西「落ち着いたか?」
日「うん…ごめん、ふたりとも」
浦「謝んなくていいよ、状況が状況なだけに無理もないよ」
西「あんなん聞いたら俺でもパニックなるわ…」
日「俺の前から…居なくなると思うと怖くなって…」
浦「大丈夫だよ、いつも前向きな泉だから…信じて待とう」
西「とりあえずみんなの前までとこ戻ろーや」
ゥィーンッ
栗「よかった…日高くん落ち着いたみたいだね」
日「ごめん。」
佐「泉なら大丈夫だよ、きっと…信じてあげてね…」
日「そうだね…」
『あ、落ち着かれましたか?』
日「すいません、取り乱してしまって…」
『いえ、びっくりしますよね』
日「ほんとすいません…」
『吉井さん、今は心拍も戻って安定してますので安心してくださいね。
手術が終わり次第執刀医の方から先程の事も含めて説明ありますので…』
『藤田さん、吉井さんのご家族連絡とっておいてくれる?』
『分かりました』
佐「あの、ご両親ならすぐ連絡とれますけど…」
『助かります、今後の治療の件でお話させてもらいたいのでこちらに来てもらうように伝えていただけますか?』
佐「わかりました」
『助かります(^^)』
栗「あの、その話私とその佐藤も同席させてほしいんですけど…会社代表として、仕事のスケジュール調節の関係で…」
『かまいませんよ(^^)』
栗「ありがとうございます」
『では後ほどご案内します』
日「………栗ちゃん」
栗「ん?」
日「俺今日ここ泊まっていいかな…帰るの明日だし……」
栗「いいよ(^^)」
佐「今的場さんからメールきたんですけど、明日も午前中は交通機関乱れる可能性あるそうなんで新幹線遅延等気をつけてください…だそうです。」
栗「そっか…じゃあ、とりあえず日高くんはここに泊まるとして、みんなの宿探しだね」
宇「大丈夫?風、めちゃくちゃ強くなって来てるよ」
與「ほんまや!窓メキメキ言うてるで…」
ウィーン
佐「あっ…」
『外科の牧野です。お騒がせしてすみませんでした。今後処置してますので10分程で終わりますよ(^^)』
日「こちらもお騒がせしてしまいまして、すみませんでした////」
『いえいえ、後ほど執刀医の西川よりお話させてもらいますね…麻酔は後1時間程で切れますのでお話も可能ですよ(^^)』
日「はい…」
程なくして泉の手術は終わり、穏やかに眠る彼女は病室へと運ばれて行った
佐藤ちゃんが泉の両親に電話すると、30分程で到着
実家には住んでない弟の翔にも話は伝わったようで、すぐに駆けつけてきた
そして栗ちゃん佐藤ちゃんは泉の両親と翔と共にカンファレンス室へ
俺達は泉が運ばれた病室へと急いだ
西「めっちゃ平和そうな顔で寝てるやん(笑)」
日「ったく、こっちの気も知らねぇで(笑)」
浦「ほんとに1回心臓止まったやつの顔かよ(笑)」
末「でも、よかったな…無事で」
宇「だね…あんな日高くん初めて見た」
與「俺もー(笑)」
日「もう言うなよっ/////」
西「まぁ、あんな展開なるとは誰も思わんって」
浦「確かにね…みんな知らないだろうけど、日高がパニクってた時この人も秘かにパニクってたから(笑)」
宇「誰も見てないから言わなきゃみんな知らないままだったのにぃ~何で言うかな~(๑ ー̀εー́ ๑)」
日「お前ww自分のパニクってた様をなかったことにする気やろ(笑)」
宇「はて?(。・ω・。)」
浦「まぁ…とりあえず、一安心だな」
日「泉はまだこれからホントの苦難があるけど…」
末「それはお前が支えてやれよ、俺らも精一杯するけど…」
浦「そうだな、精神的なもんは旦那様じゃないと解決出来ませんから」
日「旦那って////」
浦「する気なんだろ?結婚」
日「そのつもりだけど…」
末「ならいいやん、早い事木村くんに相談しとけよ?」
日「そうだな…」
みんなとのやり取りで気持ちが固まった
泉を…俺の人生最後の女性にしたい…
早くあの花のような笑顔がみたい…