『忘れ物ないね?薬飲んでから2時間経ってる?気分悪くない?』



「大丈夫(^^)さとちゃん最近心配性になったね(笑)」



佐「常に無理してハラハラさせてくれる誰かさんのせいですよ~(。-_-。)」



「あ、ごめんね(^^;」



佐「さ、タクシー待たせてるから早く行こう」



『あ、吉井さん』



「井本さん、お世話になりました」



井「いえ、お大事に~(^^)イケメン彼氏によろしくね~」



「はい/////」



井「照れちゃって可愛い~(o´艸`)」



「じゃあ行きますね////ありがとうございました」



井「無理しないようにね、お大事に~」
















1週間の入院を経て東京に戻って自宅療養へ

新幹線に乗ると窓側に座る




今頃、光啓は北海道だよね…




「今から東京戻ります。体調はいいから安心してね」




光啓に連絡を入れて視線をふと窓へ視線を向けるとまだよちよち歩きの小さな子どもと、その手を大切そうに繋ぐお母さん…




子供が手を振る先には今まさに自分が乗った新幹線から降りてきたお父さん…




微笑ましくて…でも今の私にはすごく眩しくて…




気づけば涙が出ていた




私の様子に気付いたさとちゃんがそっと手を握ってくれる





佐「ねぇ、泉……少し、仕事休もうか…」



「え?」



佐「実はね、モデルの専属が今月末で切れる事になったの…あとAAAの方も…こないだ録った曲、発売白紙になったし…」



「そうなんだ…」



佐「これを機に少し休もう?

……大丈夫だから…戻る場所は必ずあるから…心配しないで、今は心から元気になる事だけを考えよ?」



「うん…でも、さとちゃんは?もうマネージャーじゃなくなる?」



佐「私は泉がこの世界にいる限り泉のマネージャーやるよ(^^)休んでる間は泉の仕事調整しながら、西島くんをメインに他のメンバーのサポートすることになりそうだよ」



「そっか…よかった…」



佐「不安になったらいつでも頼ってくれていい、誰よりも近くに日高くんだっている…大丈夫だよ」



「ありがとう…お願いします」



佐「薬効いてきてしんどくなってきたでしょ?少し寝たら?」



「うん…そうするね…」







仕事がなくなるなんて今まで考えた事もなかったな……




また…みんなの元に戻れるのかな…




ファンのみんなは待っててくれるかな…













ピロンッ



泉、今から栗原さんのケータイから電話かかってくるから出てね!




え…栗ちゃんから……?




prrrr…




「早っ∑(๑º口º๑)!!……もしもし…」




ザワザワ




ん?何かザワついてる?




『せーの!』



「「「泉ちゃん退院おめでとう~!!」」」



「え?!え?…え?」



日「いやいや、え?って何回言うの(笑)」



『泉さん、ケンスケです!元気ですか~?』



「え…元気です」



日「さては状況分かってねーだろ(笑)

FLYERSのみんなが泉の退院お祝いしたいって~」



「「「おめでと~!!」」」



「ありがと~みんなぁ~(இдஇ; )」



日「はは!泣くな泣くなー(笑)」



「むり~(இдஇ; )」



日「あははは!今何してたの?」



「今は…家で寛いでた」



日「ははは!まんまやん、可愛いなぁ♡」



「「「きゃーっ♡」」」



日「えーなんか変な事言った?俺」



マ「言った言った(笑)電波越しにいちゃつかないでくださいよ~」



「あはは、相変わらずだね(笑)」



日「じゃあみんな早く戻ってきてね~って言ってあげてくれる?せーの!」



「「「早く戻ってきてねー!!」」」



「ありがとー!頑張って治します」



日「じゃあ名残惜しいけど切るよ~」



「FLYERSのみなさん、引き続き盛り上がっちゃってくださいね」



「「「ィェー!!!」」」



日「じゃあね~!」







みんな…心配してくれたんだよね




ホントに暖かいな…SKY-HI一派のみんなもスタッフのみんなも




ありがとう…