作業員達が流されたその夜

「すみません。やはり第2班の出動を要請します。

 数は1000程ですが至急派遣願いませんでしょうか?」

担当者「了解です♪」

と快く派遣要請完了を終えたのであった。


数分後

ピンクの作業服・・・というよりは宇宙服のような感じで

重装備された隊員達が2艘の船により到着した。

その数

1000ちょうど

顔はヘルメット装着で見えないが

いかにも訓練された兵隊のような雰囲気を醸し出している。

隊長「トウチャク。ジッコウスル」

「お願いします」

そういうと一糸乱れぬ隊列で岩目掛けて突進したのだった。


彼らは重装備の服を着ているだけで

防具は一切もたない。

その身一つで岩を溶解する力をもつのだ。

そして

もちろん2度とは戻ってこない。

この現場に僕が赴任してから3日目

見慣れた光景ではないにしろ

不思議と彼ら(第1班・第2班の連中)が戻ってこないことは

直感的に分かっていて

戻ってこない事を悲しい事などとは思いもしなかった。


彼らが突進して6時間あまり

液体に化した岩が亀裂から押し流されていく。

そこにはもう第2班の姿はない。

彼らは役割を果たしたのだ。


が・・・・

そこにはまだ頑なに居続ける岩が存在していた。

「一体いつになったらこの戦いは終るんだ・・・」

安堵は一瞬にして戦慄に変わり

僕は再度派遣の要求をするため事務所に足を向けたのだった。