今日家に帰ると、高校時代の友人から

小包が届いていた。この友人は規格外

のセンスの持ち主で、昔からぶっ飛んだ

行動で周囲を楽しませてくれる。

 

友人から届いた小包には「忘れ物」と

書かれていた。小包を開封してみると、

そこには映画『ハル』(1996)のパンフ

レットが入っていた。私は学生時代に

この映画を観た。でも、パンフレット

がどこにあるのか、ずっとわからなかった。

 

この『ハル』という映画を私はとても

気に入っている。森田芳光監督の

素晴らしい作品で、深津絵里さんと

内野聖陽さんが若々しい。今のように

スマホのような便利なツールが

あれば、『ハル』のようなストーリー

は成り立たない。現在であれば、

いろんな手段を使って、海外にいる

昔の友人とさえ、すぐにコミュニ

ケーションを取れたりするからだ。

 

「ハル」と「ほし」の距離感が良い。

作中で両者が一度も直接会話をする

シーンがない設定は秀逸だ。まだ

観ておられない方には、ぜひ観て

頂きたい名作である。自分が内野さん

の立場だったとして、待ち合わせ場所

に深津絵里さんみたいな素敵な人が

現れたら、ビックリするだろうな。