今日は印象的なことが多い日だった。闘病中の

友人が以前よく読んでいたシリーズの本を借りる

ため、うちからはかなり遠いが大東市立西部図書館まで

車で行った。

 

この西部図書館は個人的に気に入っていて、

長椅子から見える外の景色がとてもきれいだ。

職員の皆さんも感じが良くて、ちょっとマニアックな

本も置かれている良い図書館である。

 

途中でマスコミの人達が沢山いるエリアがあった。

尋常ではない人の集まり方。私が図書館で本を借りて

から、そこまで歩いて行ってみると、おじさんが

いろんなことを教えてくれた。今ニュース沙汰に

なっている大阪共済詐欺事件、母親が8才の娘を

入院させて大金を詐取していた事件の現場がそこに

あった。

 

事件について調べてみたが、近所で美人で有名だった

というこの母親が、8才の娘さんにしてきたことは

悪魔の所業である。あまりに卑劣で、涙が出て来る。

そして虐待を疑う通報を受けた市役所の対応が非常に

マズいと思った。ただ1つ、この8才の娘さんが命を

落とさずに済んだことは救いで、これからお腹一杯に

なるまで食事をして欲しいと願っている。

 

 

私は西部図書館に戻って、車に乗って、末期ガンと

戦っている友人の元へ。私が以下のブログにまとめた

ように、私の友人は末期ガンという現実を受け止めて、

闘病生活を送っている。

 

「余命宣告の話」(2023.7.1)

「余命宣告の期間を越えて」(2023.7.13)

 

彼女はもう新聞も本も読めなくなってきているので、

彼女が好きだった本を私が読み聞かせのような感じで

読むようにしている。彼女の表情が良くなるので、

私の読み聞かせに何らかの効果があると信じている。

 

その最中に、末期ガンで闘病中の友人が突然大きな声を

出して、それから全く言葉を出せなくなった。医師の

先生の診断によれば、彼女は「脳梗塞」を起こしたという。

もう友人に意識はなくて、私と話をすることができない。

先日、彼女が私に言った「このプランターを捨てといて」

という言葉が、彼女が私に発した最後の言葉になった。

頑張っている彼女が声を失うなんて。こういう状況になって、

私は彼女に何ができるだろう?自問自答を繰り返している。