日「栗ちゃんっ!」



栗「あ、おはよう日高くん」



日「おはようございます…あのさ、今日何時までいる?」



栗「今日は木村くんの溜まりに溜まった仕事を手伝うから8時まではいるつもりだよ」



日「そっか…夕方の打ち合わせここでするし、終わったらちょっと相談があるんだけど…」



栗「…何となく検討つくよ」



日「さすが敏腕チーフマネージャー」



栗「あら、お世辞ありがとう(^^)」



日「お世辞じゃないし(笑)」



栗「打ち合わせ終わったら連絡ちょうだいね」



日「うん、よろしくね(^^)」











栗「お疲れ様、コーヒーでいい?」



日「お疲れ様です。うん、ありがとう」



栗「泉ちゃん、どうしてる?」



日「昨日はちょっと吐き気がひどかったみたいだけど、今朝は体調良かったみたい…まだ安定はしないけど」



栗「佐藤さんから聞いたけど、薬が身体に合ってないみたいだね…」



日「うん、それで抑うつ剤も処方されてるよ。今度俺も一緒に検査行って薬変えてもらおうって話してる」



栗「頼もしい旦那さんだね(笑)」



日「あ…////」



栗「相談ってそれでしょ?……いいよ、結婚」



日「栗ちゃん…」



栗「今の泉ちゃんには日高くんが必要だと思うし、日高くんにも泉ちゃんが必要だよ……遅刻しなくなったから(笑)」



日「それは俺も思う(笑)」



栗「いつしたいの?」



日「急ぐわけではないけど、泉の体調が安定して、精神的にも快方に向かいだしたら籍だけでも先に入れたいかな…」



栗「来週部長が大阪支社から帰ってくるから、そこ狙って報告しましょ…


泉ちゃんの回復を待って社長に最終の報告して文書出してもらおう」



日「うん…よろしくお願いします」



栗「結婚式は呼んでね(笑)」



日「忘れるわけないよ(笑)」



栗「じゃあ、私そろそろ戻らないと」



日「ごめんね、仕事中に」



栗「大丈夫だよ(^^)じゃあね、お疲れ様」



日「お疲れ様です」






キィッ





日「…西島か、お疲れ」



西「おつかれ~」



日「ここで飯食うのかよ」



西「時間ないからここで食べてって的場ちゃんの指示なわけ」



日「疲れてんな~お前(笑)仕事しすぎなんじゃねーの」



西「お前に言われたくねー(。-_-。)」



日「ははっ(笑)そうだ、これやるよ」



西「冷めてんじゃん(๑ ー̀εー́ ๑)」



日「さっき栗ちゃんから貰ったんだけど飲み損ねたんだよ」



西「まぁ有難くもらっとくわ……結婚の報告してたん?」



日「まだみんなには言うなよ?(。-_-。)」



西「分かってるよ…何かさ、俺らもそんな歳なんだな」



日「そりゃな、もう30超えてるからな」



西「秀太も沙樹ちゃんと秒読みだしな…リーダーもなんだかんだ言って時間の問題みたいだし」



日「秀太の場合は慎重にタイミングみていかないと色々問題出てくるしな…あいつも大変だな」



西「でもこないだ沙樹ちゃんに会ったけど幸せそうだったわ」



日「二人分の人生背負う覚悟したんだ、かっこいい奴だわ…あいつ」



西「俺もちゃんとしなきゃな…」



日「栞里ちゃんと付き合ってんの?」



西「うん…なんか楽なんだよね、一緒にいると」



日「おっとりした感じだけどサバサバしてんもんな…さすが泉の友達(笑)」



西「ははっ確かに(笑)」



prrrr…



日「あ、泉からだ…じゃあな~お疲れ~」



西「お疲れ」






栗ちゃんに相談した事でこれから確実に話が進んでいくだろう…




これでいい…




泉を…

何よりも大切な人を一生かけて守れるなら…






迷いなんかひとつもない