
時間が経つのはあっという間だ。
KOC決勝が近づくにつれどんどん緊張し、
前日はドキドキして中々寝付けず、
当日は朝から無駄にソワソワしっぱなし、
本番始まってから二回戦終了まで人生最大の手汗をかき
動悸もはんぱじゃなく、
終わってからまた色々考えて中々寝付けず、
連日激しい感情移入っぷりだったんですが。
気分が浮上したから書く。
KOCが始まるかなり前から
優勝するんじゃないか、
という予感はあった。
盲目的に好きだからそう思うわけじゃなく、
今までの活動を見れるだけ見てきた上で
客観的に考えて本当に面白いと思うから。
優勝するのに必要な実力は絶対にある。
それは今も全く同じ気持ち。
でも、他の出場者のネタを汲んだ上で
エレキのネタが始まった時に
申し訳ないながら
「あああ…このネタを選んだのかー…」
と呟いてしまった。二回とも。
あの二本のコントがつまらないって意味じゃない。
公演の流れの中にあるコントとして最高に笑えたし面白い。
でも単体で摘出して
あの決勝の場に出すのに最適かどうかという意味で考えると、
正直厳しいかもしれない……と、
ど素人の直感で思ってしまった。
得点出る時には両手組み合わせて本気で祈ったけど。
二回目の得点が出た瞬間は逆に
あまりの事態に爆笑。
なにこの奇跡、おいしいな!とか思って。
でもCMあけ暫定一位の席に座ってる時の
やつんの何とも表現しがたい初めて見る種類の
泣くのを堪えてるような表情には
胸にグサッと突き刺さる物があった。
それから暫く
その時の顔が頭から離れなくて、胸には何かが刺さったままで痛かった。
他の出場者もみんな同じだけど、
今までとこれからの人生をかけてた。
そしてあの番組だけを見てつまらないって感じた人の中には
それだけを理由に全否定したがる人も
絶対出てくる。
それを考えたら悔しいわ悲しいわ。
3009組の中から決勝に進出しただけでも
途方もなく凄い事だけど。
安っぽい事は言いたくない。
とにかく並外れた人間力と逞しさと面白さ。
勝とうが負けようが根底にある才能は変わらないし。
全部備わってるのは解ってるから大丈夫。
って事で太い物は胸から抜きました。
好きなものは好きだから好きなだけ好きでいるしかないのだ。
8位先輩、好きっす。
(第二ボタンむしり取る感じで)