『辛い中お話いただいてありがとうございます……
あと、被害者の前野さんですが…』
日「無事だったんですか?」
『いえ…残念ながら…』
日「……そうですか…」
「………………」
『お話は以上です。忘れるのは難しいかもしれないですが…
私から言えるのは、今回の件でお二人が辛い思いをするのはあってはならない事なので…
今後の精神的なフォローも込めて何かありましたら遠慮なく仰ってください…』
「……はい…」
『月並みな事しか言えませんが…
お二人が気を病むことはないですから…』
日「…ありがとうございます」
刑事さんにココ最近の出来事とさっきの事件の真相を話した
まさか自分の人生で刑事さんと関わる日がくるなんて誰が予想しただろう
話の間中ずっと俯いていた最愛の恋人
ぎゅっと握られた拳が震えている
そりゃそうだ
人間誰しも大切な人の死を受け入れるのは容易な事ではない…
1度は恐怖を与えられ、傷つけられた相手…
だけどもそれが自分に恩恵のある人ならば、憎めないのが普通だろう
前にも彼女の大事な友達が、人生苦を原因に自ら命を絶ったことがあった
その時も精神的なフォローを怠った自分のせいだと苦しんでいた
そんな彼女の目の前で…また大切な人が彼女の盾になって命を落とした
もう…あんな苦しそうな顔した泉なんて見たくない
ギュッ
「……みつひろ…?」
日「生きてこ…」
「え?」
日「前野さんに守られた分、2人で前野さんの分まで…生きてこ…」
「……うん…そうだよね…」
日「泉ばっか辛い思いさせたくない…俺にもその悲しみ分けて?」
「……ありがとう」
チュッ
「……ん」
日「もっともっと…」
チュッ
「……ん…////…ここ会社なのに////」
日「いいやん( *´꒳`*)」
「……ありがとう、光啓だって辛いのに…」
日「いいんだよ……お互い様だから…」
少し正気に戻った彼女を思い切り抱きしめた
「…ん…っ…あ…////」
日「はぁ…あっ…」
「はぁんっ…ん…もっ…イクっ…」
日「ぅっ…俺もっ…あぁっ…」
帰ってきてからは出来るだけ泉を1人にしないよう、制作もやめて2人でリビングで過ごしていた
まあ、こんな時に制作なんてとても出来やしねぇけど…
気分が落ちないよう自分たちのLIVEのBlu-rayを見ては、西島が繰り出す変顔やしょうもないボケのオンパレードで笑ったり…
そのうち何となくの触れ合いでも1度柔らかな感触に触れれば自然と気持ちも高ぶる
軽いキスから濃厚なキスへと変わるともうオスの本能が俺の体を支配する
今日起こった悪夢と恐怖感をぬぐい去るように求めあって感じ合う…
自分の中の熱いものを吐き出すと、ぐったりしながら抱きついてくる愛しい存在
守っていかなきゃ…
前野さんが今まで大切に大切に育ててきた彼女を、俺の命に変えてでも…
何よりも…
もう誰かを失う悲しみが彼女に降りかかることのないように…
日「愛してるよ…泉」
「うん……大丈夫、ちゃんと幸せだよ?」
日「そっか…」
「ありがとう」
日「ん♡」
「ふふっ……チュッ…」
日「おっぱいにムスコが反応してるからもう1回戦~♡」
「////………えっち/////」