私は40代で、これまでに

大きな偶然に驚いたことが

何度かある。人の縁は

不思議だ。意外なところで

人がつながることがある。

 

①。私が40歳だった頃、

教師として新しく赴任した

学校でのこと。管理職から

「あなたのクラスには

発達障がいを抱えている

元気な児童がいる」と

事前に言われていた。

私はその児童と実際に

会ってみて、「何だか

懐かしい顔をしている

お子さんだな」と思った。

その児童の家庭訪問に

伺った時に、その児童の

お父さんと対面すると、彼は

私が35年前に引っ越した時に

泣きながらお別れした、

幼馴染みだった。懐かしくて

彼と泣きながら握手をした。

 

②。自分が20代の頃に

塾で教えていた女子がいる。

その女子をMさんとする。

Mさんのおでこにはかなり

特徴のあるニキビがあって、

私の小中学校時代の友達の

S君のおでこにも、似たような

特徴的なニキビがあることを

思い出していた。そして

年賀状のシーズンに判明した

のは、MさんとS君がいとこ

同志ということだった。

MさんとS君は別々の県に

住んでいただけに、ビックリした。

 

③。今から約23年前に、

大阪府茨木市の路上に

栄養失調のガリガリの子猫が

いた。車にひかれそうだった

ので、私がその猫を介抱して

いると、同じくその猫を

助けに来てくれた女性がいた。

その女性と話していて、

彼女は長崎県諫早市で

私が幼少期に通っていた

オムライスが凄く美味しい

食堂の、おばさんの娘さん

だとわかった。

 

 

人の縁は不思議だ。これから

もいろいろありそう。