しちゃったの?」

なんだかんだで、アンコール2回もやってくれた。走って戻って来て三本締めで拍手止めようとして失敗してやり直したり、COLONYのオーナーさんにまだやっても大丈夫かを確認とってくれたりしながら。イフタムヤーシムシムを歌ってる時の畠山君の笑顔が未だかつて見た事がなかったほど、穏やかで優しかった。お客さんを見て凄いニコニコしてて。目があったらやや俯いてはにかんだり。今までライブ映像でも、畠山君がああいう表情浮かべてるの見た事なかったから嬉しかったなー…見る機会なかっただけかもしれないけど。とにかく楽しそうで嬉しかった。客としても超楽しかったし。畠山君はお客さんの「ありがとう」に対して必ず「こちらこそありがとう」と真面目に返していた。私も返してもらえた。言動や表情に優しい人柄が出てたな。良い人とは元から見てて判ってたけど善人オーラが凄い出てた。癒されまんた。

「ありがとうー!」と笑顔で手を振りながらステージを去って行くのを見て、あーほんと来て良かったと。思った。畠山君には、作品や人柄自体から勇気やる気元気笑い考えるキッカケをくれて、生きててくれてありがとう、といつも言いたい。アーティスト・人間としての尊敬の念やら、人柄への愛着やら親近感やらがごちゃまぜ。

その後も優しさが垣間見えた良いエピソードが色々あるけど諸事情により割愛。とりあえず本人に向かって「まんたーまたねー(超笑顔)」とあだ名で呼んでしまったのが今更やや恥ずかしい。目見て笑顔で手振ってくれはしたものの。なんか、あったかかったな。あと塁君面白かった。オフィスキュー愛が溢れまくってて笑った。(大泉洋って何回言うのかと)

というわけで、その後「朝から何も食べる暇なくて今なら蜂の子でも美味い気がする」ステータス異常になりながら漸く夜中になって口にしたファミレスのハンバーグは、驚きの美味さでした。