日「じゃあ、行ってきます」



「あ、そうだ!今日この後市川の実家に持っていくお菓子買ってこようと思うんだけど、和菓子と洋菓子どっちがいいかな?」



日「別にいいのに~(笑)」



「ダメー!ちゃんとしときたいのっ(๑ ー̀εー́ ๑)」



日「そっか(笑)母さんは洋菓子の方が好きだったはず」



「洋菓子ね…あ、こないだ勇希ちゃんから教えて貰ったお店行ってみよ♡」



日「じゃあよろしくね( •ω-  )☆」



「うん、行ってらっしゃい(^^)」



日「ん…(๑˘ ³˘๑)」



「ふふっ♡」




チュッ




日「行ってきます(^^)」












『ありがとうございましたー』








いいのあってよかったな…



焼菓子のアソートを買ってちょっとカフェで休憩して、宇野ちゃんと電話で喋って気付けばお昼を過ぎていた



今日は大晦日だけあって人が多い



人を避けて路地を抜けると会社の近くまで来ていた



「ついでだし近くでマネジメント部のみんなに差し入れ持っていこうかな」



ちょうど会社の近くに新しく出来たタルトの専門店が気になるって栗ちゃん言ってたし、持って行ったら喜んでくれるかな(^^)




『いらっしゃいませ~』




このチョコタルト美味しそう…



光啓チョコレートケーキ好きだし、2人で食べたいな♡



「こっちのホールのフルーツタルト2つと、チョコレートタルト2つ」



『かしこまりました~』









「お疲れ様でーす」



木「吉井さん!?どうされたんですか?」



「木村くん…特に用はないんだけどね(^^;)たまたま近くを通りかかったからみんな元気かなって寄ってみたの…これ、差し入れです(^^)」



木「ありがとうございます!あ、噂のお店行かれたんですね」



「うん、あんまり並んでなかったしね…てか木村くん社内なの?」



木「今日は日高さん雑誌のインタビューと撮影だけなんで佐藤さんがついてます…すぐ地下のスタジオにいますけど会いますか?」



「ううん、大丈夫だよ…邪魔しちゃ悪いし」



木「そうですか?あ、栗原さん今来客中なんですよ…これ頂きますね」



「うん、みんなで食べて~私はもう帰るから(^^)」



木「送っていきましょうか?」



「いいのいいの、木村くんも仕事中でしょ?大丈夫だよ」



木「そうですか…気を付けてくださいね…吉井さんに何かあったら日高さん怖いんで((((;゜Д゜)))」



「あはは!大丈夫だよ、ありがとう!お疲れさま~」





家まで歩いてもいいけど、タルト早く冷蔵庫入れないとなー…



「タクシー使おうかな…」



タクシー乗り場に移動しようとした時…




ガサッ



「!!………ん??」




落ち葉を踏んだような音



それにどこかから視線を感じる…



振り返ったが誰もいない…





「気のせいかな……」









そのあとは何事もなく家についた



それにしてもさっきのは何だったんだろ…






些細なことかもしれないけど、光啓に言った方がいいよね…