$dαchinbloggg:::
<The man>

1963年6月9日に生誕。
ネイティブ・アメリカン 祖母はチェロキー。
大衆路線に熱中する友達から距離を置いた
風変わりな少年 トカゲが友達。
部屋の真ん中には ポップスターのポスターではなく
耳を切り落とした ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの自画像。
ロックを愛し 12歳でエレキギターを手にした。

現在46歳。

バリの刻み煙草 リズラ紙を舐めて 自分の手で煙草を巻く。
お気に入りのコンバットブーツ 今じゃ誰も履いてない。
90年代から履き潰し 灰色の下地が見えるほど。
6年着ているスエードジャケット 黒いサングラス
カーキ色のハット アクセサリーは全て思い出の品。
ハートのビーズ・ブレスレット 娘の手作り。
腕に巻いたバンダナ 息子の描いた似顔絵。 
インディアンの横顔をタトゥーに。
ベティー・スー 母の名をタトゥーに。
ジャック 息子の名をタトゥーに。
ウィノナ・フォーエバー 婚約後破局した元恋人の名前を
ウィノ・フォーエバー 酔っ払いに変えてしまう。

アメリカ人らしくない 鋭く 知的な 皮肉
イギリス的ユーモアの持ち主。
アナーキズムを武器に暴れ回るも
家族を持ってからは全てを達観し
もう下らない出来事に腹を立てるような事もない。
純粋 率直 優しい心と深い愛情を持った
名声欲に駆られる事のない シンプルな人間。

その才能だけは 他の人間には真似のできない魅力。

1987年 21 JUMP STREET 商業的TVドラマ。
マスコミからのアイドル扱い。 
ティーン雑誌の表紙を飾ることを 堕落の兆候とみなした。
主役をおろされるため なんでもやった。
暴言 狂言 気違いの演技。

クラッシュ イギー・ポップ デヴィッド・ボウイ
イメージとステータスを得るため カルト映画
クライ・ベイビー。

ティム・バートンとの出逢い ゴシックな寓話
シザー・ハンズ。

タイタニック インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア スピード
メジャー大作のオファーを かたくなに断った。

「アメリカは人を傷つけ、噛みつき、
攻撃する大きな歯を持った子犬のようだ。」

ハリウッドを退廃や堕落の同義語と考える姿勢は
アメリカの右翼的メディアの人々を怒らせ
ヨーロッパかぶれの役者と馬鹿にされたが、
それでも特別な感受性と信念を捨てなかった。

自分のやる事を、ビジネスと考えた事がない。
音楽をビジネスと考えられないのと同じように。
ギャラの良さで仕事は選ばない。
作品自身の価値を見極め
クリエイターの意志を見極め
選ぶ。
そして全身全霊の熱意で挑む。

演劇的バックグラウンドが全く無かったにも関わらず、
人を惹き付けてやまない非凡で複雑なキャリアを
自らの手でデザインしていった。

フィット感の追求 テニクニックを極めて
ひけらかすようなタイプの人間ではない。

突飛な個性 突飛な魅力
誠実さは常に アイディアを成功させた。

ただの思いつきと思えるものが上手く増幅され、
映画のテイストを定義づけるものにまでなってしまう。

主役であろうが 脇役であろうが
存在感はいつも大きい。
主役を食い シーンをカットされることも。

いつしか観客も制作者も、
彼の演技が脚本に書かれていたものよりもずっと面白くなる事を
期待するようになった。

ぶっとんだ役づくり 演じる本人に密着。
今は亡き異色の作家 ハンター・S・トンプソン。
本人の私物を借り 本人と住み 本人の作品を読破し
なりきる。

本人がいない場合 いる事を仮定して
なりきる。
メジャー映画の主役 ジャック・スパロウ。
自分の子供たちの為にオファーを受けた。
優雅な酔っ払いのような身のこなし
金歯 呂律の回らない話し方
アクセサリーを編み込んだドレッド。
全てが彼のアイディア。
この役づくりを知ったディズニーの重役が、
どれだけ胃を痛める思いをしたか。
「オカマっぽい」と演技をトーンダウンさせるよう指示するも、
彼は最後まで自分の信じた方法でやり遂げ、
予想を遥かに上回った成功を成し遂げた。

発音 口調 声のトーン 身ぶり 手ぶり 表情
思考 発想 価値観 性格 ユーモア 
ファッション 髪型 メイク 
意識の根底まで練り上げ その人物になりきる。
映画の水準を引き上げる 職人技。

マスコミやTVで語られる事には関心がない。
賞と名声を得る事にも興味がない。
しかしボス(ファン)が今後も自分の作品を観てくれるかどうかは、
常に気にしている。

世界中の芸術家 知識人 変人 ボス 家族
仕事 芸術 音楽 分厚い書籍
すべてを 愛している。 


幸運のおまじない ドチェスターのコーヒー・テーブル

2回叩いたあと 自分の頭も叩いた。


※写真 1993年ヴォーグ誌より。姪のミーガンと。
鬼才ブルース・ウェーバー撮影。


<Filmography>

●→観たことあるかDVDもってる
◎→観たことないけど観る意欲がある
○→観たことないしどうでもいい

○エルム街の悪夢 1984 
○マイアミ・ホット・リゾート 1985 
○プラトーン 1986 
●クライ・ベイビー 1990 
●シザーハンズ 1990
○エルム街の悪夢 1991 
○アリゾナ・ドリーム 1993 
●妹の恋人 1993 
●ギルバート・グレイプ 1993 
●エド・ウッド 1994 D
◎ドンファン 1995 
◎デッドマン 1995 
○ニック・オブ・タイム 1995 
○ザ・カンヌ・プレイヤー 1996 
◎フェイク 1997 
◎ブレイブ 1997 
◎ラスベガスをやっつけろ 1998
○GO! GO! L.A. Without a Map 1998 
○ビートニク 1999 
●ナインスゲート 1999
●ノイズ 1999
●スリーピー・ホロウ 1999
◎耳に残るは君の歌声 2000
○夜になる前に 2000
●ショコラ 2000
◎ブロウ 2001
●フロム・ヘル 2001
◎ロスト・イン・ラ・マチャ 2001
●パイレーツ・オブ・カリビアン 2003
●レジェンド・オブ・メキシコ 2003
○フレンチな幸せの見つけ方 2004
●ネバーランド 2004
●シークレット・ウィンドウ 2004
◎リバティーン 2004
●チャーリーとチョコレート工場 2005
●ティム・バートンのコープス・ブライド 2005
●パイレーツ・オブ・カリビアン2 2006
●パイレーツ・オブ・カリビアン3 2007
●スウィーニー・トッド 2007
○パブリック・エネミーズ 2009
●Dr.パルナサスの鏡 2009
●アリス・イン・ワンダーランド 2010

未見の映画も結構あるけど完全じょにーでっぱー。
ポスターなんて持ってないし貼る気もないけど。
こんにちはみなさん、さようなら。