昨日、最寄駅の近くにある

QBハウスで散髪をした。

私を担当して下さったのは

快活で話しやすい40代

ぐらいのお姉さんだった。

初めに髪をどれぐらい

切るかの確認があって、

私は「暑くなってきたので

短めに切って下さい」と

お願いした。

 

私の髪のカットの途中で

お姉さんの手が止まった。

鏡の上でゴソゴソして

おられる。私が彼女に

「どうかしましたか?」と

聞いてみると、お姉さんは

「お客さん(私のこと)が

汗をかいているので、

扇風機を向けていたんです」

とのこと。お姉さんは

私の額の汗まで拭いて

下さり、ここでリラックス

して私達は少し雑談をした。

 

それから私は、少しの間

眠ってしまった。そして

目が覚めるとカットが

だいたい終わっていた。

 

鏡を見て愕然とした。

お姉さんが私の髪を

刈り上げまくっていて、

私の髪がドラゴンボールに

出て来たリクームみたいな

髪型になっていたから

である。

 

ろくでなしブルースで

たとえるなら石松。

パイナップル頭になって

しまった。

 

私がブログを拝読して

いる桃さんと、You Tuber

のヘライザーの言葉が

私の頭に浮かんだ。

「ヒィィィー!!」。

 

思てたんと違ぁーう!!

 

私の髪のカットを終えた

お姉さんが「豪快に

切りました~」と言って、

ケラケラと笑っていた。

座席の下には切り落とされた

私の髪の固まりが落ちて

いて、モップのように

なっていた。

 

リクーム頭が恥ずかし

かったが、私はお姉さんと

丁重に御挨拶を交わして

お店を出た。

 

非の打ち所のない円柱頭に

なった私は、リクーム頭で

約1.7キロの道のりを歩いて

帰った。恥ずかしかった。

 

 

 

 

禍福は糾える縄の如し。

 

昨夜は蒸し暑かったが、

髪の毛をゴッソリと

カットしてもらえたので

頭の手入れが楽になった。

頭がスッキリしたので、

昨夜はやけにグッスリ

眠れた。

 

そして、笑いながら

ベジータをボコボコに

したリクームを思い出し

ながら、豪快に髪を

切ってくれたあの

お姉さんに感謝した。

 

夏にリクーム頭は悪くない。